初めての黒笠山に津志嶽から縦走で登る、その6、岩場を何とかやり過ごし山頂へ

岩場の右手(北側)はぱっと見、厳しそうな感じだったので、左側を巻いたのですが、ワタシ的には何とかいけそうだな~と思ったので、そのまま進みます。途中で、岩を回り込むような場所があって、これがちょっと厳しかったですが何とかクリア、後続のRさんは?と思って呼んでみましたが返事がないので、どうしたのかな?と思ったら苦戦していたようです。岩場を巻くところも、ザックとストックが邪魔になるというので、ザックとストックは先に私が預かって、Rさんも何とかクリア。その後も、足場があまり良くないところを木に頼りながら稜線へと復活しました。

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↑岩場の南側を巻いて、稜線へと登ってくるRさん。

この岩場が地図中に記載がある1618m小ピークなのでした。

ここまで来たら、白井からの登山道まですぐです。

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稜線に復活したら見えてきた山は、黒笠山のようですね。

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こちらは進行方向右手に見えていて、どうやら矢筈に登る途中のピークが見えていたようです。

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稜線に出てすぐに展望が少し開けた場所があって、これは南側なのでどうやら塔の丸とか剣山系が見えていたようですが、ガスが下りてきていたので、この時はどこなのかよくわかりませんでした。

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yamapの地図を見ると、この下りを下り切ったら登山道に合流するはず。

下り道は、シカが多いのか、いっそう荒れて雰囲気になってきました。

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大きなミズナラの木があって、中が空洞になりかけていますが、直径1m半はあろうかという巨木です。

まだ生きています。

この巨木の横を通過したのが13時56分。

そして、その3分後に、登山道と合流しました。

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↑合流したと言っても、何の印もないです。

地図で位置確認したのと、ここから登りが始まるので、それでわかります。

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↑下山の際に撮影しました。

大ブナの向こうに見えている尾根から下ってきたわけです。

大ブナのある辺りは、白井からの登山道です。

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↑これはもう登山道を登っています。

明確な道になっているので、やはり歩きやすいです

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↑こんなところも乗り越えていきますが、登山道に出たとたん、赤テープがちゃんとあります。

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↑14時18分、稜線に出たら久々に道標というものを見ました。

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ここから矢筈には3キロちょっとですか。

石堂山にも、そういえば、黒笠山への距離が書いてある道標がありました。

5キロぐらいなら歩ける範囲ということですね。

この後、稜線を南へと歩きます。

4月末に登った大登岐山と雰囲気が似てますね。因みに大登岐山は土佐のマッターホルン、黒笠山は阿波のマッターホルンらしいです。

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↑ロープ場が出てきました。

ロープ場があるところは大登岐山と違います。

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ストックはデポしてロープ場に臨むRさん。

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まずは最初のシングルのロープ場。

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背景が素晴らしい・・・・

高度感ありありです。

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↑最後のダブルのロープ場です。

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↑14時34分、山頂に到着しました。

本日初めての1700m台です。

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津志嶽から歩いてきた稜線が見えています。

よく頑張りました。

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こちらは、塔の丸方面のようです。

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10年ほど前に単独で塔の丸に登った時に眺めた黒笠山。

塔の丸から見るとまさに阿波のマッターホルンです。

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最初はガスっていた矢筈方面への稜線も、下山する頃には晴れてきました。

時刻も決して早くないので、早く下山しなければと思いながら、おやつを食べたり飲み物を飲んだりしながら、ついつい展望を楽しんでしまいました。最後に各自で記念写真を撮ったら、さぁ、下山です。

あとは下るだけ~~。

コメント

keitann様 黒笠山の最後の部分はナルホド、等高線が緻密で地図上でも確かに岩石帯になっていて、ロープが垂れているのはそこに相応しい現実だったのですね。
地図を見ただけではロープまでは表記しませんからね。
とにかく無事に歩き通してこられて、大きな満足だったことでしょう。
途中の稜線も人通りの極めて少ないところのようで、そういうことがアリアリと判るような画が並びました。
マッターホルンも日本に持ってくると随分人懐くっこい姿ですね。

ぶちょうほう様、こんばんは。

黒笠山は、私が山歩き復活したころから「阿波のマッターホルン」と言われている山
だぐらいは知っていました。なぜか今まで縁がなく登ってなくて、またRさんも最初に
登った時の印象が厳しかったので、二度と行きたくないと思っていたそうです。
今回は、たまたま車のデポが簡単なことに気付いて、縦走が実現したわけです。
ロープ場は私も知りませんでしたが、私自身は岩場もロープ場も割と好きな方です。
何より展望が素晴らしくて、晴れていたらどんな絶景が見られたかと、ちょっと残念です。
登った後は、達成感の得られる山ですね。

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初めての黒笠山へ津志嶽から縦走、その5、未知の稜線は素晴らしい森でした

初めての黒笠山に津志嶽から縦走で登る、その7、荒れた登山道を何とか下りました