5月10日の皿ヶ嶺散策ではクマガイソウも見られた

春の皿ヶ嶺には毎年、2度は訪問したいところです。

今年は4月下旬に訪問した皿ヶ嶺があまりにも早春の様相を呈したいたので、5月10日に春らんまんの様子を見たくて、ひとりで二度目の皿ヶ嶺に行ってきました。一番の目的は、4月下旬に行った時に固い蕾だったヤマシャクヤクの咲いたのを見ることです。この春はヤマシャクの咲いているのをまだ見てなかったのです。

P5105571

↑訪問した日が前日は雨だったので、朝のうちはなかなか綺麗な開花が見られず、苦心しましたが、帰るころには綺麗に開いた花が何とか見られました。

P5105322

↑ユキザサも花の時期がちょっと遅いので、スミレやネコノメソウの仲間が沢山咲いているときにはまだ咲いてない花です。今回は咲き始めていました。

P5105333

皿ヶ嶺のユキザサは株も多くて見ごたえがあります。

P5105356

林道沿いでは綺麗に咲いていたミツバツツジに代わって、ヒメウツギが咲き始めていました。

4月は鮮やかな色の花が咲きますが、それが5月になると白い花が途端に多くなります。

P5105493

シコクカッコソウも前回よりはたくさん咲いていて、あっちでもこっちでも可愛いピンクが見られました。

P5105496

色の鮮やかな個体が多い群落。

P5105459

ラッキーなことに、クマガイソウも咲いていました。

クマガイソウもほかの花が一段落したころに咲きますから、これを見るためには5月半ばぐらいに行かねばならないですが、これは別場所で咲いていたものです。

P5105386

オモゴウテンナンショウも見ることができました。

愛媛の絶滅危惧Ⅱ類です。

P5105415

ラショウモンカズラも5月にならないと咲かない花です。

P5105494

スミレの仲間で咲き残っていたのは、このシコクスミレとタチツボスミレぐらいでした。

エイザンスミレはかろうじて一輪だけ咲き残っていました。

P5105435

前回は全然見なかったのに、今回は嫌というほど見たのがヤマウツボ。

全部で20株はあったでしょう。

P5105417

木々は芽吹きも終わって、緑の割合が多くなっていました。

P5105395

皿ヶ嶺では初めて見かけたミツバウツギです。

P5105420

大木に着生しているヤマブキソウも前回は一輪も咲いてなかったのが、今回はこんなに咲いていました。

P5105519

最後に、おしゃべりするようにさえずっていたソウシチョウです。

くちばしが開いているので、囀っている最中だったようです。

皿ヶ嶺は一人で来ても安心して歩ける、女性にはピッタリの花の山ですね。

コメント

コメントを投稿

大森・佐々連尾でアケボノを見る、その6、下山はピンクと青空で幸せでした

蒜山3座、花の縦走、2025、その1、遅い時期の訪問を心配しながら登る