春に初めて登る、雲辺寺の遍路道、その4、シロモジの花とクロモジの花
標高は600mを超え、もうちょっとしたら、尾根の南側をトラバースするようになります。
それまでは地味な道をひたすら登ります。
すると、目の前に白い花。

↑シロバナウンゼンツツジが咲き始めていました。
この小さな白いツツジは阿讃県境には良く咲いているのですが、雲辺寺ではあまり生えてないのか、ここで見ただけです。

十丁までやってきたら、廃仏毀釈のせいなのか、石仏が割れています。
所々でこういうのを見かけます。

標高700を超えると、さすがに植物もちょっと高い山に生えるようなものが出てきました。
これはホウチャクソウですが、花はまだ先のようです。

雲辺寺まで残すところ1.7kmとなりました。

秋に咲く花も芽出しをしていて、これはヤマジノホトトギスのようです。

やがて尾根の南側をトラバースするようになって、阿讃県境の尾根が見えてきました。
あれを歩いたのは3年前のこととなりました。
ピンクが見えるのはどうやら山桜が咲いているようですね。

↑シロモジの葉が出てきました。
葉が展開したのは今季初で見かけました。
この三裂した葉を見たら、シロモジに間違いないです。

すぐ傍に花つきの良い木があって、満開です。
シロモジの花は、黄色というより、私には緑色に見えます。

近づくとこんな花です。

うまい具合に、すぐ近くにクロモジの花も咲いていました。
花を見てもかなり違いますね。

ナツトウダイが出てきて、ちょっと久しぶりで見たなぁと思いました。
香川の山で見かけることは珍しくて、愛媛の高い山でよく見ています。

ヤマルリソウの咲き始めも出てきました。

これはキバナアキギリの芽吹きの様子です。

ツルシキミの花。

これはカラマツソウの仲間の芽生えでしょうか?
ちょっと自信がありません。

ここまで来たら、ナガバタチツボスミレの初々しい花が出てきました。
すでに標高は800mを超えています。
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