快晴無風、大展望だった剣山、その2、石鎚山系まで見えている
神社までの階段を登り、一応、無事に下山できることを祈ってお参りします。
お参りした後に後ろを振り返ると、なんと、神社からすでに剣山系が見えるんですね。
↑ベンチの上にはどなたかが作った雪だるまが・・・・
登山道は最初から雪が沢山積もっています。
先行されたTさんはどうやら顔見知りの方と話されているようです。
登山道の入り口で、何やら撮影されていると思ったら、こんなところにヤマガラ君がいました。
この近くで餌付けしているようです。
里山ではよく見かけるヤマガラですが、剣山で見るのは初めてでした。
この日の温度計は−3℃を指していました。
アイゼンをつけたりするときも手がかじかむということもなかったし、この日は暖かくなりそうです。
私は手袋も横着してつけていませんが、特に手が冷たいということもありません。
夏にはこんなところに祠があるなんて、気づきませんが雪は余分なものを全部隠してくれるので、祠が良く目立っています。
リフトのトンネルはあまりにも雪が多い時はトンネルの上を歩くそうですが、この日はトンネルをくぐります。
ただし雪が積もっているので、天井に頭がつかえそうで、歩きにくかったです。
山なみの向こう側に、白い山が見えているのは矢筈方面かな?
最初は緩やかな登りなのですが、それでも買ったばかりの10本爪のアイゼンが雪の上で滑りそうになります。
Tさんに「アイゼンつけてるのに、滑ってるじゃないですか?」と言われました(^^;)そうなのです、以前のアイゼンは気持ちよく雪をつかんで楽に登れていたと思うのに、滑るってどういうこと??
もう年も年なので、いまさら12本爪も要らないと思い、10本爪のアイゼンにしたのだけど、どうやらこのアイゼンはツメが短いのではないかと思います。
雪の上に木々の影が長く伸びて、今年もこんな光景が見られました。
後から来られる人には、皆さんに追い抜いてもらいました。
お日様が正面から照り付けて、2枚しか着てないのに、もう汗が流れます。
空は真っ青で、これで霧氷が着いていればいうことなしなんですが、うまくいきませんね。
岩場を巻くところに差し掛かります。
これを通過すると、眺めがよくなるはず。
案の定、真っ白な次郎笈が見えてきました。
これほど真っ白なジローさんは初めて見ました。
夏や秋もいいけど、冬場の真っ白な次郎笈は一段と格好いい・・・・
西島のすぐ下まで来たら、剣山系が一望できますので、しばし眺めてしまいました。
どうやら石随山系も見えていますね。
望遠すると、石鎚も葉切りと見えます。
石鎚、瓶ヶ森、笹ヶ峰…それぞれの山容がはっきりわかるほど空気が澄んでいます。
そのすぐあと、何やらいいると思ったら、登山道のすぐ下に数匹のシカの群れ。
私たちが通っても逃げる気配もなく、木々の皮をかじっています。
「剣山のシカは逃げないよね」と誰かにお聞きしたことがありましたが、ほんとなんですね。
塔丸のシカは逃げたし、剣山以外で見かけるシカは逃げると思うのですが・・・
高松の街も見えていて、その向こうに小豆島も見えます。
剣山から小豆島を見たのは初めてだと思いました。
肉眼では伯耆大山らしき白い盛り上がりも見えたのですが、残念ながらカメラで撮影しても確認できるほどではありませんでした。
↑10時13分、西島に着きました。
もちろん、展望所まで急いで向かいます。
素晴らしい眺めに言葉を失います。
これが冬の剣山には4度目でしたが、今までで最高の眺めだったのは言うまでもありません。
↑Rさんが撮影してくれました。
良い記念になります。
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