雪の笹ヶ峰南尾根に登る、その4、山頂方面が一瞬、青空に、でも裏切られる
素晴らしい眺めに、なかなか進めません。
↑チチ山方面でしょうか。
青空背景だと霧氷も綺麗ですね。
白いサンゴ礁だらけ・・・
そのうちに、山頂方面のガスが取れてきました。
時刻は11時48分
けれども、勾配がきつくなってきて、おまけに雪も深くなってきました。
登山どの真ん中は雪が深いのか、トレースがササの上についてます。
実際、ササの上の方が体が沈まないので、まだましに歩けます。
西を見ても綺麗・・・・
きついのですが、こんな綺麗なところは何としても写さなければ・・・
もうAさんの姿が見えなくなってきました。
この辺りが最高に青空が良かったですね。
そのうち、ガスってきて、おまけに雪がもっと深くなってきました。
ここは山頂直下の灌木帯です。
後ろからくるRさんも膝ぐらいまでの雪と格闘しています。
ところどころ、足を50センチほども上げないといけない場所があって、足の短いものには大変です。
仕方なく、細いツツジの枝を掴んだりします。
もうそろそろ稜線に出た頃かなと思うのですが、ルートが東に向いていきます。
上の方に、二人の人影が見えました。
あそこが山頂ですね。
でも、雪があるので、歩くだけで精いっぱいです。
凍てつくような光景ですが、実際、風が強くなってきて寒い・・・・
結局、山頂には12時半に到着したようです。
まずは、先行者の方にトレースのお礼を言いました。
途中で先に行っていただいた単独男性の方です。
待ちくたびれてお腹を空かせていたAさんは、私たちを待っている間にパンを食べてお昼を済ませたようでした。
↑笹ヶ峰の山頂は9年ぶりなので、とりあえず、一等三角点を囲んで皆で記念撮影します。
私のスマホは、あまりの寒さのためなのか、シャットアウトしてしまい、ログが取れませんでしたので、山頂にいる間にモバイルバッテリーを繋ぎました。
その後、風を少しでも避けて、お昼にしました。
寒いので、座ることもなく、ほかの人たちは立ったままおにぎりやパンを食べているようです。
が、私は、途中のコンビニで買ってきたカップカレーうどんにお湯を注ぎます。山専ボトルは私のは0,9リットルも入る大きいもので保温は抜群だし、これを作らないと何のために重い目をして担ぎ上げたかわからないですから。
Tさんに「ちゃんとカレーうどんができるんですか?」と疑われましたが、ちゃんと熱々のかれーうどんになりました。
昔はずいぶん寒い目に遭ったので、冬の山で少しでも暖かくするというのがモットーです。
指など、撮影のためにすでになる時間が長かったので、凍えてしまっていて、これをカップうどんのカップを持つことによってあっためました。
いかにも寒そうに凍り付いた山頂の祠。
この日は山頂は−5℃だそうで、風があったので、体感温度は−10℃ほどだったとか。
↑2006年12月撮影、笹ヶ峰の祠
この時はそれほど寒くなく−2℃でした。
↑2009年2月撮影、笹ヶ峰山頂
この時はどういうわけか、めちゃくちゃ暖かく、お昼寝でもできるぐらいでした。
なので、私が今まで登った冬の笹ヶ峰では、今回がいちばん寒かったです。
一瞬、青空が出ると綺麗なんですけどね。
そのうち、ふと下の方を眺めると、だれか登ってきています。
どうやらその格好から、2年前に御来光の滝の下りを御一緒したKさんだとわかりました。
薄着のKさんは、なんと山シャツだけ、それに手は素手です。
ダウンは持ってるんですか?とお尋ねすると、持ってますよとのことでしたが・・・
手はちょっと弱いんですよねと仰る割にはずっと素手でシャッターを切っておられました。
Kさんは三脚を持参されていたので、お願いして記念撮影していただきました。
Kさんと厚手のダウンを着ている私とを比べていただくと、Kさんの薄着が良くお分かりになると思います。
下りは雪があるおかげで、足元は楽でした。
少し下ったら、登りでは見えなかった寒風山が見えてきました。
この日は午後に寒風山にいた人がラッキーだったでしょうね。
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