ワイルドに遊んでみた前山登山、その2、シダの多い山です
鳥居もあったけど、肝心の神社は一体どこなんだろう?と素朴な疑問を感じつつ、滝へと書かれた道を辿ります。先ほどから、手すりのつけられた道が見えていて、あの道は何だろう?と気になっていたのですが、それが滝へ続く道だったようです。
↑ずいぶん整備された道ですよね。
でも道は細くて定員1名です。(^^;)
太った人はちょっと無理かも・・・
綺麗な滝と滝つぼに出てきました。
先ほど見た滝とは別の滝が、一段上にあったんですね。
滝つぼの水はとてもきれいで、これが瓶壺と言われているのかな??
Rさんも熱心に撮影されてますが、その横に、何やら建物が見えます。
私はこれはてっきり滝見台か何かだと思っていたのですが、横に回り込むと・・・・
祠がありました。
他には何も神社らしきものはないので、この祠が龍神社だったというわけですね。
これで神社の存在も分かったので、すっきりした気分で、元の分岐へと戻りました。
↑途中の岩壁に立派なシュンランが着生していて、最近はシュンランも盗掘されて少なくなっているので、喜びます。
まだ花芽は上がってないだろうと思いましたが、画像を見ると上がってますね。
分岐まで戻ってからは、シダの生えている急坂の登りです。
これが結構な急登で、喘ぎながら登ります。
「侮るなかれ香川の里山」ですね。
それにしても、杉の根本にこれほどシダが生えているのは初めて見ました。
普通は植林の林床って、あまり植物は生えないですが・・・
9時29分、尾根に出ました。
これで急登は終わりかと思ったら、そうでもなかったです。
右手に見えるのは先ほど登ってきた植林です。
で、登るのはまばらな植林の中です。
朝日が射してきました。
9時42分ごろ、ようやく植林帯を抜けて、尾根に乗ったようです。道のわきには香川の里山に多いソヨゴが赤い実をつけています。
↑こんなアカマツやソヨゴなどの自然林の尾根を歩きます。
北西の方向が見えてきて、私には馴染み深い飯野山や、大高見峰などが見えてきました。
これらの山が見えると、前山の位地もわかるというものです。
紅白の鉄塔が見えてますが、あの鉄塔は2020年に国道32号からも眺めてますね。
↑これがその2020年に撮影した前山で、紅白鉄塔が見えてますが同じものです。
これを撮影した時は、山の名前は知らなくて、空港の南側にこんな山があるんだと思ったのでした。
尾根から南側を見上げると、今いる場所より100m以上高い稜線が見えていて、どうやらこれが前山の主稜線みたいです。
一部、土がむき出しになっているのが見えるのは、あそこに林道が通っているのでしょうかね。
Rさんの話では、最近の前山は至る所に林道がつけられているのだそうです。
後ろを振り向くと、集落が見えていて、どうやらこれは、登山口に着く前に走った山の中の集落のようです。
低いですが、丘陵地帯というか全山木々に覆われて、これはもう山地に他なりません。
香川は平野が多いと思い込んでいたけど、こうやってみると、意外と山深いところもありますね。
相変わらず、尾根道の横には立派なソヨゴが見えます。
東側が望めそうな場所があったので、見てみると、こちらも山の名はさっぱりわからないけど、びっしりと木々に覆われた山です。位置を考えると、塩江の山ということでしょうか。
そして、南を見ると、鉄塔がやたらと立ち並んだ稜線が見えていて、これはこの前歩いた笠形山のように思えますが、全体を見ないことには確信できません。
東側が望める場所というのはここのことです。
なおも、尾根を南へと歩いていると、9時57分、道標があって「山頂へ30分」と書いてあります。
登山口の橋のところには60分とあったので、半分の道のりを着たわけです。
ここで、珍しいものが見られました。
ナガバノコウヤボウキの綿毛です。
普通のコウヤボウキはどこにでもありますが、ナガバノコウヤボウキはそれほど見かけません。
↑なかなか立派なナガバノコウヤボウキの株でした。
足もとにはヤブコウジがあって、可愛い実もついてます。
ヤブコウジの群生ですね。
そして、こんなひょろっとした木もあって、これはアオモジですね。
アオモジってもしかするとパイオニア植物なのかもしれません。
南方系の植物に多いのですが、成長が早くてあっという間に3mとか5mに育つみたいです。
そして、ここで振り返ると何やら尾根のすぐ横に作業道が通っているようです。
私たちが歩いてきたのは尾根道なのですが、この作業道はどこから続いているんでしょう?
いきなりという感じで出てきました。
いったん、作業道に出ましたが、また尾根に取りつく道があったので、尾根を登ります。
尾根には植林の木が数本見えています。時刻は10時11分。
しかし、2分も歩いたら、またまた作業道に出てきてしまいました。
↑こんな立派な作業道が目の前に現れました。
この様子ではどこから取りついたら良いのかわかりませんね。
とりあえず、作業道を左に、つまり東へと歩いてみました。
取りつきらしきところが全く見えませんが・・・・・
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