山好き花好き２

標高1450ｍ辺りまで下って来ると、尾根が明瞭になってきたので、もう迷うこともありません。

おまけに、その辺りから木々が紅葉し始めました。

↑Tさんが下らrている下の辺りが、なんだかいい感じ・・・・

下ってみたら、こんなにでっかいブナがありました。

辺りを見回すと・・・・

↑カナクギノキも綺麗に黄葉しています。

この尾根を下るのに2時間以上はかかりそうなので、一度は休憩したいなぁと思ってましたが、これはもう、ここで休憩するしかないでしょ？

というわけで、思い思いの場所で陣取って紅葉を眺めます。

丁度、西日が差し始めた頃で、西日を受けた紅葉って、一番素敵なんですよね。

↑ブナの黄葉です。

ブナの黄葉を目指して登っても、そううまくは見られないものですが、無欲で登るとかえってこんな素晴らしい眺めに出会えるんですね。

結局、14時50分から15時ごろまで休憩を取りました。

↑周囲を見回したら、ちょっとしたブナ林なんですね。

傾斜も緩やかで、こんな場所は春にも来てみたい・・・

休憩が終わって下り始めると、トチの大木がありました。

その後は、緩やかな斜面を紅葉を楽しみながらの下山となりました。

こちらはブナの若木の黄葉

紅葉したカエデと黄葉したカエデ

カエデにカラマツも混じっている？

↑15時26分、三角点迄下ってきました。

点名は久保南だそうです。標高は1354、７ｍです。

休憩した地点からは尾根はずっと北西に伸びていて、その尾根伝いに下っていきます。

三角点のあった場所も西日が射してカエデが輝いていました。

三角点のすぐ下の辺り…15時30分に、作業道らしきところまで下ってきました。

ズームすると、山麓の集落が見えています。

かなり下ってきたということです。

ここからの下り口を探されているTさん。

正面には矢筈山方面がかなり近く見えます。

カラマツは昔から境界に良く植えられるそうですが、カラマツがすぐ下に東西にライン状に植えられている、その西の方を下るそうです。

カラマツの黄葉を見上げながら下っていきます。

すると、足元にキッコウハグマの閉鎖化の綿毛が見えてきました。

「これ、キッコウハグマですね」とTさんに言うと、「ここでキッコウハグマを以前に見てますよ」とTさん・・・

慌てて周囲を見回すと、草丈5センチぐらいの小さな株が・・・・

↑ここのキッコウハグマはとりわけ小さかったです。

普通は開放花の株でも草丈10センチはありますが、ここのはほんとに5センチです。

良く見るとあっちにもこっちにも咲いていました。

このルートは花の期待は全然してませんでしたが、思いがけなくもキッコウハグマを見ることができて、またまた大喜びでした。

そのうえ、作業道から下も素晴らしい紅葉の中を下ったのでした。

西日が射していたので、特に息をのむような美しさです。

こちらを下りに使ったのが大正解でした。

微妙な色合いのカエデ・・・

こちらは赤系・・・

黄色い丸い葉は何でしょう？

どれも美しくて、シャッターを押しまくりです。

あまりにも綺麗なので,撮影しすぎて私がとうとう最後尾になってしまいました。

最後の最後まで紅葉の中を下った末に、15時59分に林道まで下ってきました。

考えてみたら、この尾根は植林は少しもなくて自然林の中ばかりを下ったのでした。

下ってきて、西側江尾眺めた画像です。

林道は標高1150m辺りを通っていますが、そのくらいの標高がから上が綺麗だったようです。

林道に下ったら、あとは３Kmの林道歩きです。

林道歩きの途中で、上を見上げるとサラシナショウマの終盤の姿。

これはシカが食べませんからね。

↑今は使われてないらしい作業小屋の横も通過します。

上の方の稜線辺りはまだ日が当たっていて、明るいですが、林道はもう日陰になっています。

道沿いにこれはムラサキシキブの実が実っていました。

↑16時35分、駐車地点まで戻ってきました。

この日はもっと時間がかかるかもしれないと思い、ヘッデンの替え電池まで持参していましたが、ヘッデンを使うことはりませんでした。

後は、帰途に就くだけですが、途中、どこでもよいからトイレに立ち寄ってくださいとTさんにお願いしたところ・・・・

↑駐車地点から15分かそこいらで、こんな綺麗で新しいトイレに立ち寄ってくれました。

観光客はこんな場所には来ないだろうし、山仕事の住民のため？？

どちらにせよ、有難かったです。

次回はもう少し時間の余裕のある歩きを考えて、お蕎麦やさんにも立ち寄りたいですね。

歩けるかどうか、少々心配もしていましたが、Tさんのおかげで今まで歩いたことのないコースや山を、こんな素晴らしい時期に歩くことができました。

次回は春の芽吹きの時にも歩いてみたいと、そんなことを早くも考えています。