11月前半の散策にて、イヌセンブリ、ヤブムラサキ、カラスウリ、スズメウリ、トキリマメなど

今年の秋はほとんど雨が降らず、毎日が山日和、散策日和でした。

そのため、毎週、順調に山歩きができ、散策も順調に済ませましたので、画像が溜まりに溜まりました。

取り急ぎ、11月前半の散策から、2つの記事を書こうと思います。

まずはイヌセンブリです。わざわざ下見にまで行って、見ごろは10月末と思っていたのに、その頃にいろいろな用事が入ってしまい、実際に訪れたのは11月8日のことでした。

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残念ながら、草刈りで刈られてしまった株もあったようです。

それに別の場所では下見の際には5~6株あったと思うのに、花を見に行った時には3株ほどしか残っていませんでした。雨が降らなかったので、枯れてしまったか、もしくは盗掘も考えられます。

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↑イヌセンブリの特徴である、蜜腺のもじゃもじゃした腺毛があまり目立たないのは花が終盤だったからかもしれません。

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↑2020年撮影のイヌセンブリで、見ごろの頃にはこんな感じです。

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↑同じ場所の今年の花です。

雨不足が原因なのかもしれません。

来年に期待しますか。

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ヤブムラサキは少雨は関係ないようで、今年もあちこちで見かけました。

葉っぱの裏を触ってみると、フカフカしています。

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茎も葉も萼片も毛がいっぱいです。

この紫色の実は陽射しを受けるととてもきれいで目立ちます。

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赤いサヤの中から真っ黒なマメが見えていました。

タンキリマメだとその時は思ったのですが・・・・

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葉が違いました。

葉の先端が尖っているので、トキリマメですね。

香川の低山にはタンキリマメが多くて、トキリマメは今まで花の時期しか見たことがなかったので、トキリマメの豆果を見るのはこれが初めてでした。

散策を20年以上もしていると、初めて見るものって少なくありますから、これは貴重ですね。

ここは内陸部なので、海岸に近い場所がタンキリマメ、内陸部にはトキリマメという風に棲み分けしているのかもしれません。

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赤いサヤと黒い豆の取り合わせは、とてもおしゃれです。

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赤いと言えば、こちらも真っ赤なカラスウリの果実です。

香川ではこの真っ赤なカラスウリはどちらかと言えば珍しいようにも思います。

数年前、高知の低山で見かけましたが、同行の山仲間の方がカラスウリの種子は俵型をしていて財布に入れておくとお金がたまると言って、わざわざ種を出したのを頂きましたが、その後、お金は?・・・・溜まりません。

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カラスウリよりずっと小さくて白いスズメウリの実も見られました。

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サルトリイバラの実も、11月になるとようやく赤く色づきますね。

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