初めての大ブナの駄場へ、その4、佐々連尾に近づくにつれ青空に
大森山は私が大病をした後、初めて登った雪山でした。
普通は冬以外の季節に最初に登って、その後、雪の時期にも登るというのが積状のパターンなんでしょうが、大森山に限っては雪の時期にばかり2度も登って、3度目にようやく秋に登ったということになります。
最初来た時は、とにかく寒くて寒くて、山頂では休憩もできないので、少し南側に下って風を避けて休憩したものでした。
10月末は寒いと言ってももちろんそれほど寒くてたまらないというわけではありません。
休憩は取りませんが、少し山頂周囲をうろついてみました。

↑山頂周辺にもサワフタギ(ルリミノウシゴロシ)の青い実がいっぱい見られました。
淡いブルーの空をバックに爽やかな色合いです。

対照的に、足元に目をやると真っ赤なツルリンドウの実がいっぱい。
まるでネックレスみたいに豪華です。

↑大森山山頂から東を眺めると、今から歩く稜線が見えています。
手前に見える山頂二つのうち、佐々連尾は向かって右の方かな?と最初思ったのですが、Rさんが佐々連尾山頂辺りは笹原だったと思うから左の方では?」と・・・。
で、Rさんが言われたのが正解でした。
大森山から佐々連尾山までは意外と近くて、すぐに行けます。と言っても1時間足らずですが・・・

↑北西の方角にある赤星山や二ツ岳方面は相変わらず上空に雲がかかってますね。
海に近い山はどうしてもガスがかかりやすいです。

10時28分、大森山山頂を出発しました。

観音寺方面も良く見えていて、七宝山や善通寺五岳方面も良く晴れているようです。
が、その手前に黒い雲がかかっていて、一瞬、雨の心配をしました。

いや~。雪がない時はこんな道だったんですね。
雪のない時も素晴らしい道です。

南に見えるのは高知の山々ですが、土地勘がないので、さっぱりわかりません。

振り返って眺める大森山方面です。

↑今から向かう佐々連尾山方面です。
佐々連尾山までにちょっとしたアップダウンがありますが、大きな登りや下りはありません。

稜線南側のちょっと下の辺りに一際目立つ赤はドウダンですね。

今から向かう稜線すぐ下の斜面も渋い色合いで魅力的でした。

↑傍らにシャクナゲが続く尾根の下りは前回の雪の時も記憶に残っていました。

↑この画像が2022年1月に同じ場所を下っている画像です。

ちょっとした鞍部に下ってきたら、可愛いフウリンウメモドキがあって、これは特に可愛かったです。

↑この辺りも雪があると少し緊張した場所でした。

↑たぶん、上の画像二枚は同じ場所ですね。
雪のある時はやはり、ちょっと緊張する場所です。

岩壁にアサマリンドウが貼りついて咲いててなんとも健気です。

その後の笹原歩きでも豪華なツルリンドウの実が道の右側でも左側でも咲いてました。

登ってくるRさん

ちょっとした岩の尾根の向こうに佐々連尾山が見えています。

その向こうに見えているこれらの山はカガマシ山とか奥工石なのでしょうか?

稜線直下の見事に染まったドウダン
目を奪われました。

ここはちょっと慎重に岩を伝って進みます。

やがて、青空が見えてきました。
もしかすると、この日は南に行くほど天気が良かったのかもしれません。
それに午後になるほど天気が回復してきたようでもあります。

気持ちの良い笹原の稜線は鼻歌交じりに歩きたいほど・・・

ブナも出てきましたね。

佐々連尾山のちょっと手前でもサワフタギの実を見られました。

↑もうすぐ佐々連尾の山頂です。
稜線東側斜面にブナ林が広がっています。

登山道横のブナを何気なしに見ていたら、アオベンケイが着生していて、それが紅葉していました。
アオベンケイならぬアカベンケイですよね。

いよいよ陽射しも出てきて、斜面が輝き始めました。

あと100mぐらいで山頂かな?
登りも緩やかで、快適な登山道です。

大森山方面を振り返るRさん

赤い実はカマツカの実です。

11時19分、佐々連尾山頂に到着です。
大森山から50分かかりました。
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