矢筈山から初めての石堂山へ歩く、その4、紅葉にうっとりしながら石堂山へ
急坂が一段落した後、二か所でイシヅチミズキらしいのを見かけました。
↑徳島ではイシヅチミズキは準絶滅危惧種だそうで、あまり見ないのですが、以前にも矢筈山で見ているのでこの山系には少しだけ自生しているようです。
歩いていくうちに↑石堂山方面が良く見えてきました。
手前のダケカンバらしい白い幹も綺麗ですね。
のっぺりとした山なので、山頂がどこにあるのかよくわかりませんでした。
この頃、5~6人のパーティーとすれ違ったので、どちらから登られたかお聞きしたら,風呂塔から歩いてこられたそうで、私は風呂塔には登ったことはないのですが、まずまずの距離を歩いてこられているようです。
上を見上げるとナナカマドの落葉して果実だけの木がありました。
なおも歩くと、何やらAさんが屈んで何かされているよう・・・
この辺りはまるで日本庭園と名付けたいような雰囲気です。
青々とした苔に色づいたカエデ
まさに京都のお寺ですね。
Aさんは苔の上にナナカマドの実を置いていたのでした。
苔もスギゴケかな?綺麗な苔ですね。
その後、尾根を乗っこしたところに綺麗なカエデがあったので、Rさんにスマホで記念撮影してもらいました。
見晴らしの良いところでは吉野川流域や阿讃山脈が見えていて、自分が歩いている場所がこれでようやくわかりました。
10時48分、ようやく登りに差し掛かりました。
矢筈からずっと下るか平坦な道を歩くかだったので、登り返しが怖かったのですが、どうやら石堂山は矢筈よりかなり標高が低い山のようです。
登りの最中も上を見上げると、素晴らしい紅葉で登りも苦になりません。
樹種はわからないけど、紅葉したカエデの仲間。
↑10時55分、道標発見。
矢筈山へ1キロということはまだ半分しか歩いてませんね。
横をちらりと眺めると、こちらも素晴らしい色。
天気が良くて青空なので、何を見ても綺麗です。
ナナカマドはこんな色に染まるんですね。
真っ赤になるのはウラジロナナカマドやタカネナナカマドなど高山のナナカマドのようです。
尾根の主かと思うような大ブナも出てきました。
↑色が抜けたような葉はコシアブラの黄葉です。
お次はブナの若木の素晴らしい黄葉でした。
木々が皆黄葉しているので、山全体が明るいですね。
大きな看板があって、何の看板かと思いきや「水場」の道標です。
またまたブナの輝くばかりの黄葉です。
これは葉の形からコハウチワカエデかな?
黄色に染まることもあるようです。
紅葉を楽しみながら歩いているうちに、石堂山山頂に到着しました。
時刻は11時33分。
ずいぶん時間がかかりましたが、それだけ紅葉が見事だったということですね。
案の定、石堂山の標高は矢筈より200m低いようです。どんどん下るはずですね。
石堂山山頂から眺める矢筈山は見上げないといけません。
こちらはお塔石で、お塔石の東斜面が紅葉がいちばん見事でした。
お腹が空いたので、お塔石行きは後にしてまずはお昼ご飯にします。
一年ぶりのカップヌードルにしましたが、お箸を忘れてきて、Aさんに予備のお箸を頂きました。(^^;)
貸し切りの山頂でのんびりとランチタイムでした。
お昼ご飯を食べたら、お塔石に向かいました。
途中、こんな道標が草原の上に置いてありました。
12時13分、お塔石までやってきました。
高さは7mぐらい?
お塔石の上にチャボツメレンゲが着生しているんですね。
花はもう終わってましたが・・・
keitann様 前記事に続いて、石堂山方面の染まり具合に興味がありましたので、こちらにもコメントさせていただきました。
素晴らしい紅葉ですね。 それにお天気も良くて、さすがに晴れ女だけのことはあると思いました。
チャボツメレンゲは初めて見聞きするものですが、もう花は終わっていたのですか。随分せっかちさんなのですね。
投稿: ぶちょうほう | 2023年11月10日 (金) 17:37
ぶちょうほう様、こんばんは。
この日は道迷い騒ぎが嘘のように、朝から夕方まで素晴らしい快晴でした。
今年の秋は雨の日が極端に少なく、山日和が多かったですね。
おかげさまで紅葉や黄葉を存分に楽しめましたよ。
チャボツメレンゲはいつもはほかの山で見ているのですが、今年もこの少し前に
別の山でも見ていました。
ツメレンゲより高山に自生するようで、比較的珍しいもののようですよ。
ツメレンゲは今からが見ごろになりますね。
投稿: keitann | 2023年11月10日 (金) 22:39