9年ぶりに歩く秋の稲叢山、その3、伝説の洞窟を歩く
このルートは渓谷コースで、最初は沢に沿って歩きます。
登山口から少し歩いたところで、数人の方にお会いしました。
↑ダム湖駐車場にはほかには車がなかったので、トンネル登山口から登ってこられた方たちのようですが、お会いしました。
男女混合で4名の方がいらっしゃいましたが、センダイソウの咲いている場所がわからなかったそうです。
この山はルートがいろいいろあって、ややこしいですね。
後ほども撮影はしませんでしたが「山頂小路」と書かれたまだ登ったことにない道への分岐がありました。
Ryさん曰く、アキチョウジはここだけにしか咲いていませんから・・・・
慌てて、撮影します。
ほかの花は多いのに、稲叢山はアキチョウジだけはあまり咲かないんですね。
ん?これはウスゲタマブキですね。
寒風山登山口で9月に見てますが、今はもう10月・・・さすがに花はほとんど終わっていました
いよいよ洞窟に差し掛かりますが、このたくさんの棒きれは何??
前に来た時はこんなのはありませんでしたが。
杖にしては、道の途中においてあるのでおかしいし・・・・
Ryさんが仰るにはインスタ映えということで、誰かが置いたのがだんだん増えたらしいということでした。
こういうの、映えますかね??あまり綺麗とは思いませんでしたが・・・
色白のレイジンソウが現れました。
稲叢山にはレイジンソウも多いのです。
立派なヒメシャラ・・・・
ヒメシャラも稲叢山には多いですね。
↑枯れた木の幹にはツキヨタケらしいキノコがびっしり着生しています。
下から見上げることしかできませんでしたが・・・・
ツリバナの実も一つ・・・・
岩場にははケイビランがびっしりと着生していて、花が咲いたのか丸い果実がぶら下がってます。
ケイビランって花が咲いているのは見たことがないのですが、花は小さくてそれほど綺麗なものではないそうです。
で、お目当ての花であるセンダイソウが出てきました。
Aさんの話では寒風山のセンダイソウは葉がすごく傷んでいたそうですが、ここのはずいぶんましだそうです。
私はここ数年、センダイソウは寒風山でばかり見ていたので、ここで見るのはずいぶん久しぶり。
何しろ秋の稲叢山は9年ぶりでしたから(^^;)
岩場に沿って天然のスギが生えているようです。
全体に日陰になっているうえ、岩陰に咲いているので、陽射しもあまり差さないし葉焼けすることもなかったんでしょうね。
↑撮影風景です。
レイジンソウも出てきました。
レイジンソウは天狗の森や、石鎚でもたくさん咲きますので、わざわざ稲叢山に見に来ることはないのですが、センダイソウを見に来るとレイジンソウも咲いているという感じです。
ここのレイジンソウはずいぶん草丈が低くて、シカ害のせい?と思ったけど、昔の記録にもずいぶん小さいと書いてありました。石鎚のレイジンソウは1mを軽く超えていると思いましたが、ここのは50㎝ほどしかありません。
岩場にセンダイソウ、その下にレイジンソウという具合で生えています。
見上げると、こんな仏さまも・・・
↑伝説の洞窟の看板がありました。
近くには鎖場もあって、上にある洞窟に葉その鎖場を伝って登れるそうです。
↑その辺りはレイジンソウもちょっとした群生です。
ジンジソウも見られましたが、これは数が少なくて、車道沿いの方が見ごたえがありました。
時々、アサマリンドウも身を乗り出すように咲いています。
花の場所を過ぎると、ちょっとした鎖場がありました。
これは記憶に残っていました。
この後、Aさんたちが歩くのが早くて、姿を見失いました。
すると、道を間違ったのか、どうも道ではないような場所を歩いているようです。
踏み跡はあるのですが、ずいぶんワイルドな道だな~と思いながら登っていくと、3mほどの高さの崖のような場所をよじ登ることに・・・・
でも、その先にちらりとAさんのブルーのウエアがみえたので、多分方向は合ってるはずと思い、よじ登りました。
↑私に続いて、急坂を登ってくるRさん。
これは道なのか道でないのか?
↑まぁそのおかげで、こんなアサマリンドウ姉妹も見られましたが・・・
GPSで確認すると、コースは外れてなかったので、そのまま踏み跡を登ると道らしきのに出てきました。
やれやれ・・・・
岩場に挟まれたような場所を通過するときに「おーい」とAさんを呼んでみました。
声が岩場の上から聞こえるので、どうやらここが展望岩の下のようなのですが・・・・
なんとか記憶をたどりながら、展望岩にたどり着きました。
↑展望岩の上に咲いていたアキノキリンソウ
この岩場は記憶に残っていました。
↑岩場の先端で撮影されるRさん
Ryさんはここで休憩されずに山頂へと登って行かれました。
私たちはここで休憩することにしました。
時刻は11時3分。
↑展望岩場なのですが、香川の私にはどこが見えているのかさっぱりわかりませんでした。
↑岩場の上は少し紅葉し始めていたので、黄葉をバックにアサマリンドウを撮影しました。
11時19分、休憩を終えて、山頂へ向けて出発します。
この後はトラバース気味に進みます。
Aさんの後ろに見えているサクラのような木はたぶんミズメの木。
20年以上前にこの山に連れてきていただいた時に、教えていただいた木です。
草丈の小さなモミジガサが見えてきて、どうやらテバコモミジガサではないかと思いました。
テバコモミジガサは葉の裏の葉脈を確認すれば区別できるそうですが、それもその時は知らずに未確認です。
↑秋だというのに、青々としてまるで新緑みたいな森の中・・・・
稲叢山は、この夏は一日の雨量が600㎜という日があったそうで、ものすごい雨だったようです。
そのせいでしょうか?
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