9年ぶりに歩く秋の稲叢山、その2、登山口までにも秋の花や実がいっぱい

稲叢山はコースがいくつかあり、何の花を見るかでコースを変えて歩きます。

私がいちばん最近歩いたのは、2019年のオオヤマレンゲ見物の時で、その時は西門山でまずオオヤマレンゲを見てから稲叢山に登りました。なので、登山口もトンネル登山口から登ったように思います。

今回の登山口はずいぶん久しぶりなので、まるで初めて歩くみたいなものです。

とはいえ、咲いていた花の記憶はありました。

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↑9年前にもアップしているツルニンジンが咲いていました。

今年は阿讃県境に全然行ってないので、ツルニンジンがたっぷり咲いているのをあまり見ていませんが、ここで見られて嬉しい限りです。

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↑舌状花がちょっと特徴的なノコンギク。

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この赤い果実・・・・以前来た時も見たような気がします。

しばらく考えて、カナクギノキかメグスリノキのどっちかだったと思い出しました。

後ほど山頂でお会いしたFさんに見ていただいたらカナクギノキで間違いありませんでした。

黄葉が綺麗なんだそうです。

赤い実も可愛いですね。

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頭上にサルナシのツルがみえたので、よく見るとサルナシの実が生ってました。

でも、この時点ではまだ酸っぱくて食べられるとは思わなかったので、採取はしませんでした。

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↑アキノキリンソウが群生で咲いています。

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前の週はコシオガマが林道沿いにずっと咲いていましたが、今回もコシオガマを見ました。

これは9年前にも見ていて、覚えていましたが、前より株数が減ってました。

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コシオガマを近くで撮影します。

陽射しがギラギラではないので、花の撮影には向いている日でした。

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勿論、アサマリンドウも出てきました。

稲叢山というと私としてはアサマリンドウとオオヤマレンゲ、それにゴヨウツツジのイメージがあります。

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曇っていてもちゃんと開いていますね。

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Rさんの歩かれているわきでは早くもサクラが少し紅葉しかけています。

サクラは紅葉するのが早いですね。

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えらく花がまばらにしか咲いてないタデが出てきました。

イヌタデではないことは確実ですが・・・・

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帰宅して調べると、よく分岐しているのと節のところが赤いのでポントクタデではないかと思っています。

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こういうところでは絶対に咲いているアケボノソウは勿論咲いていました。

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9時35分、登山口に着きました。

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登山口周辺のアケボノソウはすでに花が終わっているのも多く見受けられます。

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シコクママコナも少しですが咲いています。

これだけは女体山で嫌というほど見たので、少しでも別に不服はないですね。

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後から来られていた高知のRyさん。

お名前は聞いたことがありました。

私たちと同じでやはり花がお好きな方のようです。

途中までご一緒させていただきました。

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登山口の池?に浮かんでいた水草はジュンサイかなぁ?

前回も見ていて私はジュンサイと書いているのですが、ほかに記録がありませんね。

ジュンサイは丁度その少し前に友人と一緒にご飯を食べていた居酒屋さんで久しぶりに食べて、美味しいなぁと思たばかりだったのでタイムリーでした。

死んだ叔母がジュンサイが好きで、料理屋をしていたので、昔は良く食べさせてもらいました。

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まだ咲いていたツルリンドウ。

この日はツルリンドウの実と花の両方をあちこちで見かけました。

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ガマズミの果実が何とも鮮やかで、秋らしい雰囲気です。

コメント

実りの秋で、花も果実も楽しめますね。カナクギノキは見たことがありません。メグスリノキはカエデ属でイロハモミジのような翼果が出来ますね。アケボノソウは当地ではやっと一輪咲きました。

多摩NTの住人様、こんにちは。

高山では花はもう少なくなっていますが、標高次第で今は花も実も楽しめますね。
カナクギノキ・・・・そちらには分布がないのですか?
と、書いて、検索してみたら、本州では静岡以西となっていました。
カナクギノキの花も以前、どこかで見ていますが、やはりクスノキ科らしい花ですね。
日本では唯一、クスノキ科の中では落葉高木だそうです。
メグスリノキはムクロジ科なんですね。
名前がなんとなく似ていて(^^;)

アケボノソウは標高が低い場所では開花が遅いですね。
阿讃県境の標高800mほどのところでもそろそろ咲いている頃でしょう。

keitann様 こんにちは
三河でも見かける花がじゃんじゃん出てきて、うれしい限りです。
このところ山を歩いていないのでこちらの記事で目の保養をさせていただきます。
アケボノソウはもう終局間近なんですか?
ガマズミの実が赤くなっているのでそんな時季なんですね。

>登山口の池?に浮かんでいた水草は・・・・ヒルムシロ科ヒルムシロ属のひとつかな?と感じました。
また、タデ科のボントクタデではないかとされたものですが、葉に八の字型の黒斑が見えないので??感が残りました。
ヤノネグサあたりも候補としてはアリなのかなと感じましたが如何でしょうか?。

ぶちょうほう様、こんばんは。

そうですか・・・この山は石鎚山系の南側にある山で高知の山なのですが、三河の山と
共通した花が咲いているというのは嬉しい限りです。
標高は登山口辺りでも1200mほどあると思うので、アケボノソウは終盤のものもありました。
アケボノソウは今は標高1000m以下で綺麗に咲いているようです。
水草はヒルムシロの仲間なんでしょうか?
ヒルムシロは朝ドラのらんまんにも出ていた植物ですね。
水生植物は全然詳しくないので、調べてみます。
タデ科の植物も苦手なのですが、ヤノネグサも候補に入るのでしょうか?
とりあえず、保留にしておいて、来年の秋まで勉強に励みたいと思います。
20年散策していても、野草は奥が深いですね。

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