念願かない寒峰から落合峠を縦走、その7、下山時も大展望だった落合峠
ここ落禿は気持ちの良い草原の山で、天気の良い秋の日はお弁当を持ってピクニックに来てもいいぐらいですね。
↑正面に見えているのは矢筈山で、向かって右に少し低いピークが見えるのはサガリハゲだと思います。
サガリハゲに登ったのも、もう5年前となりました。素晴らしい紅葉登山でした。
奥の方には剣山と次郎笈がすっかりガスも晴れてすっきりと見えています。
大きな石がなぜか転がっている草原の道。
落禿からほんの数分歩いただけで、落合峠に停めてある車が見えてきました。
あそこ迄、もう1キロかそこいらかなぁ?
私の車の後ろに一台別の車も駐車していて、車の周囲には数名の登山者も見えています。
皆さん、矢筈方面に行かれてたんでしょうね。
進行方向左側・・・つまり北の方角を眺めると、なんと阿讃山脈の稜線越しに飯野山まで見えているではないですか。手前の特徴ある尾根は大川山みたいです。
私の住んでいる中讃からは、阿讃山脈越しに落合峠や烏帽子が見えるのですから、逆が見えるのも当然ですよね。
落禿から先は平坦地や緩い下りで、最後がいちばん楽な歩きとなって助かりました。
今年はなぜかよく見たシコクシラベの松ぼっくり。
ササの中には可憐なツリガネニンジンも咲いていました。
赤い実が見えたのはアキグミでしょうか?
道標が出てきました。
寒峰まで4,7キロという道標です。
道標が出ていると言いうことは、このコースはまずまず歩かれているコースということなんでしょう。
実際にはそれほど歩いている人はいないようですが・・・
峠まであと50mほど・・・
後に停まっていた車はもう見えません。
16時11分、車をデポしていた落合峠へと下山してきました。
やれやれ、何とか歩き通せましたよ。
↑落合峠の文字が見えるベンチがおあつらえ向きにありますね。
発泡スチロールの箱の中に凍らせたコーヒーを車の下に置いてありました。
ピストンにせずに縦走したのは、暑いこの時期にはやはり正解でした。
コーヒーを飲み終わった後、思い出して、朝方、Rさんが見つけてくれたイブキトラノオを撮影しようと探し回りますが、なかなか見つからず焦りました。
光線の具合で、夕方の時間帯はわかりにくかったようです。
でも、青空バックにいい雰囲気で咲いていてくれましたよ。
そこへ、車が一台、南側からやってきました。
↑この車、奈良から来られた方の車でした。
実は落合峠の山側に自転車が一台デポしてあって、どなたがどこを縦走されてるんだろう?と気になっていたのですが、その自転車を回収されに来たのが、奈良の単独男性でした。
お話を伺うと、私たちと同じルートを縦走される予定だったのが、寒峰登山口に着いたのが10時過ぎと遅くなったので、縦走を止めて寒峰周回に変更されたとか・・・
翌日は東赤石に登られる予定だそうで、四国の山が好きなんですと仰ってました。
↑最後に、三嶺をバックに道標を撮影したら、私の車で車回収に向かいました。
落合峠を後にしたのは16時半ぐらいでしょうか。
寒峰の上の登山口には17時20分頃に着きました。
住吉神社から上の登山口までは10分もかからないぐらいです。
帰る間際にも登山口から寒峰を撮影しました。
↑こちらは滝下の天狗方面。
夕方はくっきりと見えました。
この後、それぞれの車で帰途に就きました。
大歩危のコンビニで、待ち合わせる約束をしてあります。
帰りの道中では祖谷の小学校らしきところで、何かお祭りがあったような雰囲気でした。
コロナ禍以来、4年ぶりで外に出ていた人たちも帰省したりだったんでしょうね。
私たちも大歩危のコンビニでお腹を満たして帰りましたが、涼しかった落合峠からは想像もつかないほど我が家に帰ると暑くて、20時で31℃もありましたよ。
ともあれ、いちばん暑い時期に念願だった縦走が完歩出来て、ささやかながら達成感を感じることができました。
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