恒例となった晩夏の四国カルスト散策、その2、ちょっと久しぶりで見たヒナシャジンとヤマホトトギスなど

この日は標高1400mほどある天狗高原の駐車場でも31℃ほどあったとかで、予想よりは暑いです。

その前の落合峠とか石鎚山がすごく涼しかったので、ちょっと意外でしたが、高知西部の江川崎とかは内陸なのもあるのか、四国ではかなり気温が高くなるところらしいです。おまけにカルスト高原は木は少な目で石灰岩や精々背の低い草ぐらいしか生えてないのも気温が上がる要因かなと思います。

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↑少し歩いていくと、まずはお目当ての花の一つであるヒナシャジンが咲き始めていました。

ヒナシャジンは花期が遅いようで、お盆の前だと咲いてないことが多いので、ここ数年は見ていません。

茎も細くていかにも繊細そうな雰囲気の花ですね。

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この株は、終盤の花も見えていますから、ちょっと前から咲いていたようです。

花冠の先はすぼまるとこの辺の方言では言いますが、先が細くなっています。

色は白っぽいとしか言えないような淡い色です。

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いちばん特徴的なのは細い葉です。

オトメシャジンの葉も細いですが、こちらはそれに加えて細く長いです。

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セラピーロード入ってすぐに咲いていたのはハガクレツリフネでした。

これは石鎚ですでに見ていたので今季2度目でした。

秋の盛り迄咲いていたと思いますので、花期の長い植物ですね。

↑の画像を見ると、意外と葉の表面に細かい毛が生えているんですね。

本州で見かける赤いツリフネソウよりもシックな花色をしていて、私はこちらが好みです。

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↑丁度マルハナバチか何かが花に潜り込んでいます。

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こちらはヌスビトハギで、同行のTさんには「それは草でしょう?」と言われましたが、最近は外来種のアレチヌスビトハギがちょっとした郊外にまで蔓延っていて、ヌスビトハギを見ると珍しいと思うようになりました。

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ヌスビトハギの花を上から見たところ。

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ちょっと進んだら、すでに果実になっているのもありました。

このユーモラスな可愛い果実が好きかも・・・

さすがにこれを自宅に植えようとは思いませんが・・・

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↑これは毎年のように見ているヤマホトトギスです。

ヤマホトトギスは四国でも西の方に多いと、私は勝手に思っているのですが、香川や徳島の山ではまだ見たことがないです。

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↑横から撮影したのでわかりやすいですが、花被片が反り返ってますよね。

これは8月初めに来ても咲いているし、蕾もまだあったので、花期が比較的長いようです。

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↑コフウロも多かったですね。

7月に東赤石に登った際はコフウロは株はたくさん見ましたが、花が一つも咲いてませんでした。

ゲンノショウコの白花と、慣れない間は見分けがわかりませんが、葉の違いなどで分かるようになります。

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↑ツルリンドウは私は見逃してしまい、後ろを歩かれていたPさんが見つけてくれました。

今年はこれで二度目ですから、もうすぐ低山でも咲いてくれるかな。

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今年は良く葉っぱを見かけたトチバニンジンもようやく果実が赤くなったのを見ました。

花は小さな白い花ですが、果実は良く目立ちますね。

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↑そして、これも今年はよく見られるヒメヤブラン。

前回は里山でたくさん見ましたが、ここは標高1500m近いです。

意外と高い場所でも咲くんですね。

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↑最後に、植栽ですが、キレンゲショウマを見られました。

朝ドラのらんまんが、ちょうどいまキレンゲショウマをやっている時だそうで、セラピーロードを通る方にも尋ねられました。

私などは20年前から毎年、剣山へ見に行っているし、自宅でも咲かせている花なのでそれほど珍しくはないのですが、朝ドラのおかげで名前を知った方も多いようです。

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