7月半ばのユウスゲ散策にて、ユウスゲとコオニユリ
7月に入れば、車で30分ほどの里山の山頂にユウスゲが咲くということを知ったのはもう10年以上も前のことです。
今年も早く見に行きたかったのですが、いろいろな野暮用が立て続けにあって、なかなか行けませんでした。
ようやく時間ができて訪れたのは7月15日の夕方でした。
このような花を咲かせるのはヤブカンゾウやノカンゾウも同じですが、淡いレモンイエローの色がユウスゲの特徴です。
夕方4時から咲き始めるというのも、奥ゆかしさが感じられますね。
山頂には100株ほどものユウスゲがあるのですが、7月半ばにもなるとかなり咲き進んでいて、咲き始めの株は少なかったです。が、咲き始めの株が固まっている場所で撮影しました。
↑咲き終わった花殻などが見えないので、すっきりとして美しいです。
7月初めに来ればいいということでしょうか。
1株でも何十もの花を咲かせるようで、株が100株もあると咲いている花は壮観です。
無理やり少しだけ見えていた青空をバックに写してみました。
暗い繁みをバックにすると、淡いレモンイエローがいっそう強調されます。
シベは花色よりちょっと濃い目の黄色でした。
今年はコオニユリも咲いているのが見られました。
ムカゴがないので、オニユリよりすっきりとしています。
里山から深山にまで咲くコオニユリでしたが、最近、めっきり姿を見かけることが少なくなりました。
こんにちは。ユウスゲが良い雰囲気ですね。当地では植栽は良く見ますが自生はなかなか見られません。
投稿: 多摩NTの住人 | 2023年7月21日 (金) 17:45
多摩NTの住人様、こんばんは。
ユウスゲは夏の日の夕方から咲き始めるというその咲き方だけでも魅力的な
植物ですね、スズサイコ、月下美人など夜に咲く花は神秘的に思えます。
私が初めて見たのも阿蘇だったかもしれません。
九州や四国など南の方で良く咲くので、北の方ではあまり咲かないのかも
しれません。
今、調べたら、本州中部以南が分布になってました。
香川の里山はユウスゲの咲く山が結構あるようですが、夕方から咲くので皆さん
あまりご存じないようです。
投稿: keitann | 2023年7月22日 (土) 22:29
keitannさん、こんばんは。
随分とご無沙汰していますがブログは拝見しています。
香川ではユウスゲが里山に咲くのですね。
此方、神戸では市内北西部の住宅地近くの溜池の土手や線路脇に咲いています。
当方も先日見たばかりでした。
そうそう、昨日は六甲山系でヤマユリが咲いているのを初めて見ました。
辺りは別荘地跡なので多分?植栽でしょうね。
投稿: k2 | 2023年7月24日 (月) 23:59
K2さん、こんばんは。
こちらもずいぶんご無沙汰してしまい、申し訳ありません。
山登りと庭仕事、畑仕事など、趣味が多いのでなかなか忙しい毎日ですよ。
ユウスゲは香川では意外と里山に咲いているみたいです。
私が見たのはほかには坂出の城山山頂に咲きますが、観音寺の七宝山や
高松では堂山などにも咲くそうです。
分布は本州の中部以南だそうで、神戸に咲いても不思議ではないですね。
ただ、夕方に山に登らないので、一般には知られてないみたいです。
ヤマユリが神戸に咲いてるのですか。
それはたぶん植栽の花が逃げ出したんでしょうね。
当方も2年前に那須高原でたくさん見ましたが、もう一度ぐらい見てみたいです。
投稿: keitann | 2023年7月27日 (木) 22:52
keitann様 こんにちは
ユウスゲの名前にひかれてこちらにコメントを落とさせていただきます。
夏の夕方に咲くユウスゲはやはり、この記事のように原野で咲いてこそ価値があるような気がします。
拙庭で毎年咲かせているユウスゲは似て非なるものであるに違いありませんが、それでも花を待つ身としては今か今かと恋焦がれてはいるのですが・・・・・・・
オニユリもしばらく出会っていない花となりました。
以前はユウスゲ見に行った時には必ずオニユリを探すことにしていました。
この記事でもユウスゲの向こうにオニユリが写っていましたね。
近くに良いところがたくさんありますね。
投稿: ぶちょうほう | 2023年7月30日 (日) 10:29
ぶちょうほう様、こんばんは。
夕方、少し日が翳り始めたころに咲きだすユウスゲの花はまさに一服の涼を感じさせてくれますね。
私はまだユウスゲは庭植えにしたことがないですが、確かに野山の静寂の中で味わう花は格別です。
特に夕方に咲く花を見に来る酔狂な人間はあまりいないので、一人で眺めるのがとてもいいですね。
阿蘇、伊吹山、そして香川の里山で・・・いろいろな山で眺めていろいろな思い出が残っています。
今年は花友達が種を下さることになっているので、頑張って実生で育ててみようと思います。
ユリはこちらの山で咲くのはムカゴの落ちないコオニユリの方です。
オニユリももっと低山では見かけますが、山で見るのは圧倒的にコオニユリが多いみたいです。
次回の里山ではツルリンドウやミヤマウズラの花を探したいです。
投稿: keitann | 2023年7月31日 (月) 22:39