3年ぶりで小さなランやオトメシャジンを見に東赤石へ、その2、アジサイがやっと咲いていた
その1の記事で書き忘れましたが、瀬場谷に着く前に、後ろから来られた単独男性の方がいらっしゃったので、先に行っていただいたのですが、お尋ねしたところ遠く群馬から来られた方でした。三百名山を目指して歩かれていて、前日は笹ヶ峰を歩かれたそうです。すでに280座ほど登っておられるということですから、もう王手がかかってますね。この方のザックを見て驚きましたが、トレランの方用のザックかと思うほど小さなザックでした。東赤石は四国ではまずまずきつい山ですから、水分が足りるのかな?と思いましたが、沢で補給するつもりですとのこと。まぁ、東赤石は沢に沿って登山道がありますから、私も昔は沢の水をよく飲んだものです。

↑私たちは結局、迂回路を行きましたが、先ほど女性が這いながら渡っていた橋がこれです。
Aさんと眺めて、2年前とそう変わってないみたいと言う結論になりました。

↑2020年にエントツ山さんがこの橋を渡られている画像です。
見た目はそれほど変わってないようです。ただ、ほかの橋に手すり代わりにロープや針金などがつけられていたのに比べ、この橋はそれがなかったので、バランスをとりにくい方は這って渡るよりなかったのだと思いました。

橋から少し行った場所でAさんが綺麗に落下したヒコサンヒメシャラ?の花を集めてくれていました。
でも、上を見上げても、到底撮影できるような距離ではなく、剣山で見たのは今から考えても撮影しやすい木が多くて助かりました。

ここでAさんの後ろ姿を見たのが最後で、これから後は、それぞれ自分のペースで歩き、東赤石山頂で落ち合うことにしました。

崩れかけていた橋が完全になくなっている場所もあり、3年ぶりにこのコースを歩くと、戸惑うところも少しありました。

↑たぶんシカに先端部分をかじられてしまったアケボノソウ。

沢のほとりを歩くところまでやってきました。
法面にジンジソウの葉がいい雰囲気です。

沢の水が冷たくて気持ちよさそう・・・

沢のすぐ横にかかっているハリバンも傷んできてますね。

嬉しかったのはここにきて初めてヤマアジサイが咲いていたこと。
3年前には綺麗なブルーのヤマアジサイをここで見てましたが、今回はありませんでした。
岩が多い場所で食べにくそうな場所だけに咲き残っているという感じです。

香川の山では3月にすでに見ていたツクバネソウが7月になってもまだ見られました。

ヤマアジサイがもう1株ありました。

道の真ん中で大きなカエルがいてびっくり。
昔はサワガニなどもよく東赤石では見たものです。

ダイコンソウの花も、以前からこの場所では見ています。

コフウロも葉はいっぱい見ましたが、花がまだ咲いていませんでした。

↑イヌトウバナかな?

10時44分、最後の渡渉点で少し休憩することにしました。
ここからは登りになるので、おむすびを一つ食べておくことにしました。
ここで、二本橋のところでお見かけした沢登りの男性に先に行っていただきました。
10分ほど休憩した後、ロックガーデンへの最後の登りにかかります。

樹林の下にあるはずのササがまるでなくて、なんともやりきれない眺めを見ながら登ります。

サワオトギリが咲いていたのが救いですね。

赤石山系では数少ないブナがありました。

真っ青な空が眩しいです。

↑これもシカのせいかな・・・・折れてしまった針葉樹。

登山道をふさぐように枯れた木が倒れています。

橄欖岩が見えてきました。

今季初のタカネオトギリ。
シベが目立つオトギリソウです。

ここでも針葉樹の幼木が枯れています。
痛々しい・・・

ナツツバキの花が落ちていたので、見上げると一輪だけ咲いていました。
もうsぐ分岐というところまで登ったら、上から群馬の方が下ってくるのにお会いしました。
右俣から登り、左俣を下られるそうですが、こちらの方が歩きやすいですねと仰ってました。
それにしても、荷物が小さいとやっぱり早いですね。

シモツケソウが控えめに咲いてますが、オトメシャジンが咲いてないですね。
この辺りに来ると、もっといろいろと咲いているのかと思っていたので、ちょっと拍子抜けしました。
3年前の同じ時期に登った時の記録ではシモツケやオトメシャジンがもっと咲いていました。
これはシカに食べられたのか、それとも、時期的なものなのか?
特にシモツケは前回のタカネバラの時も1つも見ませんでした。

↑八巻山のバックに青空と白い雲が素晴らしいです。
こんな眺め、ここしばらく見てなかったなぁと思い、しばらく見入ってしまいました。

↑11時29分、天狗の庭のところにある、分岐迄やってきました。
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