津山の神楽尾山でササユリを見る、その2、早くもササユリが登場
いつまで車道を歩くのかな?と思う頃、分岐があって、今度こそ山頂に至る道のようです。
↑ちゃんと道標もありました。
やれやれ、たかが300mの低山と思い、あまり下調べもしてなかったのです。
9時9分、ここから山道に入っていきます。
↓この日のyamapの記録です。
歩いている間も,山容がよくわからなかったのですが、地図を見てもなかなか複雑な地形をしていますね。
丸っきりの自然の山ではなく、山城だったために人為的に地形を変えている部分もあったりして、なおさら複雑になっているのではないかと思います。
歩き始めて間もなく、「土橋通」という道標が出てきました。
土橋って?と思ったので調べてみると「城郭の構成要素の一つ。堀を掘ったときに虎口前の通路部分を掘り残し、橋のようにしたもの。」とありました。
単純に土の橋というわけではなさそうです。
↑コバノガマズミでしょうか。
花はもう終わり、小さな果実ができ始めていました。
もう初夏ですね。
切通のようなところにさしかかります。
左手に何やら道があったので寄り道しましたら・・・
二の丸跡のようでした。
土塁という説明もあります。
二の丸跡から眺めると、山頂らしいのが見えてます。
山頂には大きな木が一本あるようです。
切通に戻って、そのまま進むと、今度は「泥田掘」
どいたぼり、と読むそうで、意味は「空堀とも水堀とも見分けのつかない堀のことを泥田堀(どいたぼり)といい沼などを利用して敵を欺くために使用された。 堀は人工的に作られたものであるが、もともと流れていた河川などの地形を利用した場合、“天然の堀”と呼ぶことがある。 掘った結果生じる土は、多くの場合、堀の脇に積み上げて土塁としている。」とありました。
お城の専門用語ですね。
岡山には今も岡山城もあれば備中松山城もあり、津山には津山城もあり、お城の多いところです。
中世の山城では、数年前に歩いた佐伯天神山もかなり規模の大きな山城でした。
お城の説明が現地にはあまりなかったのですが、検索するとこのサイトがわかりやすかったです。
泥田掘を過ぎると今度は植林の中を歩きます。
トレランの方ともすれ違いました。
それにしても標高300m程度の山にも植林をするんですね。
道は緩やかに登って行き、その上に何かの説明板が立っているようです。
上に出ると、そこは広い場所でした。そして・・・
ササユリが咲いてました。
yamapの記録を見た時にはまだ初々しいササユリでしたが、それから5日ほど経っているので、さすがに盛りは過ぎてますね。
それにしてもえらく花つきの良いササユリでした。
標高の低い山だと、栄養が良いのでしょうか?
この広場所は「武者溜まり」とあります。
これはまぁ、聞いたことがある言葉で、何となく意味も想像できました。
その広い武者溜まりのあちこちにササユリが咲いてますが、これは色白の個体。
全体に、花が大きくて草丈も高いように感じました。
これから山頂に向かいますが、さて、初々しい花に会えるでしょうか?
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