9年ぶりに前赤石に足を伸ばした、その3、銅山越ではツガザクラの偵察
銅山峰ヒュッテはこの日は誰もいらっしゃらないようでした。
一応、「休ませていただきます」と声をおかけしてから、ヒュッテ前のテーブルとベンチで休憩させていただきます。

前回、ここを通った時はたくさんの方が休憩されていました。
今回は不思議なほど静かで休憩されている方も一人もいらっしゃいません。

下界ではあまり見かけなくなったミミナグサを見ながら、行動食を頂きました。

エネルギー補給と水分補給をしてから、再び歩き始めたのは9時23分でした。


↑この日のログの前半で銅山峰迄のログをアップします。
帰路は一部分違う道を歩きました。

ヒュッテ周辺もギンランが咲いていました。
西赤石全山にギンランはすごく多いです。

9時26分。ヒュッテを出てすぐに分岐がありますが、私たちはここで石段を登ります。

↑道標を確認すると、そのまま平坦な道を進めば,馬ノ瀬経由で東平に行くようです。
つまり東平を出て間もなくあった分岐の道を辿ればここに来るわけですね。

9時33分、住友共電の鉄塔横を通過しました。
鉄塔のナンバーは確認していません。

その後、また石畳の道になりました。
登りはまだまだ緩やかで歩きやすい道です。

途中、西赤石の山頂方面を仰ぎ見られる場所がありました。
標高差はまだ500~600mはありそうです。

9時46分、次の鉄塔横を通過します。
周囲はやはり伐採されていますね。

すると鉄塔の近くにお墓がたくさんあるのが見えました。
以前歩いた時には全く記憶にないので、たぶん背後の木々が伐採されて明るくなったので目に留まるようになったのではないかと思います。ここは鉱山跡ですから、鉱山の事故などでなくなった人たちのお墓だろうと思います。

その後、雰囲気の良い樹林の道を登り始めます。
これは記憶にある道で、これを少し登れば銅山越に着くはずです。

案の定、10時5分に銅山越に到着しました。
日浦から登っても、反対側からここに登ってきます。
山仲間のエントツ山さんが立てられた銅板の山頂標識が立っています。
ザックをここにデポして、ちょっとだけアカモノやツガザクラの様子を見ることにしました。
今から行く西赤石方向とは反対側の方向に散策に行きます。

アカモノの花は以前より少なくなっているような気がしました。
時期がまだ早かったかもしれません。
この花は今は31歳になる末っ子が小学生のころから一緒に連れてきては見ていた花で懐かしいです。
高校時代の友人などと、この花を見に登ったこともありました。

青空になってきたので、空も入れてアカモノを撮影します。

一方、ツガザクラは花がもう終盤で、なかなかいい株が見つかりません。
数年前には盗掘されたり、今はシカが食べているという話もあり、地域の人たちが保護に努めて言うようですが、皮肉なことに減っているようです。
ここのツガザクラは国の天然記念物にもなった筈ですが・・・

ホソバシロスミレも以前と同じ場所で咲いていました。
高山性のスミレです。

梅雨入りしたというのに、なぜか秋のようなウロコ雲・・・・
見たい花も見られたので、再び銅山越へ引き返し、西赤石への登山道を登り始めます。

頼りなさげに咲いているシロバナニガナ。

薄くガスが上がってきていますが、天気は崩れそうな感じではないです。
この後、以前はツガザクラが咲いていた場所を通りますが、ほとんど消えそうな感じになっていました。

↑2008年にチチ山方面をバックに撮影したツガザクラです。
今回は見る影もなくなっていました。
↑15年前の画像です。

10時34分、天満山を通過します。
山と言っても、どこが山なの?と言いたくなるのですが・・・

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