9年ぶりに前赤石に足を伸ばした、その5、物住頭までの道も変わり果てたがズミの花を見る
西赤石から少し下ったところで、お昼休憩としました。
前赤石のことについて、Rさんと話をしていたら、Rさんは当初は前赤石のトラバース道周辺のキバナノコマノツメやユキワリソウを見るつもりだったらしいです。でも、せっかくそこまで行くなら、未踏の前赤石に登るにはまたとないチャンスですから、ぜひ行きましょうと勧めます。日の長い今の時期は少々下山が遅くなっても心配ないですから。天気も少し薄曇りになってきて、気温もまずまずです。

↑丁度、正面に前赤石を眺めながら、おむすびを食べます。
あそこに行くと思ったら、ゆっくり食べてはおれず、そそくさ食べ終わって歩く準備をしました。

結局、10分ちょっと休憩しただけで出発しました。
3時間後にここに戻ってこれれば、良しとしましょう。

最初は緩やかな下りですが、その下り道が以前の道とは様子が違っていました。
シカの気配が濃厚です。
前回ここを歩いたのは2,018年6月17日のことで、その日は東赤石から西赤石を縦走しました。その時の記録を見直してみたのですが、2018年は異常はありませんでした。
その記録はこちら。

前赤石が見えてきました。
ピークの前に前衛峰ヶ見えていますね。

↑テンナンショウの種類はわからないですが、なんと8株もがうじゃうじゃと咲いていて、ちょっと気持ち悪いです。

これはサルナシですが、その後ろのササも枯れて、スカスカです。

鞍部に着く直前に白い花の咲いた木を見ました。
これって話に聞いているズミのようですね。
リンゴの花に似ています。

四国の山にも咲くとは知っていましたが、見たのは初めてです。
嬉しかったです。
今までこの道は3度通ってますが、5月末に歩いたのは初めてなので、初めて見られたんですね。

12時30分、雲ヶ原を通過します。
ここは前も開けた場所でテン場になりそうと思ったのを記憶してます。

↑2株目のズミもありました。

タチツボスミレがまだ咲いています。

↑3株目のズミ。
結構、あるものですね。
この木は特に花つきが良かったです。

振り返って眺める西赤石方面。
この後、前から突然、犬と男性がやってきてびっくりしました。

イヌ連れで、東赤石から西赤石へと縦走されているそうですが、ワンちゃんは岩場の下りを怖がるそうです。
この時は、石鎚方面が見えていますね。

岩場沿いに歩く場所でもズミが咲いていました。
けれども、物住頭手前の岩場に咲いているはずのツガザクラがありませんでした。

まだ咲いていてちょっと驚いたナガバノモミジイチゴ。

少し雲が出てきたけど、石鎚、その手前に瓶ヶ森や西黒森も見えています。
物住頭への最後の登りはちょっときついです。
汗が流れてきました。

もうすぐ物住頭かな?

前赤石が見えてきたので、あと少し。

足元にセンボンヤリの株。
いつもの場所では見つけられず、こんなところで見つかりました。
と思っていたら・・・・

12時56分、物住頭のピークに到着。
ザックをピーク近くにデポして、前赤石に行くことにしました。
エントツ山さんの山頂標識のバックにミツバツツジが入って青空とコラボして綺麗です。

12時58分、今から登る予定の前赤石を正面に見ながらいざ出発。

稜線北側にはブナも見えます。
赤石山系はブナは少ないけど、ごくたまに見かけます。

オオカメノキの花も咲き残っていました。
ここは標高1600以上あります。

これは文字も消えてますが、確か雲原越だったはず。
13時2分、雲原越を通過します。

前赤石の直登道の分岐迄やってきました。
ここを道なりに進めば、トラバース道です。

↑2014年に前赤石に登った時の同じ場所です。
踏み跡がしっかりしたとみるべきか、シカのせいでくさむらがなくなったというべきか?

踏み跡を辿るとすぐに岩場にになりました。
以前はなかった赤テープもあちこちにつけられていて、今では歩く人が多くなったようですね。

岩場になった途端に、シライトソウが咲き、イヨノミツバイワガサの葉っぱが見えてきました。
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