県境歩きのラストは相栗峠~大滝山~大相山~中山峠、その2、ツガの大木に驚く
朝一の急登をやっとの思いで這い上がったら、その後は歩きやすいほぼ平坦な道です。
アカマツの混じった自然林は阿讃県境にはいちばんよく見られるパターンですね。
その中に赤いオンツツジがちらほら。
先日、石鎚山系に行く途中、瓶ヶ森林道を走りましたが、標高1000mと高度も似ているのに、オンツツジは見かけませんでした。植生の違い?
これなども素晴らしいオンツツジですね。
距離が6kmと増えていると思ったら、目的地が大滝山ではなく大滝寺となっていました。
8時26分、分岐があるようで、ここから奥の湯に行く道があるようです。
その前の散策で見ていたギンリョウソウがここにも出ていました。
チゴユリは4月末の県境歩きでは綺麗だったけど、5月に入ると終盤なんですね。
8時33分、縦走路の南側に鉄塔が見えてきました。
無茶苦茶大きな鉄塔で、高さが50mほどもあります。
この日の雨予報とは裏腹に青空が出てきましたよ。
阿波幹線の鉄塔です。
8番鉄塔?
鉄塔の隙間から畑が見えています。
あれは徳島側の大平集落かな?
↑ヒメハギがこんなところで咲いています。
鉄塔の下は草原みたいになってるので、ヒメハギの好きな環境なんですね。
もう一度、鉄塔の隙間から覗いてみたら、何やら見覚えのある伐採地。
そうそう、あれは竜王山ではないですか。3月末に相栗峠から登った竜王山は山頂から東側が伐採されて様変わりしていたのでした。竜王山からこちらを眺めた時に、あれが大滝山よねと言ったのを覚えています。
竜王山山頂直下から今いる辺りを撮った画像がありました。
鉄塔が写ってますね。
↑手塔通貨からわずか5分後の8時37分、平帽子山に着きました。
地図には山名はなく、点名が平帽子山です。
平帽子山通過後は平坦な道が整然とつけられていました。
今度はちょっと細めのギンリョウソウ
大滝山までの距離がようやく5キロを切りました。やれやれ・・・・
トンボソウみたいですね。
地味なランです。
道が下り始めました。
8時52分、国地蔵峠に着きました。
地蔵って、どこに地蔵があるの?と言ったら、Rさんが、道標の後ろに見えてますよと・・・
ほんとだ・・・・奥ゆかしいお地蔵さまは引っ込んだ場所におられましたよ。
石が割れていて痛々しいです。
歩き始めから1時間ほど経ったことだし、ここいらで水分補給のために休憩しますか。
何しろしょっぱなから汗だくになったのです。
私も今季初めてのアクエリアスを用意してきています。
熱中症になるとやばいので、最初の休憩で十分アクエリを補給しました。
峠付近にはもうホトトギスの葉が出ていました。
この国地蔵峠ヶ徳島側への道は通じていて、大平集落まで行けるようですが、香川側は通行できないようです。道が荒れているということでしょうか?
この後も、峠道は香川側が通行不可になっていました。
9時3分、休憩を終えて登り始めます。
最初は階段道です。
少し登ると登りは一段落するようです。
稜線から北側?香川側を見ると眩しいほど明るくて・・・・
雨予報は一体どうなったんでしょう?
9時21分、とんでもない大木が現れました。
香川の山にもこんな大きな木が生えているんですね。
幹の直径は1m20cmはあったでしょうね。
この時は樹種がわかりませんで針葉樹としかわかりませんでしたが、調べるとツガのようですね。
この後も、アカマツなどに混じってこのツガが至る所に生えていました。
これまで阿讃県境をあちこち歩きましたが、これほど大きなツガがたくさん生えているのはこの区間だけですね。
見上げると圧倒されます。
その後、下り始めると、ホウチャクソウなども咲いていました。
これはコマユミかな。
見上げるとコハウチワカエデの涼しそうな葉っぱ。
青モミジもいいものですね。
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