西黒森~瓶ヶ森でアケボノとイシヅチザクラのお花見、その4、スミレ類いろいろとヒカゲツツジも見る
瓶ヶ森の登りは去年9月に登ったばかりで、もう二度目はないだろうと思っていましたが、思いがけずも二度目の登りを登ることになりました。見るからに急登なのですが、ジグザグを切ってあるので、意外と登りやすいです。冬の間に歩いた県境歩きはそれこそ、急斜面の直登ばかりだったので、それから考えると楽なものです。県境歩きはある意味いいトレーニングにもなったのでした。
どういうわけか、西黒森にはあれほど咲いていたアケボノツツジが瓶ヶ森の斜面にはただの1本も咲いていません。地質の違いなのでしょうか。よくわかりません。
その代わり、瓶の登りではシハイスミレがたくさん咲いていました。それもちょうど見ごろの花ばかり・・・
少し登った展望の良い場所で、お昼休憩にしました。
時刻は11時50分。
やっぱり、沓掛や黒森、又兵衛江岳が見えています。
歩いてきた西黒森と、オオカメノキ。
登るにつれて、コミヤマカタバミなどが出てきました。
ピンクのラインの入ったコミヤマカタバミ。
このタイプは時々見かけますね。
↑画像修正してますが、瀬戸内海も良く見えていて、西条の今治造船のドックが見えていました。
吊尾根の向こうに赤石山系。
フモトスミレもまた出てきました。
今年の春は県境歩きばかりしていて皿ヶ嶺にも行けなかったので、これが初めて見るワチガイソウでした。
最初で最後かな?
かなり登ってきたところで、イシヅチザクラが出てきました。
ここで、上から下ってこられた男性二人組の方とお会いしました。
かなり登ってきたようで、振り返ると西黒森の後ろに伊予富士も見えてきました。
西黒森からは見えなかったように思いました。
12時41分、分岐迄やってきました。
途端に、西側に石鎚が見えました。
瓶ヶ森の山頂まではあと10mほど。
Aさんが待っていてくれて、そこに綺麗なフモトスミレが咲いてますよ、と教えてくれました。
これがそのフモトスミレです。
12時46分、山頂着でした。
この祠を眺めるのも久しぶりですね。
Pさんと二人で来た時は石鎚のお山開きの頃でしたから7月の上旬だったかな?
中に祀られているのは蔵王権現だそうですが、去年はシキビを手にされてました。
山頂からは笹ヶ峰も見えているようですね。
今から向かう南側に見えるのは男山とその向こうに筒上山などです。
去年9月はここから避難小屋へと下りました。
今日は男山へと向かいます。
途中、思いがけずもヒカゲツツジを見ることができて、Aさんと一緒に大喜びしました。
この花だけはほんとに予想外でしたから・・・
ヒカゲツツジは丸滝山に見に行くのが私の中では定番でしたが・・・・これからは瓶ヶ森で眺めるのもありですね。
後は、予想通りイシヅチザクラが出迎えてくれました。
石鎚をバックにイシヅチザクラ。
この辺りのイシヅチザクラの木は驚くほど大きくて、これだけ大きくなるのには100年以上はかかってるでしょうねとAさんと話したことです。
高山で眺めるサクラはミネザクラというのがあって、私にとっては北アルプスや早池峰登山の思い出の花ですが、イシヅチザクラも四国の石鎚山系にあっては大事な花です。
13時21分、男山山頂までやってきました。
こちらの祠には石鎚古権現が祀られているそうです。
下から眺めるイシヅチザクラは一段と可愛いです。
途中、登ってこられた年配の男性の方に「この沢山咲いているのは何の花ですか?ツツジですか?」と尋ねられ驚きました。イシヅチザクラを知らないなんて、遠方から来られた方かと思ったら、松山の方だったので思わず苦笑してしまいましたが・・・・
下る途中、今度はトウカイスミレに会えました。
トウカイスミレはここ何年も見てませんでした。以前のブログをブログ内検索すると、2018年に主人の友人を石鎚にご案内した時に、見ていました。
しかし、私の記憶の中のトウカイスミレは丸滝小屋辺りで見たトウカイスミレです。
↑2014年に丸滝小屋周辺で撮影したトウカイスミレです。
それに比べて、瓶ヶ森のトウカイスミレは花の色がピンクっぽくて綺麗でした。
シハイスミレも下りではよく見かけました。
これも、ほぼ下ってきた時に見たナツトウダイ。
この後、一応、避難小屋辺りまで行って見ることにしました。
避難小屋周辺で見かけたコミヤマカタバミです。
以前の小屋番さんが植えたというミズバショウが花が終わって、巨大な姿に変貌しつつありました。
結局、15時25分に駐車場まで帰ってきました。
散策のつもりが、立派な山登りになりましたが、天気も展望も良くて気持ち良く歩けました。
隣の車は、神鳴池の登山口でお会いした高松からの女性グループの車です。
彼女たちも同じコースを歩かれたようでしたが、車が一台なので、うちの一人の方が車を移動されたようです。
そうと知っていたら、便乗を申し出るのでしたが・・・
この後、神鳴池までAさんの車を回収しに向かいました。
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