思いがけずも5度目の大江高山へ、その5、山頂では三瓶山も、そしてタムシバも咲いてた
さしもの急登も8合目まで登るとあとはなだらかな尾根を上り詰めるだけとなります。
先ほどからものすいスピードでギフチョウが飛び交っているのですが、午前中は決して翅を休めることなく飛び回っていて、撮影できたものではありません。
↑山頂までもうすぐというところで、木に着生して咲いているスミレを見ました。
しかも白と紫の2種類のスミレが着生しているのです。
紫のは勿論シハイスミレですが、白いのはシロバナタチツボスミレ、あるいは山陰型タチツボスミレの白花のどちらかだろうと思います。まったく種類の違う2種類のスミレがすぐ隣りで咲いているのは珍しいかもしれません。
地面の上でもシハイスミレが花盛りでした。
道はもうこれほど緩やかな登り道となりました。
うーーん。
これもタチツボスミレなのかコタチツボスミレなのか、判断が難しいところですね。
視線を上に上げると、キブシも咲いてました。
そして、残念ながらギフチョウではなくただのアゲハチョウがとまって休んでいました。
確かギフチョウもアゲハチョウの仲間だったと思いますが、アゲハぐらいはどこででも見られますからね。
12時8分、三瓶山が見える山頂に登ってきました。
さすがにこの時期は人気の山ですね。
すでに5~6名の方が山頂にいらっしゃいました。
↑山頂の三角点です。
確かこの三角点は一等三角点なのでした。でかいです。
この後、三角点の近くでゆっくりとお昼休憩にしました。
暑くも寒くもなく、快適な気温です。
これで5度も大江高山に登ったわけですが、毎回、毎回、自分でも感心するほど快晴の日に登っています。
普通は山登りの日というと、午後からは曇ってきたとかいうことが多いですが、大江高山に限ってはそういうことは一度もありませんでした。標高も800m程度なので、天候が崩れにくいのでしょうか。
↑お昼休憩が終わったところで、山頂のすぐ後ろで今年は咲いているというヒゴスミレを撮影しました。
山頂で咲いてるなんて、初めてです。
後にボケで入れたスミレはオオタチツボスミレだったかな?ぼけてるおかげで何のスミレなのかわかりません。
12時42分、山頂から日本海の傍にそびえる山を見ながら、歩き始めました。
ズームした山は、山頂に小屋が建ってますね。
↑山頂近くで咲いていたミヤマカタバミです。
山すそでも見ましたが、山頂でもエンレイソウが咲いていました。
そして縦走路沿いに白い花が咲いているのが見えてきました。あれはタムシバに違いない・・・・・
近付くと・・・・
↑案の定、タムシバでした。
それも見ごろに咲いています。
その前の週の東讃の山歩きでたくさんのタムシバを見たのに、青空背景で見られなかったのが心残りだったので、この光景を見て心がすかっと晴れました。
やっぱりタムシバの背景はブルースカイですよね。
いちばん後ろを歩くHさんがタムシバの撮影をされているので、振り向くRさん。
振り向いて撮影したタムシバ。
思いっきりズームすると日本海側の家並まで見えています。
目を足元に戻すと、そこには白っぽい色のスミレサイシン・・・
稜線の木々はまだまだ芽吹きをしてませんが、木々に絡みついたツルには芽吹きが始まっていました。
こちらは、大江高山の南側を走っている車道です。
道沿いにはミツバツツジも多いのか、ちょっと白っぽいピンクで咲き始めていました。
そして、稜線をかなり歩いた頃に、ミスミソウが再び現れました。
これはウスバサイシンかな。
まだ咲き始めてばかりのスミレサイシンが2輪。
大きなスミレですが咲き始めは可愛いですね。
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