思いがけずも5度目の大江高山へ、その6、イズモコバイモに間に合った
稜線歩きは東の山頂から西の山頂まで距離にして約1キロぐらいでしょうか。
半分ほどまで歩いても、なかなかイズモコバイモが出てこないので焦りました。
でも、ようやく出てきましたよ。
↑白い妖精と言えるでしょうか。
四国で見るアワコバイモ、トサコバイモ、トクシマコバイモはいずれも茶色っぽい色をしていますが、イズモコバイモは白っぽい色なので、とても可愛く見えます。
↑この個体はそうでもありませんが、なかにはフレアスカートのように裾広がりの個体もあって、そういう個体は特に可愛く感じます。
下から覗き込んで撮影できる個体がありました。
葯の色も白いです。
一つの画像のの中に3株が写っていますが、多い時は7株ほども同じような場所に咲いている時もあります。
↑2017年に歩いた時はまさに群生で咲いていました。
それに比べると、今年はちょっと数が少ないという感じがしました。
こちらはコタチツボスミレの群生と思います。
イズモコバイモを探しているうちに、後ろから来られた方たちに「後ろにたくさん咲いてましたよ」と教えていただいたので、引き返してまたまた探してみたりと、この辺りではうろうろしました。
まだ状態の良いミスミソウです。
時たま視線を北にやると、ヤマザクラが咲いた向こう側の山の斜面が見えたりもします。
そしてこれはブナみたいですね。
標高は低いけど、ブナも少しは生えているようですね。
クロモジの花も可愛くて、何度も撮影してしまいます。
西側の山頂へと向かっていると、その辺りでもイズモコバイモが咲いていました。
かなり草丈が伸びた個体です。
どういうわけか上を向いて咲いている個体迄ありました。
地味ですがツルシキミも咲いています。
えらく株数の多いエンレイソウの群生です。
ざっと30株~50株ぐらいはあったでしょうか。
↑この日のログです。
14時40分、西側の山頂辺りまで来たので、休憩を取りました。
笹原の一部が刈ってくれてあって、「休憩所」となっていました。
↑10分ほど休憩した後、綺麗な雲を見ながら、下山にかかりました。
下山のルートではスミレがいろいろと見られるはずです。
下山時も、まだまだ綺麗な青空が見えていて、ほんとに天候には恵まれました。
↑果実も美味しいナガバノモミジイチゴの花です。
そして、ウグイスカグラの花も一輪咲いていてくれました。
登りの飯谷側ほどではないけど、下りのルートも結構な坂道なんですよね。
こんにちは。コバイモは地域性がありますね。当地ではカイコバイモとコシノコバイモです。コタチツボスミレの名前は知っていますが実際に見たことがありません。当地では極めて小さいタチツボスミレを見ますが専門家の説明ではタチツボスミレの矮性ではないかということでした。
投稿: 多摩NTの住人 | 2023年4月17日 (月) 18:36
多摩NTの住人様、こんばんは。
御地ではカイコバイモ以外にコシノコバイモもご覧になれるのですか?
この春は九州からネット知人の方がいらして、やはりトサコバイモ、アワコバイモ、トクシマコバイモを
見て帰られたようです。
私自身は今年はまだアワコバイモとイズモコバイモしか見てないです。
今年は県境歩きもしているので、花散策ばかりをするわけにもいきませんので・・・
コタチツボスミレは、香川の山地の辺りでいがりさんが撮影されている画像を見たことがあるので
これがコタチツボスミレなんだなぁと覚えました。香川の場合は特殊で、普通のタチツボスミレが
咲かず、ナガバノタチツボスミレとコタチツボスミレしか咲きません。
標高の高い山で咲くのはコタチツボスミレです。
全体に小さいのであれば、タチツボスミレの矮性というか小型とも言えますね。
スミレはほんとに難しく、前回の山歩きでもこれはニオイタチツボだと思うのだけど、香りが
なくて悩んだ場面が多かったです。
投稿: keitann | 2023年4月17日 (月) 23:01
Keitann様 だいぶ遅くになってコメントをしますが、ご容赦ください。
今回の山行のお目当てはイズコバイモでしたでしょうか?
その花でいろいろな姿をしたものに出会えて何よりでした。
そしてスミレのオンパレードとときどき可憐なミスミソウにも出会えて収穫の多い旅だったのではないでしょうか。
遠くまで出かけてきた甲斐がありましたね。
ところで小生の手持ちの「山旅倶楽部」のOnline地図では大江高山のつながったルートが無くて類推しながら御山行に同行して来ましたが、今記事によってルートの全容がわかり、得心できました。
投稿: ぶちょうほう | 2023年5月14日 (日) 10:05
ぶちょうほう様、こんばんは。
大江高山に行ったのも一か月以上前のこととなりました。
この日は私自身が行きたかったというより、徳島の山仲間の女性の熱意にほだされた
という感じでした。彼女がどうしてもイズモコバイモが見たかったようです。
この春は花の時期が読めず、開花状態が不安だったのですが、何とか咲いていてくれて
良かったです。
大江高山はイズモコバイモがいちばんのお目当てでしたが、ほかにも見るべきものがたくさん
あって、楽しい山です。
山旅倶楽部というアプリもあるのですね。
今は昔と違い、いろいろな地図が見られるので、便利な世の中になりましたね。
大江高山の道はしっかりした道で、迷うようなところはありません。
投稿: keitann | 2023年5月14日 (日) 22:36