県境歩きで一本松越から三角点「県境」までを繋ぐ、その4、フモトスミレに会った

この日に名前のある山を通過するのは、ここ鉢伏山だけです。

なので地図を見て、歩く稜線の途中からちょっと入っただけのところにある、三角点のある山「境山」にも立ち寄ることにしていました。でも、とりあえずは、この鉢伏山の山頂で一服するとしましょう。

山頂にある倒木に腰掛けて、コーヒーなど入れてお菓子も少しいただきました。お腹も少し空いてきてましたからね。コーヒーを飲みながら、足元に目をやると、白いスミレが咲いていました。

あれ?と思い、コーヒーを飲み終わったところで、スミレをよく眺めて撮影しました。

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↑鉢伏山に着く前にも白いスミレを見ていたのですが、シハイスミレの花の色が白っぽいものだろうぐらいに考えていたのです。が、ここでよく見ると、葉もシハイスミレとはちょっと違うし、何より顔が違いますね。

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↑顔をアップにしてみました。

シハイスミレはこんな顔はしていません。

白いスミレでこんな顔をしていると言ったらフモトスミレかな?と思いましたが、今までフモトスミレは結構高い山でしか見たことがなく、香川の山では見たことがありませんでした。

これは自宅に帰って「日本のスミレ」で調べてみないと・・・・

結果、調べてみたらフモトスミレでした。

香川の山で見たのは私としては初めてなので、大きな収穫でした。

もっと高い竜王山などで見るのならわかりますが、かなり低い東讃野山でお目にかかろうとは・・・

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↑私が腰かけていた倒木のところで咲いていた株は2輪の花が咲いていました。

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↑因みにこれは2016年6月に寒風山で見たフモトスミレです。

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三角点のところにはお菓子の缶が置かれ、中には日誌がはいってました。

私たちの登頂記録もついでに記しておきました。

ほかの方の記録を見ると、ほとんどが徳島の方ばかりで、この鉢伏山は板野あたりの人にとっては手軽に登れる山なんですね。香川の人は県境歩きの人ぐらいしか来ないようです。

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10時15分、鉢伏山を後にしました。

ここからはもう登りはほとんどないはずですが・・・・

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10時19分、西谷への分岐を通過しました。

鉢伏山山頂の日誌にも「西谷」から登ってきたという記録がありました。

調べると、ここを下ると簡単に阿波大宮駅まで下れるようです。

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なおも歩いていると、綺麗なフイリシハイスミレ。

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そして、ミツバツツジの満開の株に会いました。

このミツバツツジ、花も大きくてコバノミツバツツジではない別のツツジなのかな?と今も思います。

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ツツジの株もとにはこれまたシハイスミレの群生でした。

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その後に見かけたのは香りはないけど、ニオイタチツボスミレのようです。

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アセビの花もまだまだ綺麗です。

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ここでもフモトスミレが咲いています。

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日当たりのよい縦走路を歩いていきます。

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標高が少し下がったのかオニシダも出てきますが、道はちゃんとあるので大丈夫です。

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これは今年の初見、ニガイチゴです。

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そして、葉脈の目立つ綺麗な葉はウラジロノキですね。

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もう花芽が上がっています。

ウラジロノキは香川の里山にも案外多く見かけます。

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少し展望のある場所を通過しました。

これは徳島側が見えていて、見えている山は鳴門の大麻山ではないかと思います。

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どこかで咲いてるといいなぁと思っていたモチツツジも日当たりのよい場所で咲いていました。

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10時58分、小さな祠の横を通過しました。

祠の下に道が見えていましたが・・・・

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11時10分、境山への分岐までやってきました。

ザックを分岐にデポして、境山へ向かいました。

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↑ちゃんと「境山」という字が見えます。

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道もわかりやすくて11時19分、境山山頂に到着です。

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↑四等三角点の「境山」です。

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