県境歩きで境目~中山峠を歩く、その5、再び山道に入ると花の道
結局、美馬市に入ってすぐの道沿いの法面上のコンクリートが日当たりが良くて乾いていたので、その上で休憩することにしました。まだお昼には早いですが、そういえばここまでに休憩を取ってなかったので、ここからの登りに備えて私はおにぎりを一つ食べました。
下の車道をごくたまに走りすぎる車があるのですが、おばさん二人がこんなところで休憩しているのを見ておかしかったでしょうね。
↑休憩の途中で気づきましたが、ちょっと向こうの方の山肌にタムシバが咲いていました。
タムシバはその前の週でも見ていたので、不思議ではないのですが、この日はこれが初めてです。
標高もあまり高くないこの辺りの山に咲いているものなんですね。
↑休憩中に次に歩くコースを確認するRさん
↑休憩を終えて、登り口を探しに行きます。
歩いてきた道を少し引き返しました。
これから先は尾根に取りついて山歩きになるのだそうです。
地図を見ると、確かにここから先は県境は山を通っていますね。
↑これがこの辺りのログです。
まずは尾根に取りつきます。
↑Rさんが探してくれて、電柱にピンクのリボンが巻いてあるところから取りつきます。
え?こんなところを登るの?
11時4分、尾根に取りつきました。
振り返るとRさんも登ってきます。
↑一応、薄い踏み跡があります。
↑シュンランの未開花株。
その前の飯野山でシュンランが根こそぎ盗掘されているのを見て、腹が立った後だったので、こういうのを見るとほっとします。
特にヤブというほどではないですが、道でもない場所を登ります。
10分ちょっと登ったら、その後は平坦な尾根になりました。
ヤブツバキが出迎えてくれました。
これはガマズミの花芽です。
里山の花ですね。
そのまま尾根を真っすぐ歩いていたら、なんか変です。
地図を見ると道を間違えていました。
急いで引き返します。
5分ほど引き返したところで、木に青い紐が巻いてあります。
ここですね。
ここで道が急に曲がっています。
反対方向からくると、↑の道標があるので、間違わないと思いますが、私たちは逆コースだったので気が付きませんでした。
これが正解です。
少し歩くと、やや崩壊しかかった斜面がありました。
11時58分、地図上では平坦なように見える場所に出ましたが、ここは太陽光パネルを置いてある場所だったんですね。
山を歩いていて、いきなりこんな場所に出くわすとびっくりします。
直ぐ近くにコバノミツバツツジが満開で咲いていたので、ここで花を見ながらお昼にしましょうということになりました。
時刻は丁度12時2分です。
腰を下ろした場所は少し斜面になっていて、安定感はイマイチですが、何よりお花の横というのがいいです。
私の横にはヤブツバキのすべすべした幹もあります。
この日のお昼は、例のごとくカップ麺です。
↑目の前に広がる太陽光発電のパネルを眺めながらカップ麺を頂きました。
これを置くために、山を削り整地などもしたんでしょうね。
ここからも向こう側の山肌にタムシバが見えました。
おまけに出発しようと立ち上がったら、すぐ近くにヤマザクラが咲いています。
花いっぱいの中でお昼休憩を取ったわけです。
12時31分、お昼休憩を終えて、再び登り始めました。
するとどれだけも登らないところで白いものが目に飛び込んできました。
あの白い花はもしかして・・・・
近付くと案の定、シロバナウンゼンツツジでした。
この花は例年だと4月末頃に見ているのですが、今年は暖かいのとこの場所の標高が400mほどしかないので咲いているのだろうと思います。前回の県境歩きで東讃野山を歩いた時もシロバナウンゼンツツジの木はあちこちで見かけていました。
いろいろな花が一挙にみられて、Rさんも私も大喜びで、テンション上がりまくりです。
そのまま登っていたら、いきなり展望が開けて矢筈山方面が見えてきました。
確かに地図で見ると矢筈山の真南にいるんですね。
そして下に見えている集落は多和の集落のようです。
ここをそのまま下れればいいのですが、道も何もなく、到底下れそうもありません。
仕方なく引き返したところ・・・
下に作業道が見えていて、タムシバの花も見えます。
そして讃岐山脈縦走路の札がかかっていました。
作業道沿いにはミツバツツジが艶やかに咲いています。
ところが、作業道もこの崖みたいなところで行き止まりになっています。
仕方ない、作業道を逆方向に下るとしましょうか。
作業道沿いではキブシの花が咲いていて、今季二度目でした。
ミツバツツジもあちこちで咲いています。
道沿いに電柱が立っているのは、先ほどの太陽光パネルから電気を引いているということでしょうね。
山肌にはツツジやタムシバが見えていて、殺風景な光景とちぐはぐな印象を受けました。
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