山里のひな祭り見物と稼勢山登山、その1、坂本のお雛様を見ながら山道へ
2月23日の祝日は、県境歩きをする予定でした。
ところが早朝に雨が降ったので、厳しいコースを歩く予定だったその日の山行は取りやめにしました。
2月25日の土曜日は本来なら取りやめにした県境歩きを歩くべきところだったのですが、前日も雨が降ったりと雨続きでは厳しいコースは足を滑らすかもしれません。それに、今年こそは勝浦の奥のにある坂本集落のお雛様を見てみたいと思っていたので、勝浦方面の山とセットでお雛様を見に行くことにしました。
セットにする山は中津峰山では時間がかかる過ぎるので、阿南の山仲間の方が教えてくださった稼勢山を登ることにして、前日にyamapの記録などを目を通しました。
↑登山前に見物した坂本神社の石段に飾られたお雛様です。
趣がありました。
当日は車出しは私が担当し、Rさんを某所で7時半に拾い、高速高松道で徳島インターへと向かいます。
徳島インターに着く前に、高速が室戸方面へと伸びていて、慌てましたが、以前、中津峰山に登りに来た時同様、徳島インターで下りました。
あとは市内を南下し、県道16号を勝浦川に沿って走るだけです。
勝浦町に入ると、早くも道沿いにお雛様が飾られていて、テンションが上がりまくりです。(^^;)
産直の「よってね市」というのが美味しいものがいっぱいありそうというので、立ち寄りました。
まぁ、お寿司の種類が豊富だし、野菜も安いし、極めつけはミカンが10個入って100円という安さです。
いいところですね。
ここでその日のお昼を調達し、ついでにお買い物もしてから、いよいよ坂本集落へと向かいました。
徳島の山里ということで、道の狭さを心配してましたが、それほどでもなくたどり着きました。
でも、地形は複雑そうなところですね。
いったん上がった道を、急坂を少し下ったところに、小学校みたいな建物がありました。
↑これが、その建物です。
小学校の閉校した建物を利用した「ふれあいの里・さかもと」です。
ここに駐車できるようです。
トイレを貸していただこうと中に入ったら、地元の女性の方たちが気持ち良く挨拶して下さって、トイレも綺麗にお掃除している最中でした。
地元の方たちの心遣いが感じられて、とても気持ち良かったです。
↑トイレから出たあと、建物内に飾られた享保雛をスマホで撮影。
五人囃子の前に置かれている箱は皆さんお分かりになりますか?
これは「遊山箱」と言って、徳島の女性が子供の時に作ってもらう重箱みたいなもので、これを下げて野山に遊びに行くそうです。徳島の女性に2人知人がいますが、お二人ともご自分の遊山箱をお持ちだそうです。
徳島の優雅な文化でしょうね。香川ではそのような話は聞いたことがありません。
もしかしたら、坂本のひな祭りもそういう文化と関係があるのかも・・・
↑駐車場の直ぐ上にありました。
急な石段の手前にも雛が飾られていました。
屋根には屋根を上っている「さるぼぼ」の人形。
Rさんの話では、これはRさんが来られた数年前にはなかったとか・・・
本殿の前には,茅の輪くぐり?
しかもハート型の茅の輪です。インスタ映えもいいところですね。
最近はどこの神社でも見かける花手水ですが、お内裏様が手水の上に飾られています。
これも豪華でした。
お参りをしようとした本殿の中にもお雛様・・・
ほんとにカラフルで、ため息が出ます。
市松人形ばかりを飾ったスペースです。
たくさん見物したので、そろそろ、神社のほかも見てみましょう。
車道を歩きだすと、今度は民家の素朴なお雛様が目に留まります。
全ての家が飾っているわけではないですが、皆さん、家の押し入れで眠っているお雛様を出してこられたのでしょう。
ここは祖谷?と思うような手作りのお人形を飾っているお宅もありました。
このお宅が坂のいちばん上にあるお宅のようでした。
この上は、もうトンネルで、これは旧坂本トンネルだそうです。
今は下に新坂本トンネルというのができていて、車はそちらを走るようです。
トンネルまで来たら引き返して、登山口を目指します。
山の向こうに風車のプロペラが見えてますが、あれって、もしかしたら大川原高原の風車??
坂本集落と大川原高原の位置関係がとっさには思い出せません。
引き返すと言ってもほんの100mぐらいのことで、登山口までやってきました。
時刻は9時27分です。
集落の中から登山道が始まるという感じなのですが、集落の中だけあって、道は生活道にもなっていて、一筋縄では歩けませんでした。
幅が1mもないような狭いコンクリート道を登るとすぐに民家に突き当たります。
と思ったら、そこでカーブしていました。
↑見えている山は今から登る稼勢山とは反対側の山ですが、中腹にも民家があって、さすがに徳島です。
奥の方ある高い山が中津峰山かな?
数年前にRさんと登りましたが、良い山でした。
しばらく歩くと、コンクリート道ではなく土の道になり、両側が竹林になりました。
直ぐに、峠のようなところに差し掛かりました。
どうやら先ほどの坂本トンネルの上になるようです。
峠を過ぎると、突き当りに分岐の道標があり、左に行くと「かせ山」とあります。
時刻は9時37分。
峠には古い道標が立っていていい雰囲気ですね。
私たちはもちろん、左の「かせ山」方面へと歩いていきます。
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