山里のひな祭り見物と稼勢山登山、その4、コショウノキの花とフキノトウ
まったく同じ道をピストンするのも味気ないので、帰り道は破線の道が通れるようなら辿って見ようと話していました。
その前に,スギの植林で枝うちの山仕事をされていた方がまだお仕事中だったので、「無事に山頂まで行けました」とご報告をしましたら「早かったね」とのこと。私たちのことですからちっとも早くはないのですが・・・
その時にその辺りから下れるかどうかお尋ねしたところ、迷いやすいからやめた方がいいよと言われました。
確かに稼勢山は地形も複雑ですし、道も複雑~~。
でも破線の道というのは、例のロープ場のところから下っている道なのでした。
↑先に下っていくRさん。
↑この日のログですが、「下山路」と書いてあるのがこの日下った破線の道です。
ただ、今はあまり歩かれてないようで、ツル性の植物がそこいらじゅうに絡まっていて、夏場は通れないと思います。
歩いていたら・・・
何と、思いがけず、コショウノキの花が咲いてました。
高知の山では早い年は1月にも咲いてるのを見たことがありますから、咲いてても不思議ではないですね。
ジンチョウゲの仲間ですが、野生の花だけあってシンプルで美しい花です。
よく見ると、何かのツルが絡まりまくっています。
可哀想に、こんなのに絡まれたら枯れてしまうかも。
ツルを全部取り除いてやれば良かったと今になって思います。
しばらく下ると、やがて竹林になってきました。
竹林が出てくると人家が近いというイメージがあります。
竹林を抜けて、何やらユズ畑?のような感じの畑に下ってきました。
辺りにシャガが群生していて、畑を通らないように歩こうとすると、シャガの上を通ることになります。
シャガは強い花なので、踏んづけても大丈夫だろうと思いながら下ります。
シャガを抜けると、草むらの中に今度はフキノトウが見えました。
大喜びしました。
何しろ、今年はこれが野生のフキノトウの初見ですから・・・
二人とも4個ずつほど摘んで帰りました。天ぷら用です。
フキノトウの生えたところを過ぎると、今度こそ、ちゃんとした道です。
小さな沢を渡ります。
振り返るとこんな感じでした。
眼下に国道16号が見えてきました。
↑13時59分、国道16号に下り立ちました。
新坂本トンネルの東側に出たわけです。
登山は旧坂本トンネルから始まりましたが、下山は新坂本トンネルに下ってきたのでした。
トンネルのすぐそばに河津桜らしいのが咲いていたので、近付いて激写しました。
この頃は自宅の河津桜はほとんど咲いてなかったので、嬉しかったです。
あとは白梅など眺めながら、歩きます。
↑これはどうやらお寺の屋根のしゃちほこ。
坂本川を渡ると、橋のたもとにもお雛様がいらっしゃいました。
華やかなお飾りをした民家が見えてきましたよ。
軒が深くて、これならお雛様も濡れずに済んでいいですね。
吊るしびなも豪華だし、ひな壇もいちばん豪華だった民家です。
歩いていると、石段が見えて、これは朝一で訪問した坂本神社の石段だそうで、ほんとはここから登るものらしいですが、ずるをして巻き道??を登ります。
巻き道もずいぶん傾斜が急でした。
そして、ようやく朝方に歩いた民家まで帰ってきました。
ここからは「ふれあいの里さかもと」に戻るわけですが、朝はいなかった交通整理の方が立てっていました。
お昼時は賑わったんでしょうね。
その辺りから今しがた登っていた稼勢山が見えたので、激写です。
登っても複雑な山でしたが、見ても複雑そうな地形です。
あとで、ふれあいの里さかもとさんの館内のカフェで休憩させてもらったのですが、館内に展示してあった写真です。
標高500m程度の山でもシカがいるんですね。
そういえば山中で見たフンはシカのフンだったようです。
「いずもさん」と書いてあるのは私たちが通過した時に見かけた「出雲神社跡」のいずもさんでしょうか。
調べると、奥の深い山のようです。
休憩時に、喉が渇いていたので、ユズサイダーを頂きました。
爽やかな味で、一気に飲み干しました。
帰りは、山から眺めたピンクの桜を眺めようと寄り道しました。
奥のピンクはユキワリ桜のようでした。
私たちが棲んでいる香川ではまだ桜の気配がない2月25日のことでしたが、勝浦は暖かいのかあちこちでピンク色を見かけましたよ。
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