雪たっぷりの高清水トレイルを楽しむ、その4、針葉樹の森で行き倒れ遊びに興じる
痩せ尾根歩きが終わったら、今度は展望台への登りです。
去年はトレースは展望台に向かって斜めに登っていたのですが、今年は直登していました。
まるで天に向かって登るかと思うほど、急な登りを登ります。
↑トップを歩かれるAさんとセカンドを歩かれるYさんはスーパーワカンを装備されているせいか、歩くのがめちゃくちゃ速く、展望台への登りをもうかなり登られてますね。
この登り、画像で見るとさほど急ではないみたいに見えますが、実際はものすごく急で、この日の一番の急登でした。
↑登っている最中は空しか見えず、空に登っていくという感じ。
天にも昇る心地というのはこういうのを言うのかも?
青空だけが見えますね。
私に続いてRさんもほぼ登り切りました。
急な登りですが、去年みたいにトラバースするよりも危なくはないと思いました。
去年のトラバースでは滑落の危険があったからです。
↓去年はこんな風にトラバースしました。
↑登り切って振り返るとそこには大山の姿。
登っている最中も振り返れば見えたと思いますが、きつい登りなのでそんな余裕はなかったのです。
登り切ったら、展望台までは平坦な道です。
さぁ、ここで待望のお昼ですね。
12時42分、展望台に着きました。
あ、最後のエントツ山さんが少し遅れて登ってこられました。
大山をバックに、ツボ足のアイゼンではさぞきつかったことでしょう。
展望台からは眼下に赤和瀬の集落が見えています。
中国地方の山は低いので、すぐそこに集落が見えるのが四国の高山との違いですね。
皆で大山が見える方向に向いて、お昼を食べるために雪を踏み固めました。
この日のお昼はもちろん、熱々のカップヌードルですが、この日はウエア1枚で歩くほど暑かったので、熱々のカップヌードルが普段ほどは有難くなかったです。
汗拭きタオルが大活躍した日でした。
食後は、各自からおやつが飛び交い、ずいぶん多品種のおやつを持ち帰ることができました。
さて、あとは伯州山を目指すのみですね。
ところが、私たちが着いた時には、伯州山に向かう人がまだいなかったらしくトレースがなかったのでちょっと心配しましたが、うまい具合に食べている間に、若い方たちがトレースをつけてくれたようです。
↑Iさんはスノーシューを外してアイゼンで歩くようです。
展望台からトレースを辿ってしばらく歩いて行ったら、いきなりトレースが途切れてしまい、引き返しました。
どうやら右側に行くのを見落としたようで、引き返したら、ばっちりでした。
こういう下りは楽しいですね。
↑雪の玉が転がって作ったスノーローズ。
今年も見ることができました。
しばらく歩くと、雰囲気の良い針葉樹林を歩きます。
ここは霧が原付近ですね。
↑「これはかまくら?」とばかりストックでつつくMさん
どうやら小さい木がすっぽりと雪をまとったプチモンスターだったようです。
↑去年もこんなモンスターもどきの木があったのです。
霧が原は雪がなければ道標が見えるのですが、この時は雪で覆われていて道標は見つかりませんでした。
↑後続の4人がなかなかやってきません。
どうやら、行き倒れ遊びに興じているようです。
Iさんが雪の中で寝そべっているので、雪遊びしているに違いないですね。
何しろ雪のあまり降らない四国の私たちですから、これほどの雪は珍しくて仕方がないのです。
↑こんな光景、四国ではまず見られませんからね。
すると、私の横にいらしたYさんが突如、雪にダイブしました。
あれ?彼女も行き倒れ遊び??
手を上下に動かしています。
なんでも、天使製造中なんだそうです。
ほんと、天使に見えなくもないですね。
皆さん、雪を見ると童心に返ってしまいます。
ようやく後続組がやってきました。
なんだかんだで10分近く遊んだでしょうか。
さて、その後は、植林の森を少しだけ抜けます。
この後、ルートを間違いそうになりましたが、Aさんが見晴らしの利くところに移動されて、方角を定めてくれました。
あとは伯州山に向かって真っすぐ歩くだけですね。
ルート沿いにはこれもプチモンスターが見られました。
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