雪たっぷりの高清水トレイルを楽しむ、その3、心配してた痩せ尾根も何とか通過
御林山への登りは緩やかな登りですが、時折、少し急なところもあります。
ブナがだんだん大きなブナに変わってきました。
↑この辺りはエントツ山さんがわたしの前を歩かれていたのですが、まだアイゼンでも大丈夫なようですね。
少し平らなところを歩くようになったのですが・・・
前を歩かれるエントツ山さんのアイゼンにそろそろ雪がついてる?
トレースは人形峠を出たばかりの頃は踏み固められていたのが、次第に歩く人が少なくなってきたんですね。
後ろを振り返るとRさんが登ってきてますが、平らなようでもやっぱり登りなんですね。
11時38分、御林山に着きました。
行く手には真っ白な山が見えていて、あれが目指す伯州山かと間違いそうになるのですが、あれは恩原高原です。
そして、ズームすると・・・・
恩原高原の手前に白い丘のようなものが見えていて、展望台が小さく見えています。
展望台があるのはブナの谷頭と言われる場所です。
この展望台に行く直前が痩せ尾根になっていて、この日の心配事だったのが、この痩せ尾根が通過出来るかどうか?ということでした。
数日前からyamapの記録を見ても、人形峠から伯州山まで縦走しているという記録が見当たらなかったからです。
それでも、しばしの休憩を素晴らしい眺めを見ながら楽しみます。
空はいつのまにか真っ青になっていて、天気予報は完全に外れたようですね。
いい方に外れてくれて有難いです。
木々が雪の上に落とす翳が美しい・・・・
しばしの休憩のあと、出発です。
↑ツルアジサイが絡んでいるせいか、面白い雪のつき方をした木がありました。
この後、10人ほどの人たちとすれ違ったのですが、お尋ねすると例の痩せ尾根はトレースをつけてきたから心配ないですよとのこと。
やれやれ、これで心配の種がなくなりました。
心配事がなくなったので、ブナの眺めを思いっきり楽しみます。
そして、12時6分には池川山に着きました。
ここでも軽く、お腹を満たします。
青空になると陽射しがきつくて2枚着ていたのが暑くなって、女性陣は一番上のウエアをそれぞれ脱ぎ捨てました。汗拭き用のタオルが手放せないほど、汗が顔から滴り落ちるのです。
雪山でウエア一枚で歩いたのは私もこの日が初めてでした。
いよいよ痩せ尾根に向かって出発。
痩せ尾根の手前は雪原が広がっていて、ここでお昼を食べていらっしゃる方もいました。
↑四国の山ではあまり見られない風景ですね。
この辺を過ぎると、いよいよ痩せ尾根です。
ボリュームのある雪にびっくりしますね。
↑雪庇なんだか何なんだか?
でも、去年より雪が多くて、痩せ尾根ではなくなっていて歩きやすかったです。
大山の稜線が夏場は歩けないけど、冬場だけ歩けるというのがわかるような気がしました。
↑前方に展望台が見えてきました。
後ろを振り向くと、エントツ山さんが最後尾でちょっと遅れを取っているようです。
やはりチエーンアイゼンだと厳しいようですね。
MさんやRさんはスノーシューですたすたと余裕です。
で、その後ろのIさんはこれまたスノーシューを外してアイゼンにされたのか、ちょっと苦戦されてるようでした。
雪上歩行は足元に何をつけるかで、歩き方がかなり変わってきます。
危ない個所を通過し終わった後で、振り返ると、やっぱりこの日いちばん緊張する場所には間違いなかったです。
とはいえ、雪の多い時の石鎚に比べるとどうということはないです。
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