夫婦倉やいろいろなお地蔵様、花など見ながら、最後はバスで港へ
山からヤブ漕ぎして車道まで下ってきたら、今から歩くのとは反対方向に紅梅の綺麗な色が見えてきたので、寄り道しました。
↑反対の方角に50mほど歩いたところに紅梅が咲いていました。
2月末の今の時点でこそ、我が家周辺もウメが満開になっていますが、この頃はまだまだ島以外ではこれほど咲いてなかったと思います。
今まで歩いたことのなかった生ノ浜や尻浜周辺もお地蔵さまや石仏がほんとに多くて、いつも思うのですが、島の人はそういうものを大事にしますね。
車道歩きなので道沿いにはカラスノエンドウも咲いていました。
カラスノエンドウも今期の初見でした。
道標が出てきて、この頃から帰りの船まで歩くかバスに乗るか?考え始めました。
コミュニティバスのバス停があって、バスの時刻を見ると16時台にバスがくるようです。
16時台のバスに乗れば、港に17時には帰れるでしょうから、泊港を17時10分の船に乗れますね。
誰も住んでないところに、見る人もいない水仙が咲いています。
14時49分、夫婦倉のところまでやってきました。
修繕が終わったばかりなのか、漆喰が真っ白です。
↑説明板がありました。
夫婦倉は私も写真で見たことがありましたが、本島に来ても東半分は良く行くのですが、生ノ浜や尻浜がある西の方には来たことがありませんでした。
ほかの方もたぶん、本島の西側を歩かれる方は少ないと思います。
なので、今回の小阪山登山はそういう意味でもよい機会でした。
見上げると、いましがた歩いていた小阪山の稜線が見えています。
小阪山は南北に長い稜線を持っています。
夫婦倉からまた歩き始めると、男木島でも見かけたタンキリマメがまだ綺麗な黒い豆果をつけていました。
何やら花も咲いていたので近付いてびっくり、シロバナマンテマです。
これって4月とかに咲く花ですよね。
やっぱり島は暖かいんですね。
コダチアロエの花も咲いてます。
お次はハマダイコンの花です。
といわ観音という立札が見えてきて、どこに観音様?と探していたら、摩崖仏の観音さまでした。
これも本島では珍しいのでは?と思いますが、見られて良かったです。
↑といわ観音様の大きな画像です。
かなり古いものなんでしょうか?
なおも歩いていると、道端にキケマンの株。
これは海の近くに多い植物ですね。
↑尻浜の手前では、こんな工事中の建物。
何か宿泊施設でもできるんでしょうか?
島は今はちょっとしたブームらしいので・・・
尻浜集落に入って、山越えのショートカットの道がないかと、路地に入ってみました。
歩けそうな道はありませんでしたが、廃屋になった昔は立派だったろう民家がありました。
これも廃屋になった民家。
なまこ壁が斜めではなく縦横になっていて珍しいですね。
本島は立派な家が多かったのだなとあらためて思いました、
車道を歩かず、狭い昔からの道を歩きちょっとだけショートカットしました。
柵やネットはしていますが、男木島よりは立派な畑があります。
車道に出てきました。
ここからは本島の北側を歩きます。
↑北側を歩くので、防波堤の向こうに鷲羽山ハイランドが良く見えました。
途中、福田のバス停も通りましたが、風が冷たい場所だったので、もう少し歩くことにしました。
結局、大浦のバス停までやってきました。
ここは西日が射して暖かく、おまけに待合の小屋があります。
小屋の中にはベンチも設置されていたので、この日初めてのコーヒーを作って飲みました。
お湯だけは1リットル近く持参してましたからね。
バスを待ってる間のコーヒー休憩でちょうどよかったです。
やってきたコミュニティバスの乗客は私一人でした。
運転手さんに「児島行の船ですか?」と尋ねられ「丸亀行です」と答えました。
児島行の船は出航が早いので、飛ばすつもりだったようです。
バスの中から眺めた丸亀方面
奥には阿讃山脈も見えています。
港に着いたら、私以外にも女性3人組のグループの方がおられ、ヌートリアを見たと仰ってました。
本島ってヌートリアが棲んでいるらしいです。
17時10分、フェリーに乗り込みます。
お仕事帰りの方も大勢でした。
日の入りは見そびれましたが、登ってなかった小阪山に登ることができ、夫婦倉も見られて充実感に浸りながら帰途に着きました。
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