県境歩き第三弾で川俣ダム~天狗岳~天井山~鵜峠を歩く、その2、一本松越えへ

考えたら、東讃の県境方面は2021年1月15日にほんの少しだけ歩いていました。

その時の記録はこちらです。その時は大阪峠からほんの少し県境を歩いただけで、別の尾根を辿り龍王山~ビク山と歩いたのでした。見えていた大山も気にかかっていたので今回は大山に登れるということで、期待感があります。大山に行く前に、まずは県境の稜線に取りつくわけですが、今回は一本松越という峠で縦走路に乗るようです。

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↑歩き始めは8時39分でした。

最初は今しがた車で走ってきた林道をそのまま南へと歩きます。

Rさんが、「この先も走れないことはないよね」と言いますが、この先がどうなっているかわからないだけに、広い場所に駐車した方が無難ですね。

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↑当日のyamapの記録です。

16キロ近くも歩いたようです。

靴が靴だけにペースは絶対遅いと思いましたが、それでも標準ぐらいでは歩いたようです。

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↑川俣ダムから大山までのログをアップしています。

歩き始めの川俣ダムの標高は200mほど、一本松越えまで200mちょっとの登りのようです。

歩き始めた時刻は決して早くはないのに、東側に稜線があるおかげで、まだ日が昇りません。

高速を走っていた時には丁度東に向いていて朝日が眩しくて思わずアクセルを緩めたほどでしたが、この辺りは日の出の時間が1時間半も違うようです。

一本松越えより東にある鉢伏山などの稜線が日の出を遮っているのです。

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道沿いに立派なマンリョウの木。

マンリョウはどこの山でもよく見かけますし、我が家でも鳥の落とし物からいくらでも出てきています。

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8時46分、橋が出てきました。

この橋を渡るとすぐに・・・・

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「清水3林道起点」という看板がありました。

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でも、そのすぐ先が通行止めになっています。

車で入ったとしてもここまでですね。

この通行止めになっている道は、地図中に記されている大山越へ向かう破線の道と重なっているかもしれないと思いました。

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通行止めの手前に、登山口がありました。

といっても簡単な道標があるだけです。

辺りはうっすらと雪が積もっています。

右足用の靴を履いた足が違和感がありますが、平坦な道は何とか歩けそうです。

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簡素な道標ですが、あるだけでもありがたいですね。

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が、足を踏み入れるとすぐに、ちょっとしたヤブになっていて、最初からこれではどうなる?と一瞬、思いました。

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ヤブはすぐに終わり、小さな沢を渡渉します。

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渡ってすぐに道らしきものが見えていました。

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道はすぐに植林帯の道となっていて、これは最初のヤブからは想像できないほどいい道ですね。

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適度に間伐されていて明るい植林です。

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9時6分、オニシダのちょっとしたヤブになっています。

でも道はちゃんとあるので、歩けます。

東讃の山はシダが多いですね。

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オニシダの上にも雪が少し積もっています。

23日に降った雪でしょうか。

ここでこれなら上は少し積雪があることでしょうね。

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オニシダの道の上に倒木があって、投げようとしたら根っこがつながっているようで動きません。

仕方なく乗り越えて歩きますが、歩きにくいったらありません。

でも、歩きにくかったのはここだけでした。

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直ぐに、普通の道になり、道沿いにはマンリョウがまたまた実をつけてました。

道は全体に緩やかな登り坂か平坦な道ですが、登り坂になるとやっぱり左足に変な力が入って、違和感があります。

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お・・・・ヤブツバキの落花です。

今年はまだヤブツバキを見てないなぁと思い、上を見上げると・・・・

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かなり上の方で赤いものが見えていますが、この距離では引き寄せられません。

今年はヤブツバキの開花も早そうですね、里山にも偵察に行かなくては・・・・

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↑倒木の上に新雪が積もって綺麗・・・

高知でも14センチ積もったというあの大雪の日に、香川の自宅周辺は全く積もりませんでしたので、これが今季見る初めての雪です。

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ようやく鉢伏山の上の方から日が昇ってきて、朝日が差してきました。

道はほぼ平坦です。

一か月ぶりの山歩きなので、良いウオームアップです。これで靴さえまともならねぇ・・・・

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道標が出てきました。

一本松越えまであと700m。

先ほどから、行く手にあまり高いところが見えないので、それほど登りはなさそうです。

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朝日が差して、暖かくなってきました。

お日様の力は偉大ですね。

この後「一本松越まで500m」の道標もありました。

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峠はそのすぐ上だと思われるのですが、道が東に向かってカーブしていきます。

どうやらこの辺りは沢の源頭部らしいです。

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アケボノソウのロゼットが見えました。

Rさんが20年ほど前にこの道を登った際にアケボノソウの花を見たそうなので、間違いなさそうですね。

香川のアケボノソウは貴重です。

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9時36分、「縦走路」の文字が見えてきました。

ここが一本松越えですね。

ダムから1時間弱の歩きでした。

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かまぼこ板みたいな板に「讃岐山脈全山縦走」の文字が。

ローマ字を読むと塩飽山の会の文字。

うちの近所にある山岳会ですね。

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味わいのあるお地蔵様がいらっしゃいました。

Pc256873徳島側は「黒谷」?香川側は何と書いてあるんでしょう?赤谷?

土の色が違うんでしょうか?

地図を見ると、徳島側には五番札所の地蔵寺辺りに「黒谷」という地名がありました。

でも香川の地名はよくわかりませんでした。

とりあえず、ここで休憩ですね。

汗を少しかいたので水分補給です。

それに、左足に履いた靴を休憩中に脱いで、足を休めないといけません。

辺りは森の中にそこだけ少し広くなった空間があって、たぶん昔は茶店の一軒や二軒はあったような雰囲気でした。

低い峠なので、阿讃山脈越えがここなら楽にできますね。

コメント

Keitann様 こんにちは (今年最後の投稿となります。)
靴の間違いは大変なことでしたね。
それでも山行を強行されるとは、驚きました。でもこうやって事後の記事を読んでいるからには大過なくこなせたということなのでしょうか。
小生も山行時に靴を持って来るのを忘れたことが有り、已む無く、その時履いていた靴で歩き通したことが有りましたが、(岐阜県側からの焼岳山行)こういう失敗は時が経っても覚えているのですから、困ったものです。

冬の低山歩きは心に沁みるものがありますね。
落ち葉が結構深くて、道が分からなくなったりしませんでしたでしょうか。
でも仲間と一緒でしたら、心強いですね。

今年も暖かくお付き合いいただきましてありがとうございます。来年もまたよろしくお願いいたします。

いつまでもお元気ですね。
今年も色々と有り難うございました。来年も宜しくお願い致します。どうぞ良い年をお迎え下さい。

ぶちょうほう様、こんばんは。

今年も残すところ2時間半となりました。
実は昨日は愛媛の雪の積もった山に登り納めしてきたのですが、昨日つくはずだった
お餅を今日搗きましたよ。娘一家が来て、孫たちも一緒にお餅を丸めたりと賑やかだったです

そんなこんなでブログアップが数日できていませんでした。

靴をちぐはぐで持参したのはこの前の日曜のことですが、最初は歩けるような気がしなかったのですが
不思議と9時間以上も歩いた最後の方はそれほど違和感もなかったです。
靴がだんだん足になじむのでしょうか。

下りはさすがに小指用の狭い場所に親指がくるので、爪がはがれたりするのではないかと思いましたが
翌日も特に痛くもなく、昨日の山もふつうに登れましたよ。

靴を忘れて普段履きの靴で槍ヶ岳に登られた方が、私の山友達にいらっしゃいます。
山に行くときは最低、カメラ、靴だけは持参するように気を付けてますが・・・
山仲間のご主人さまはザックを忘れたらしいです。

最後の車道が廃道になっていて、落石などがひどかったりしてことを含め、なかなか記憶に残る
山行になりました。

本年はコロナの影響もまだまだ大きかったり、ぶちょうほう様に置かれましてはその他の要因で
山から遠ざかられたりしたのはちょっと残念でした。

来年はまたお変わりなく元気に山に行かれてくださいね。

来年も引き続きよろしくお付き合いのほどをお願いいたします。

多摩NTの住人様、こんばんは。


今年も御ブログで私の知らない植物の知識をいろいろと吸収させていただきました。
私の方はあまり突き詰めもせず、山の木や花を眺めてくるような日々ですが、来年も
よろしくお願いいたします。

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