晩秋の那賀川~室戸散策で、その3、ナガバシャジン、アオヤギバナ、トサシモツケ、セグロセキレイ
それまでも、ナカガワノギクの咲く場所ではナガバシャジンが咲くということを聞いていましたが、去年初めてそれらしきシャジンお花を撮影しました。
それが今年はかなり良い状態の株を見つけました。
ナガバシャジンは渓流沿いの岩場に生えるツリガネニンジンのいわば渓流型ともいえる植物のようです。
近くで一輪だけ花の咲いた貧弱な株も見つけました。
徳島では絶滅危惧種だそうですが、「分類学的に問題あり」となっていました。
ナガバシャジンは高知の四万十方面でも見ており、そちらでは那賀川よりもかなり目立つ株がたくさんあったと思います。
↑高知で見かけたナガバシャジン
ナガバシャジンというのは学術的に認められた種ではないようで、扱いも微妙みたいですね。
↑今回、那賀川沿いで見かけたナガバシャジンです。
それほどナガバというほどでもないように思いました。
花はツリガネニンジンより見栄えがするように感じました。
アオヤギバナのほうは那賀川に限って生えている花ではなく、全国的に分布しているようです。
アキノキリンソウの渓流版といった感じでしょうか。
これも岩の上に生えていて、環境的にはあまり恵まれてない場所でしっかりと生きてますね。
ナカガワノギクと同じく、水辺に咲いています。
最初の訪問場所では終盤だったのですが、あとの訪問地では綺麗に咲いていました。
↑ナカガワノギクを背景に入れてみました。
↑今回初めて咲いているのを見たのはトサシモツケです。
本来の花期は5月らしいですが、今回は狂い咲きであちこちに咲いていました。
これもキシツツジと同じく渓流型の植物のようです。
香川の里山ではイブキシモツケというのを5月によく見かけますが、花は同じような花ですが、葉がさすがに渓流植物だけあって細長い葉をしてますね。
↑こんな感じでナカガワノギクと入り乱れて咲いていましたが本来はキシツツジと同じころに咲くのだろうと思います。
↑おまけは、この日水辺で見かけたセグロセキレイ。
私はセキレイの仲間はあまり詳しくなくて、黄色いのはキセキレイだというぐらいはわかりますが、ハクセキレイとセグロセキレイの違いがあまりわかっていませんでした。
実家の近くにいつも道を歩いているセキレイがいて、そちらはハクセキレイのようですね。
セグロセキレイは水辺にいることが多いそうで、一つ勉強になりました。
コメント