山好き花好き２

晩秋の那賀川散策は、時期的にちょうどヤッコソウが咲いている時期なので、ヤッコソウのお花見もセットで行くことが多いです。ここ数年は宍喰方面の山に登りヤッコソウを見ることが多かったのですが、今回はお手軽に室戸の最御崎寺で見てきました。

最御崎寺でヤッコソウを見るのは実に2008年以来で、この時は12月初めだったのでヤッコソウは終盤だったようです。今回は11月半ばですから、ちょうど見ごろのはずですが・・・・

↑まだ色白で初々しい時に見ることができたようです。

↑最御崎寺の境内内にこんな案内板がちゃんと立てられていて、これは2008年に来た時と同じでした。

ヤッコソウは四国では高知と徳島で見られます。徳島でも海岸にある神社でも見られ、そこで見たこともあります。足摺岬方面では白皇山という山に自生するそうですが、足摺岬に行くとほかにも見たいものがいっぱいあって、なかなかヤッコソウまで行きつきませんで、白皇さんのはまだ見ていません。

珍しい花というのはたいていは自生地は秘密になっていることが多いのですが、ヤッコソウに関しては公開されていて、誰でも行く気があれば見ることができます。

↑万歳をしているように見える姿がやっこに似ているからヤッコソウという名がついたようです。この万歳している手の様に見えるのは鱗片葉というらしいです。

中央の帽子をかぶったようなのが約帯というそうです。

↑アブがとまったヤッコソウがありますが、これは帽子のような雄しべが落ちて雌しべが顔を出しているのだと思います。雌しべには甘い蜜がたまっていて、アブはたぶん蜜を舐めに来ているのでしょう。

そのようにして受粉しているわけですね。

シイの木の株の周囲に出ているヤッコソウたち・・・

2008年当時はこんな薄暗い場所はなかなかシャッターが下りず、ブレブレになったものですが、今はISO感度が良くなっているので、薄暗くても問題なく撮影できて有難いです。

14年という月日の流れを感じました。

↑ヤッコソウが境内に自生している最御崎寺の様子です。

お遍路さんとともにお参りを済ませました。

以前来た時に、境内にキバナアマが咲いていた記憶がありましたので、注意して歩いていたら咲いていました。

植栽だと思いますが、これは私も植えていますが、たまにしか咲きませんが、ここのは良く咲いています。

お地蔵様の上にもキバナアマが咲いています。

↑お遍路さんがお参りに来られていました。

コロナも少し落ち着いて（相変わらず数は多いですが）バスでお遍路ツアーも再開しているようです。

↑これも高知の海岸ではよく見かけるクワズイモ。

イズセンリョウの果実も見かけましたが、これは香川でも見ることができます。

ハイビスカスやブーゲンビリアなども高知ではよく見かける花ですね。

最後にお寺のちょっと下にある室戸岬灯台を眺めました。

近すぎてカメラでは全体が撮れず、スマホの広角機能で撮りました。

この灯台にも2008年以来、二度目の訪問でした。

午後4時過ぎに、室戸岬を後にしました。

見たかったものはすべて見られたので、満足して帰途に就きましたが、帰り道に夕日が綺麗です。

もしかしてダルマ夕日が見られるんじゃないの？とAさんと顔を見合わせます。

もうすぐ日が落ちるというちょっと前に、車を停めて夕日を眺めます。

この分ならもしかしてもしかする？と大いに期待したのですが・・・・

残念ながら水平線上に少し雲があったようで、ダルマにはなりませんでした。

ダルマ夕日迄見られたら出来過ぎで怖いぐらいでしたから、見られないでも大満足でした。

南国からの長距離運転、Aさんにはずいぶんお世話になりました。

久しぶりに室戸岬を堪能しました。ありがとうございました。