県境歩き再開は唐谷峠~雲辺寺を歩く、その1、3度目の唐谷峠から急登を登る
粟井ダムから遍路道を歩いて雲辺寺に行ったのが11月18日のことでした。
翌19日はたまたまなのですが、いつもの山仲間のRさんとの山行が県境歩きになりました。県境歩きは一昨年にかぐぁの東の端っこや金見山辺りを歩いたのがきっかけで、去年はそれを少し延長させて歩きました。
でも、まだまだ半分も歩いてなかったり、虫食いの様にところどころで未踏区間が合ったりなので、それを今季は何とか完歩したいと思っています。
とりあえずは西の方で残っている金見山~雲辺寺の区間を歩きましょうということになりました。
コース取りの詳細は集合してから打ち合わせましょうということになり、その集合は雲辺寺のロープウエイ山麓駅の下の駐車場になりました。私としては連続2日、雲辺寺界隈を歩くことになったのです。
↑画像は雲辺寺も近くなったころ、道沿いで見かけた三体のお地蔵様。
ここもまた遍路道だったようです。
さて、当日11月19日は朝7時にロープウエイ駅に集合でした。
高速を使わずけちって下道を走ってきたら、ぎりぎりの到着になりました。
Rさんとその日の予定を話し合います。曼陀峠に車をデポして、曼陀峠~金見山と曼陀峠~雲辺寺をピストンというのは堂にも気が進みませんね。そこで、一台をロープウエイ駐車場にデポして唐谷峠へもう一台で向かい、唐谷峠から一気に雲辺寺迄歩き、下りはロープウエイ利用にしましょうかということになりました。去年は歩いて下っているので、一度ぐらいはロープウエイを利用しても許されるでしょう。それに結構な距離を歩くので、時間的にもロープウエイを利用した方が明るいうちに下山できそうです。
ということで、私の車はロープウエイ駅にデポし、Rさんの車で唐谷峠へと向かいました。
唐谷峠への道は去年Pさんに教えてもらった田野々経由の道を利用します。ナビを豊稔ダムに入れたら、ロープウエイのちょっと下の道を左折していきます。
少し下ったら県道8号に出ました。ここを少し南下し、途中で豊稔ダム方面へと入っていきます。ここからは県道9号です。山歩き以外でも主人とドライブに来たりして、もうお馴染みとなった道です。
↑7時半には香川と愛媛の境である唐谷峠に着きました。
2020年の12月26日にも金見山からここに下ってきているし、今年の1月29日は県境の余木崎から大谷山まで登り唐谷峠へと下ってきているので、これで3回目です。
今回は唐谷峠の愛媛側に少しだけ走った路肩の広い場所に駐車させていただきました。
車の配車時間も30分程度で短く済み、思ったより順調な出だしでした。
準備をしていると、工事関係の方も車をとめに来たので、少しご挨拶をしておきます。
↑7時35分に出発です。
道の反対側は大谷山への登山口になってます。
私たちは金見山目指して東へと歩きます。
歩き始めにまだ咲き残っていたヤクシソウを見ました。
枯れたシダの中にはアキノキリンソウもまだ咲いています。
急登なので、ちょっと登っただけでも川之江の製紙工場の煙突が見えてきました。
何やら紫色の小さい花が咲いているけど、眼鏡をかけてないので、何の花なのかわかりません。
Rさんに「スミレ?」と尋ねると「スミレやね」との答え。
あまり開いてないので、よくわかりませんでしたが、こうしてモニターで見るとシハイスミレみたいですね。
今年はあまり実を見なかったソヨゴの果実が1個だけ見えます。
この辺は大きな木はなくて、草や低木だけで、その間を縫って登山道がついています。
これはノギランの咲いた跡。
ノギランは里山でもちょくちょく見かけます。
おやおやセンブリも咲いていたようですね。
四国の山ではセンブリの花はあちこちでよく見かけます。
でも2年前に金見山から下ってきた時にはセンブリには気づきませんでした。
一か月遅い12月下旬でしたから、もう花はほとんど跡形もなかったので気づかなかったようです。
少し登ると、今度は豊受山や赤星山も見えてきました。
前日の18日は天気は良かったけど霞んでいて展望はさっぱりだったのに比べ、翌19日は空気が澄んでいて良く見えています。
視線を南西の方角にやれば、これは大森・佐々連尾山方面が見えているのかな?
足元にはコウヤボウキの花も一杯咲いています。
これはセンボンヤリの秋の閉鎖花の果実です。
いろいろな花が出てくるので退屈しませんね。
おまけにホソバリンドウまで出てきました。
花は終わっていますが、2年前には確か金見山周辺で見かけましたが、ここにもあるんですね。
県境は意外と植生が豊かです。
これはアオツヅラフジの果実・・・・・
シロヨメナの花が出てきたと思ったら・・・・急登もなんとか終わりそうです。
↑8時5分、最初のピークである天狗森に着きました。
確か金見山、木峰、天狗森と3つのピークがあってアップダウンが結構ありました。
ここは勿論通過して進みます。
直ぐに下っていきます。
下り切ると、東側に「田野々」と書かれた道標があり、これは2年前にも見ました。
大野原の田野々に通じる道があるようです。
2年前に川之江側も眺めたのですが、川之江側はヤブになっていて道らしきものは確認できませんでした。
この道も結構ヤブっぽい道です。
でも、足元を見ると、ここにもセンブリの株がありました。
センブリ、多いですね。
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