大ブナの道を歩く…槍戸アルプス縦走、その3、新九郎山で見事な紅葉に見とれる
下っている最中から、コルの向こうに見事な紅葉があるのが見えていたのですが、近付くとそれは見事でした。
↑ほかの木々はほぼ落葉しているのですが、この木だけは見事に紅葉していました。
しかも際立って大きな木なので、よく目だちます。
木の上の斜面を登って、次郎笈や1646mピークをバックに撮影します。
この紅葉した大木から上をエントツ山さんとRさんは直登されているようです。
私とAさんは道があるようなので、道を登りました。
↑山頂直下になると、ますます急斜面です。
山頂のとりつきにあった大ヒノキ。
この界隈は大木が多いです。
登り切って後ろを振り返るとようやく次郎笈の全容が見えました。
登りきったところが山頂かと思ったらそうではなくて、山頂は平坦になっていて奥の方に山頂表示があるようです。
平坦なところを突っ切って歩いていると、傍らにカマツカの実らしいのが見えました。
9時25分、新九郎山山頂に着きました。
初めての三角点getに満面の笑みのRさん
↑石立山をバックに記念撮影です。
東の方角を眺めると、見えている山は?
今から思うと平家平とかでしょうかね。
何しろこの界隈は歩いたことのない山域なので、わからない山ばかりです。
まずまずのペースで新九郎山まで来れたようなので、この調子で縦走路へと引き返します。
正面に次郎笈や剣山を眺めながら歩きます。
次郎笈はいかにも山という格好をしていますが、その東に連なる剣山はアンテナや建物が見えているので、剣山山頂とわかりますが、稜線のただのでっぱりにしか見えません。
「何か行動食を持ってきてたんじゃなかったの?」とAさんに言われ、ミニきんつばをわざわざ持ってきたことを思い出して、皆に一つずつ食べていただきます。飲み物も持ってきたので、荷物になるのに折角持ってきたのだからと2口ぐらい飲みました。
飲むことを忘れていたぐらい、この日は気温低めで汗をかかずに歩けたのでした。
↑新九郎山の斜面にもこんなでっかいブナがありました、
樹形は千手ブナと同じような樹形です。
見事な紅葉の木まで下ってきました。
赤まるで囲ってあるのがRさんですから、この木の大きさがお分かりいただけると思います。
紅葉を下からも見上げてみます。
別の角度からも・・・・
コル迄下ったら、今度は登り返します。
なかなかの急斜面になっているブナの森です。
この日はほぼなだらかな尾根を歩くことが多かったのですが、いちばん急だったのが新九郎山ピストンだったかもしれません。
10時8分、ザックをデポした千手ブナの地点まで帰ってきました。
これで縦走路に復帰したわけです。
ザックを再び背負って、次のピークの不入山目指していざ出発です。
こんななだらかな平原みたいなところから歩き始めます。
北の方角に、山の家の赤い屋根が小さく見えてますね。
次郎笈の山懐に抱かれるように建っています。
最初はなだらかな尾根を下るようです。
辺りのブナは折れたり倒れたりで痛々しいです。
この山域はもともとは笹原があったのでしょうが、シカに食われてササがなくなり地面がむき出しになって保水力がなくなるとブナは枯れてしまうようです。
第二の大ブナ?
次々に出てくるので、訳が分からなくなりました。
↑大きなブナの横にかすかに山の家の赤い屋根が見えています。
今度は緩やかな登りになりました。
このぐらいの緩やかなアップダウンばかりだと距離は長くても歩けそうです。
剣山を眺めるRさん
こちらから見ると、見ノ越方面から見るのとは全然別の山みたいです。
またまた下りに差し掛かります。
この辺りは比較的元気なブナが多いですが、それでも倒れた木がいっぱいあって、この日は障害物競走をしているみたいでした、
↑一ノ森辺りに、少しガスが出てきたようですね。
気持ちの良いブナ林を登っていきます。
時々、見事に色づいた木があって、撮影されるRさん
これは色白ですんなりした樹形なので、まだ若いブナのようです。
人間もブナも若いうちはすらりとしているってことでしょうか(^^;)
コメント