晩秋の那賀川~室戸散策で、その1、ナカガワノギク
今年の11月半ばは野暮用があったり、来客があったりでずいぶん忙しい思いをしました。
11月半ばというと、ナカガワノギクの季節なのですが、そんなわけで出かけるのを迷ったのですが、高知や徳島の山仲間のお誘いもあって、なんとか散策することができました。
去年(2021年)は11月13日の訪問でしたが、ナカガワノギクは終盤に近く、綺麗な個体を探して歩いたのですが、今年は11月15日の訪問で丁度見ごろの時期でした。
やはり天候や諸事情で、年によって開花期も少しずれるようです。
↑ナカガワノギクというと、やはり那賀川の流れを背景に撮影するのが王道のような気がして、毎年、必ずこういうショットを撮影します。
那賀川というのは暴れ川のようで、川沿いに走っているとずいぶん蛇行したり、流れの狭い場所もあります。
大雨が降ったら、流れのすぐそばに生えているナカガワノギクの株は水をかぶってしまう・・・そんな場所に咲いています。
↑ナカガワノギクの葉は川の流れに浸かっても抵抗が少ないように流線型をしています。↑
花だけ見ると、リュウノウギクに似ていますが、リュウノウギクの幅広の葉とは全然形が違います。
↑参考のために香川の里山で咲いていたリュウノウギクの葉です。
本流から少し離れた水の流れがあまりない場所で咲くナカガワノギクです。
平和そうな場所です。
黄色い花は次回取り上げるアオヤギバナでこれも渓流で見られる独特の花です。
↑石の上から直接生えていて、こういう場所は雨が降るとき以外は気温も上がるだろうし、乾燥もし、過酷な環境の様に思われるのですが、ナカガワノギクというのはかなり強い植物なんでしょうね。
↑舌状花は長いタイプや短いタイプや個体差がありますが、比較的舌状花が短くて可愛いタイプの花でした。
場所を変えて、少し離れた場所で咲くナカガワノギク。
那賀川沿いを車で走っていても、どこにでも咲いているわけではありません。
丁度、ツマグロヒョウモンが吸蜜に来ていました。
ここは流れが比較的穏やかな感じです。
珍しく青空が背景で撮れる場所で、しかも綺麗な空だったので、思わず撮影。
一輪だけ、綺麗なピンクの花が咲いていました。
まれにピンクの個体があると聞きますが、そういう花だったのかもしれません。
↑ナカガワノギクは花が終盤になるとピンクに変色してきますが、↑こんな感じです。
でも↑の画像は終盤でもなさそうでした。
この日は南国から高知の山仲間の方が運転をして下さったおかげで、効率よく散策することができました。
↑四つ足峠を越えて徳島側に入ると石立山が綺麗に見える場所があります。
↑この辺りの山は、たぶん10月末に歩いた槍戸アルプス辺りの山ではないかなと話したりしました。
まだ日が当たってないですが、道中で見かけた綺麗な紅葉です。
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