今年の香川のムラサキセンブリ散策は・・・・白花も?

2019年秋に手術のために入院していたため、その年は勿論、香川のムラサキセンブリは見に行くどころではありませんでした。翌2020年、そして2021年は楽に見られる高知の自生地に行って見てきたのでした。

今年は体調もばっちりで、久々に香川の山のムラサキセンブリも見に行きたいと思っていました。

3年も見ていないと株自体があるのかどうかもわからず、半月ほど前に下見に行きました。するとまずまずの株が2株ありました。

2週間後に満を持して、今度は花を見に行きました。すると、咲いていたのは・・・・

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↑何と、白花のムラサキセンブリが咲いていました。

11月11日撮影です。

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花弁に入っている筋が真っ白ではなく、淡い紫色を帯びているようなので、純粋な白花とは言えないかもしれませんが、紫花とも言えませんね。

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草丈は20センチ以上はあり、まずまずの大きさです。

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もう1株の方も同じような白い花を咲かせていましたから、同じ株からの種のようです。

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↑参考のために、2015年11月28日に高知の蛇紋岩地で撮影したシロバナムラサキセンブリをアップしていきます。

花弁の筋も真っ白ですね。

↓2018年に香川の山で撮影したムラサキセンブリはこんな花でした。

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↑この花が3年の間に白花に変わったのでしょうか。やはりできうる限り、毎年、定点観察を続けなければと思いました。

11日に訪問した自生地はこの3年の間にヤマラッキョウが見られなくなっていました。

また、10年ほど前はヤマジノギクも咲いていましたが、それも数年前には消えてしまいました。

盗掘なのかな??

翌日の11月12日は別の山にムラサキセンブリを見に行ってみました。

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こちらの場所は紫色のムラサキセンブリが咲いていてほっとしました。

やはりムラサキセンブリは紫色の花も見なければ見た気がしませんよね。

↑の方の花は蕾みたいに見えますが、これは咲き終わった花だと思います。

その辺りを探して全部で6株のムラサキセンブリを見つけました。

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↑一輪しか咲いてなかった株は花を大きく撮影してみました。

花弁には普通はこういう濃い紫色の筋が入っています。

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花の形は株に寄って少しずつ違います。

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↑これはちょっと淡い目の色合いの花が咲いている株です。

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蕾もまだあるので、あと1週間ぐらいは見られそうでした。

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これはちょっとピンクっぽい色合いの花でした。

種が流れてだんだん下の方で咲くようになっているようです。

この場所も、来年も絶対に来ようと思いました。

コメント

こちらのブログにやって来ました。貼り付けリンクから来ました。
前のコメントで、ため近くのため池をウォーキング中、ムラサキセンブリを発見したことをお伝えしました。ムラサキセンブリの近くに生えてた野草は多分ヤマジノギクかな?変種のヤナギノギクかどうかはちょっと分かりません。

その場所は定期的に草刈りされるから?総じてヤマジノギクもムラサキセンブリも草丈が低いです。そこのヤマジノギクはどれも30cm前後の草姿で小ぢんまりと開花するので、野草の判別が苦手な私には当初アズマギクかな?って思いました。ヘラ型のロゼットがアズマギク?っぽく見えて。実際のアズマギクを見たことはありません。ただ冷静に考えてみて広島県にアズマギクは自生しないはずなので、よく観察しると茎にヘラ型の小葉が互生するところからヤマジノギク?とほぼ確信しました。

そこのムラサキセンブリは殆どが草丈10cm前後ですが、30cm級が1株ありました。その株は放置してあるコンクリート資材の直下にあった株です。推測ですが草刈りが難しい箇所だったため大きく育ったのかも知れません。近くに生えるオミナエシも草丈30cm程度で開花してました。

最近、再びその場所を訪ねたら合計で20株開花してました。
そこのムラサキセンブリが自生なのか人為による植栽か分かりません。

自県のムラサキセンブリ自生地は、情報公開されてて、有名な場所では中国山地の標高1000m級の草原の山です。他には未公開の石灰岩地帯の岩山です。共通する所は標高が比較的高く冬季に積雪が多い所です。

以前はムラサキセンブリを観察するのに自宅から100キロ弱の距離を車で通ってました。
ですが今は自宅から数キロ先の溜め池周辺で観察出来ます。

ムラサキセンブリって、案外気付かないだけで、意外と近くでも、環境が合えば細々と自生してるんでは?と思うようになりましたが、間違いかも知れません。植栽の可能性も否定は出来ないので。。
ただ言えることは近場で珍しい野草を観察出来る楽しみ、喜びが1つ増えたことですね^^

こんにちは。ムラサキセンブリは当地では見られず一度実物を見たいと思っています。上記コメントで限られた場所にしか咲かないようですね。

ネルグイさん、こんばんは。

新しいブログの方にもようこそおいでくださいました。
ご自宅から直ぐ近くの場所で、ムラサキセンブリを発見されたとのこと、良かったですね。
香川の山にも文献等によれば、何か所かで自生していたようです。
小豆島のたぶん寒霞渓近く、五色台、実家の近くの里山など・・・
共通しているのは瀬戸内に多い真砂土(花崗岩が風化した土)に自生しているようです。
香川ではそういう地質の山にはオケラ、ミシマサイコ、ヒキヨモギなどが多いようです。
高知のムラサキセンブリ自生地である蛇紋岩地でもオケラなどが自生しています。
どちらも栄養分の少なそうな乾燥したところですね。

ムラサキセンブリをわざわざため池の土手に植えるとは考えにくいので、それはやはり自生の
花なんじやないでしょうか。
種がこぼれると、意外と簡単に発芽して育ちますよ。
センブリやイヌセンブリは乾燥して場所には生えませんがムラサキセンブリは乾燥していて
南向きの日当たりのよい場所が好きなようです。それと傾斜のある水はけのよい場所が好きですね。
ご覧になったキク科の花はヤマジノギクなのじゃないでしょうか。
私もこの秋に比婆山方面で見てきましたよ。
アズマギクというのは私はミヤマアズマギクしか見たことがないのでわかりませんが、中部以北が
分布のようなので、アズマギクではないようです。
どういうところにどんな花が咲くのか?散策していると、興味が深まるばかりですね。
散策は健康にも良いので、この先も新しい発見があれば、教えていただけると嬉しいです。

多摩NT住人様、こんばんは。

今年もムラサキセンブリの季節がやってきました。
四国の人間としてはシーズンに一度は見ておきたい花です。

暖かいところが好きなのか、関東では咲かないようですね。
そちらからだといちばん近いのは愛知の新城にある蛇紋岩地だと思いますが、四国には
この時期、ナカガワノギクとかヤッコソウなども咲きますので、一度はこちらにいらしてみて
くださいね。

そうですね。ムラサキセンブリは痩せ地に自生が見られると言うのが共通点でしょうか。
私が知るムラサキセンブリの自生は山地草原、今回の溜め池周辺の狭い草地、石灰岩の山の岩肌で薄い土壌が堆積した傾斜地などでした。いずれの場所も痩せ地と言えそうです。

地元市には溜め池が4千くらいあります。香川県は全国一の溜め池県で有名ですが、地元市も全国トップテンに入るくらい溜め池が多い自治体です。その途轍も無い数の溜め池の内、僕が過去歩いたことがあるのは僅かです。たまたま昨年の今頃、歩いた溜め池の1つでムラサキセンブリの存在を確認しましたが、その溜め池にはリンドウが咲く頃、過去何度も足を運んでますが、ムラサキセンブリやヤマジノギクの存在に気付かなかった。初めてヤマジノギクを見て、見たことのない野菊だな〜と。じっくり観察してたらムラサキセンブリの開花株の存在にも気付きました。

話は変わりますが、地元ではセンブリ、イヌセンブリは普通に見かけます。ため池の土手にはセンブリが沢山自生し、湿地帯のへりにはイヌセンブリが自生します。山の湧水湿地にはイヌセンブリが多いですが、ムラサキセンブリだけは地元では見たことなかったので正直なところ自生を疑いましたが、ムラサキセンブリが神出鬼没的に生える性質があるのなら、例えば種子が風で遠くから運ばれて来て一時的にせよ環境が合って繁殖するなら、驚きよりも納得ですね。ただ、それを確証するだけの発見例がないので何とも言えない所です。ヤマジノギクも然りですね。ヤマジノギクも地元では全く見かけないので。。

ヤマジノギクやムラサキセンブリと言う変わり者が、土壌成分の影響なりで、局所的に自生する性質があるなら、気付かないだけで身近に自生する可能性は高そうですね。

実家は小豆島でしたか?
小豆島は珍しい野草が自生するイメージがあります。狭い知識で言うとミセバヤ、寒霞渓ニラ?とか
ウチョウランとかセッコクは寒霞渓レベルなら普通に自生するでしょうね。
ムラサキセンブリが自生する、したと言うのは初めて知りました。


僕が先日、瀬戸内海の小島を植物観察で歩いたことをお伝えしましたが、愛媛県のその小島は石灰岩の島なので、ムラサキセンブリの自生を期待したんですが、見つかりませんでした。
ヒメヒゴタイは島の海岸沿いをほぼ一周して東西南北に自生してました。島を周回する道路はありません。人口20人くらいの島です。フェリーで渡りました。


ヒメヒゴタイも珍しい野草ですが、普通に自生を確認出来たことが収穫でした。海抜数メールでも自生しますね。ホタルカズラも同じく。ヒメヒゴタイは比較的標高の高い高原や山地草原に自生するイメージがありましたが、その島では波を被りそうな場所にも自生します。ホタルカズラも同様に。


今回学んだのは、石灰岩の島と言えど、ムラサキセンブリには厳しい環境かも知れませんね。
山が低いこと、島が小さい(0.9km2)で乾燥が激しいので、海岸風衝草原に自生する植物はヒメヒゴタイかヤクシソウ?くらいでした。シマカンギクが海岸のほんの僅かな範囲で自生してましたね。
風衝草原が見事に発達してもこれだけ植物相が貧弱とは思ってもみなかった。

これが山陰の日本海の海岸風衝草原なら7月だとヒメユリとキキョウだけ咲くと言う所も。
波を被るような海岸風衝草原にヒメユリが自生すること自体驚きました。比較的標高の高い山地草原に自生するイメージですので。そう考えると植物は面白いですね。興味が尽きません。

ネルグイさん、こんばんは。

そうですか、ネルグイさんの散策場所にはセンブリやイヌセンブリはふつうに自生しているのですね。
私の実感ではイヌセンブリがいちばん珍しいように思っています。
イヌセンブリの自生地は私も一か所しか知りませんが、ムラサキセンブリは香川にも二か所、高知は
もっとたくさん咲いているようです。
あ、それから私の出身地は小豆島ではありません。小豆島には時々、山登りや散策で訪問します。
特に晩秋はミセバヤを見に行くのですが、紅葉もちょっと早いですが見られます。
ショウドシマレンギョウの時期にも行きました。
小豆島のムラサキセンブリは私自身は見たことがないですが、寒霞渓にある有名なトイレの中に
小豆島に咲く花の写真が飾ってその中にムラサキセンブリもありました。当時はムラサキセンブリを
探すのに夢中になっていたので、その辺りの売店の方に尋ねると、「ありますよ、場所は教えられない
けど」という返事でした。ヒメサユリも小豆島には咲くようで、私の知人の散策仲間の方は、実際に
探し当てたそうです。
徳島の島にもササユリの自生地があるそうですが、島というのは植生という観点からも面白いですね。
高見島にはシロヤマブキが自生しているそうなので、次回行った時は探してみたいと思っています。

ヤマジノギクは以前は香川の里山では何か所かで見ていましたが、最近は見ていません。
キクの仲間は強そうに思うのですが、不思議ですね。
キキョウは香川の里山にはまだまだ残っていて、この秋にもかなり見かけました。
乾燥に強い植物なので、最近の暑さや日照りにも生き残っているようです。
ムラサキセンブリはそこまでは乾燥に強くなさそうなので、島の風衝草原では難しいでしょうね。

キビヒトリシズカとかはそちらでは咲きますか?

おはようございます。
色々な野草の話を聞けて参考になります。

寒霞渓にもムラサキセンブリが自生するんですね。恐らく、岩場の傾斜面に自生するんではと思います。
こちらではムラサキセンブリの特殊な自生環境に岩場の傾斜面があります。石灰岩の岩山ですが。
傾斜面の方位を確認してないんですが、感覚としては同じ方位の傾斜面に自生します。
西日からは守られる斜面なので、東か南東か、、

小豆島にヒメサユリが自生ですか、氷河時代からの生き残りかも知れませんね?
小豆島は寒霞渓に代表されるように急峻な岩山が多いので、夏を暑がるヒメサユリが山頂付近の岩場の草地に氷河時代から代を重ねてひっそりと自生してるのかも? 想像すると感動しますね。

高見島と言うのは初めて聞く島ですが、シロヤマブキが自生するなら島に石灰岩地帯があるのかな。
自県の帝釈峡にはシロヤマブキの自生があると聞きますが、実際に見たことはありません。

キビヒトリシズカは帝釈峡に自生すると言う話は聞きますが、私が見たのは呉市の白岳山です。
白岳山は石灰岩の山ですが、キビヒトリシズカを知らなかった当時は随分大きいなヒトリシズカだなぁ〜と思ってましたが、後にそれがキビヒトリシズカと知りました。かなり背丈もある、30cm以上、全体に大柄で、葉に艶はなくて

ヒメユリは広島県だと猫山が有名ですが、山陰の日本海側の海岸風衝草原に自生があるけど、大変危険な場所ですね。恐らく岩場が崩れて出来た崩壊地で傾斜角度がキツくて、足場も崩れやすくて、かなり危険でした。一昨年の7月に観察した時、ヒメユリしか咲かない風衝草原と他にキキョウが咲く風衝草原があって、崩壊地はヒメユリだけ。キキョウが咲く風衝草原は海岸べりで安全でした。
どちらの風衝草原も常時海風が吹いていて、木がないので遮るものがなくて日射が強烈、真冬は猛烈な北風と波にさらされて極めて過酷な環境ですね。なので植物相は貧相です。そこに咲く花は夏はヒメユリかキキョウ、コオニユリ程度ですが、ヒメユリとコオニユリは住み分けてて、同じ草原には咲かない感じでした。より過酷な方にヒメユリが自生する感じです。

ムラサキセンブリは石灰岩の岩山なら咲くだろうと思ってたけど、瀬戸内海の小島だと、全体的に乾燥が強くて、自生する野草はヒメヒゴタイくらいでしたね。日陰の岩場にはシマカンギクが生えてました。
ホタルカズラはヒメヒゴタイほど乾燥に強くないけど、西日から守られる岩場の斜面でも見かけました。

この小島にキビヒトリシズカは自生するかも知れません。森に入ればね。ただ、石灰岩の山はギザギザ⛰と言うか、ノコギリの歯のような歩きにくい岩場になるので危険ですね。ドリーネもあったりして、穴に落ちる危険性もあるので。

そうそう、イヌセンブリについて述べます。
私が住む東広島市の西条盆地は内陸盆地で、昔、大きな湖だったらしくて、そのため周辺に湧水湿地が多いです。なのでイヌセンブリは良く見かけます。センブリは山の崩壊地とか、ため池の土手に多い傾向があります。山の登山道で粘土質のところとかに。

イヌセンブリは隔年で咲いたり、毎年咲く場所もあったり、大群生地とかでは当分花を見てなかったりと不思議でよく分からない生態です。
センブリはイヌセンブリほど注意して定点観察してないので分かりませんが、多分同じような生態でしょう。

ヤマジノギクは2年草でしたっけ?このキクもムラサキセンブリやセンブリと同様、神出鬼没な野草かもね。あまり見かけないし、微妙な環境の下で生育したり、環境が変われば種子が風に乗って遠くへ移動するんでしょうかね。ヤマジノギクも不思議ですね。

ネルグイさん、こんばんは。

キビヒトリシズカも広島に自生するのですね。
吉備とつくわりに、私は岡山ではキビヒトリシズカは見ていません。

香川のムラサキセンブリ自生地には実はキビヒトリシズカやホタルカズラも咲きます。
タカサゴソウやジュウニヒトエも咲きます。
ヒメヒゴタイは高知の低山には咲くようですが、香川にはヒメヒゴタイは咲かないと思います。

イヌセンブリが御地ではたくさん咲くようで羨ましいです。

昨日は香川と愛媛の県境の山を14キロにわたって歩きましたが、センブリは2か所で自生していました。
1株あれば、周囲に何株かは必ずありますね。もちろん花はもうほぼ終わってましたが・・・
ホソバリンドウも3株見つけました、
ツルリンドウがたくさんあって、感激しましたよ。

ここ数年、香川の山でヤマジノギクを見てないので、来年は本気で探してみたいと思います。

こんばんは、山を14キロも走破ですかぁ、体力有りますね。
キビヒトリシズカは実は一度しか目にしてません。石灰岩の山の疎林の中です。
一株だけ大柄な姿で咲いてました。近くにホタルカズラ、ジュウニヒトエ、ヤブレガサがありました。

普通のヒトリシズカは乾燥に弱いと思いますが、キビヒトリシズカは乾燥に強そうな環境で見かけました。ホソバリンドウは初めて聞く名前です。ツルリンドウは果実の方が目立ちますよね(笑)

ヤマジノギクは例の地元の溜め池近くと、瀬戸内海に浮かぶ石灰岩の小島「小大下島(コオゲシマ)」の石灰岩の岩場の草地で見かけました。過去にもその2ヶ所だけです。
ヤマジノギクが好む土壌がイマイチ分かりません。

イヌセンブリはムラサキセンブリの美しさを思うと、ちょっと見劣りしますが、イヌセンブリは珍しい、羨ましいと言っていただくと嬉しいですが恐縮もします。こちらは湿地が多いので、普通に自生します。逆にムラサキセンブリを発見したら天にも登るくらい嬉しいです。それほど当地では見かけないので。

ヤマジノギク情報をお待ちしております。
同じ場所に自生する野草の顔ぶれも知りたいですね。全体の環境とかも。
僕は行動範囲が狭いので、遠出しないので誰かのブログを訪問して日々勉強します。

こちらで珍しい野草はイシモチソウかな。溜め池近くの丈の低い草地に自生します。
ちょっと珍しい野草は思い付くのはそれくらいかな。

ネルグイさん、こんばんは。

私はもともと学生時代は山登りの同好会に所属していたので、山歩きは好きですよ。
昔はとてもとても花を見ながら歩く余裕がなかったので、今頃になって花を見ながら
歩くことにはまっています。
そうですね、キビヒトリシズカはジュウニヒトエやホタルカズラの咲く場所に多いですね。

イヌセンブリが珍しくないというのは、植物の分布を考えるうえで、興味深いですね。
例えば、高知に行くとムラサキセンブリは珍しくないけど、香川ではとても珍しいです。
逆に高知にはホタルカズラはあまり自生してないらしいですよ。
ないものねだり的なところがありますね。

イシモチソウは未見の花ですが、香川にも咲くらしいです。それもムラサキセンブリが咲く山に
咲くらしいです。

ヤマジノギクは実際のところ探してみたいですね。
10年ほど前には県西部の山に結構咲いていたのを見ていますが、最近はどうなのかな?
そこもオケラやコシオガマなどが咲くので面白い山です。

おはようございます。
keitannさんは学生時代から山登り同好会に所属してたんですね
山登りに抵抗がないのが羨ましいです。

僕は山登りが正直苦手ですが、好きな野草のために頑張って山に登ることは多少あります。
目的の野草に出会えれば直ぐに下山する感じです。山頂を極める意識はないですね「^^;

こちらは周辺に花崗岩の山が多く、そのため貧栄養の湿地帯が発達するのか、イヌセンブリをちょくちょく見かけます。湧水が染み出す湿った場所とか、ため池の土手など。

中国地方は、古代の製鉄「たたら製鉄」が有名ですが、中国地方に広がる花崗岩には原料の鉄が含まれるとかで、製鉄に適した地域なので、土壌に鉄分が多いなら、イヌセンブリの自生に鉄分が関係してるのかな〜、その辺は全く分かりませんが、、兵庫県以西の中国地方にはイヌセンブリが多い気がします。

ムラサキセンブリも割りかし中国地方には多いと思います。広島県はそうでもないけど、兵庫県、山口県辺りは物量的にムラサキが多い気がします。一度も訪問したことがありませんが、自生情報に接するとそう感じます。

兵庫県のムラサキセンブリ自生地は、自生地情報によれば、岩山が発達する瀬戸内側の乾燥エリアに多いような気がします。山口県では秋吉台ですよね。

兵庫県の瀬戸内側の乾燥小雨と岩山がセットになって天然の痩せた裸地が局所的に発達し、それがムラサキセンブリの自生に適するんでしょうね。山口県の秋吉台は野焼きで広範囲に草原が維持され、ムラサキセンブリやセンブリの自生に適する環境でしょう。広島県にはそんな場所は県北の山地草原しかない。そこも野焼きで草原が維持されてますが秋吉台に比べて面積が小さいので自生量は少ない。

高知県のムラサキセンブリは土壌成分による自生適応なのかな? 乾燥する地域とも思えないので、裸地が発達するなら、土壌成分の影響? 強酸性とか強アルカリだとか、土壌成分の影響で他の植物が侵入しない特殊な環境かな?そこはムラサキセンブリの不思議な性質ですね。

地元のため池に自生するムラサキセンブリは研究対象になりそうです(笑)
ここの環境は、山側から湧水が染み出て湿地が広がります。ちなみにイヌセンブリは自生しませんが、
鉄塔がある山の山頂へ至る作業道にはセンブリが自生します。粘土質の作業道ですが、結構な数のセンブリが自生します。

ここは恐らく山裾の湿地帯が広がる場所でした。そこに用水路が出来た結果、湿地帯が分断されて、用水路の向こうの山側は湿地帯として残り、用水路の手前側が乾燥した草地になった。用水路の手前側の草地にムラサキセンブリが自生します。ただし用水路のへりに沿った草地に自生します。同じくヤマジノギク、オミナエシも。人為的な草刈りが入るのか総じて草の丈が低いと言うか裸地に近いほど。ハイゴケが生えたりも。

草地と言うか裸地に近いから?ムラサキセンブリ、ヤマジノギク、オミナエシも随分草丈が低いです。
ヤマジノギク、オミナエシは草丈30cmで開花。ムラサキセンブリの草丈は高くても10cm前後。

他に気付いたことは、用水路のへりには用水路のドブ掃除で持ち上げられた土砂の形跡があって、その証拠にシジミ貝の殻が大量に混じってました。

こんな環境にムラサキセンブリやヤマジノギクが自生します。不思議ですね(笑)
用水路の向こう側の湿地帯から赤茶色の金気水が用水路に流れ落ちます。鉄分が多い金気水なので、この一帯の土壌は元々鉄分が多そうです。

この用水路がある場所は低い所です。5mくらい上には溜め池があります。このため池近くにもムラサキセンブリが少しだけ、2、3株開花します。

ここは本来の自生地なんでしょうか?
リンドウが咲く頃、ここへは何度も足を運んだんですが、ヤマジノギクにもムラサキセンブリにも気付かなかった。不思議です。どこかから風に乗って種子が運ばれて来て定着したんでしょうか。。

ネルグイさん、こんばんは。

まず最初に、私の以前のブログのキビヒトリシズカの記事にコメントを頂きましたありがとうございました。遅くなりましたが、先ほど返信をコメントいたしました。

ムラサキセンブリ・・・山口の秋吉台のものは有名ですね。
兵庫にも咲くとはしりませんでしたが、瀬戸内側の乾燥エリアというのは香川の自生地とも共通する環境です。高知のものは蛇紋岩地に自生しており、愛知県の新城に咲くのも蛇紋岩地です。
蛇紋岩地というのは中国地方にはあまりないようですが、四国では高知に分布していて、愛媛の東赤石山という山も蛇紋岩系の橄欖岩という特殊な地質のため、独特の植生が見られます。岩手の早池峰山とか尾瀬の至仏山なども蛇紋岩の山で、特殊な花が多く咲く花の百名山です。
それに対して香川や兵庫の山は特殊な地質ではないですが、花崗土で成り立っていて仰るように貧栄養の山ですよね。貧栄養というのは蛇紋岩と共通しています。
センブリの中ではイヌセンブリはいちばん水分が必要なようでネルグイさんが書かれているように水が染み出す粘土質の場所に多いみたいです(自生地を一か所しか知らないのですが)センブリも適度な水分は必要なようで、カンカン照りでは育たないようです。ムラサキセンブリは南向きの水はけのよい場所にありますね。
岡山ではイヌセンブリはまだ見ていませんが、岡山は小さな湿地が意外と多く、サギソウなどはちょこちょこ自生しているようですので、そんなところに意外と咲くのかもしれません。
センブリは二年草ですが、ムラサキセンブリは一年草のようです。

何年も前の種が発芽するかどうかはわかりませんが、ネルグイさんが発見されたため池近くの株も元々、あったのかもしれませんね。来年以降も観察する価値がありそうですね。

山歩きはそれだけで考えると厳しいですが、いろいろな木や花が観察できると思うと楽しいです。
高山植物も好きなので、アルプスなどの山が歩けると珍しい高山の花が見られてとても興味深いです。

keitann様、こんにちは。
初めてコメント差し上げます。
こちらの記事を見ておりまして、香川県にはまだたくさんキキョウが残っていることを知りました。
多くの地域では耕作放棄などによる草原環境の減少でキキョウは希少になっておりますが多く見られるというのは本当に素晴らしいことです。
そのような維持されている里山環境に興味を持っており、地元の方の草刈り頻度などをインタビューしてみたく思っております。
もしよろしければお心当たりのあるキキョウがみられる里山を数か所教えていただけませんでしょうか。
よろしくお願いいたします。

YAMAKENさん、こんばんは&はじめまして。

香川の里山にキキョウが咲くことを知ってから10年ほど経ちます。
今年もすでに7月末に行った里山で、今年お初のキキョウが咲いていましたよ。

キキョウが咲く里山を3つほどは知っていますが、特に草刈りなどをしているわけではないと
思います。

よろしかったらメールを頂けますか?
↓に私のアドレスを記しておきますので。


siraneaoi5@gmail.com

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