大ブナの道を歩く…槍戸アルプス縦走、その8、最後のピークは権田山そして下山

権田山というのは以前は四国百名山にも選ばれていた山で、四国百名山には関心がない私でもこの山にはブナの巨木があるということと、四国では生存が危ぶまれているツキノワグマがこの山界隈ではまだうろうろしているというので有名な山なのでした。

でっかいブナが出てきたので、いよいよ権田山も近いな~と思っていたら・・・

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↑千手ブナにも勝るとも劣らないほど立派なブナが現れました。

かねがね徳島のブナは大木が多いと思っていましたが、今まで見たことのないようなブナがこの日はこれでもかというほど出てきて、この日は一生分のブナを見られたかも・・・・

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その先もブナだらけで、並んで立っているツインのブナも出てきました。

エントツ山さんの提案で、ブナの間で手を繋いで立ってと言われ、Rさんと手を繋いで撮影していただきました。

私達でもスリムに見えるようなでっかいブナです。根っこも枝も絡み合っているんでしょうね。

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でかいブナを見ると、修正で上を見上げてしまいますが、やっぱりいましたよ、アオベンケイが。

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黄葉しているアオベンケイもいて可愛いです。

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見上げる紅葉もまたいいものです。

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さて、あの先がもう山頂かな?

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思った通り、14時37分、権田山山頂に到着でした。

それほど急坂を登るわけでもないし、中内山からも30分程度の登りなので、小ピークという程度の山頂ですが、やっぱりかつてあったというブナの巨木のおかげで四国百名山にも選ばれていたんでしょうね。

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最後の三角点を囲んでの記念撮影です。

↑もちろん、記念撮影も(Rさん、撮影)

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↑剣山方面にだけ、相変わらず、雲がかかってますね。

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南側の山々を見て懐かしそうに話されている3人。

私は権田山の南側にある山々は未踏の地なので、どこがどこなのやらさっぱりわかりません。

見えている山はどこも香川からはとんでもなく遠い山ですね。

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さて、車移動もありますので、ゆっくりもしておれません。

そろそろ下山にしましょうか。

それにしても、木がなくて寒々とした光景ですね。

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尾根を下って行かれるエントツ山さん。

下り切った鞍部のところに下山の分岐があるそうですが・・・・

Aさんがyamapの地図を見て、今のルートは鞍部を通り越して勘場山への縦走路に少し入ったあたりに分岐があるそうです。

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赤テープを発見。

ここから分岐のようです。

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なだらかな尾根を下ります。

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下っている最中に見たブナは黄葉真っ盛りです。

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ツルシキミの群生があってもう真っ赤な実が鈴なりでした。

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赤テープを頼りに薄い踏み跡を下ります。

下に植林が見えているので、もうすぐ林道に出そうな感じです。

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下るにつれて紅葉や黄葉がいい感じ・・・

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15時27分、作業道のような道に出ました。

後はこれを歩くだけです。

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3分後の15時30分、権田山登山口がありました。

以前はここから登っていたらしいですが、どこでも登れるような林ですね。

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登山口の道標から徒歩2分の場所で、ショートカット?

作業道から下へ突っ切って下る踏み跡がありました。

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この辺りの紅葉がいちばん綺麗でした。

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伐採が盛んにおこなわれているようです。

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↑自然林が残っているところはいい塩梅に色づいていますね。

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西日を受けてゴージャスな黄葉を楽しめたと思ったら・・・・

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その直後に、エントツ山さんの車が見えました。

時刻は15時56分。

丁度30分間の林道歩きでした。

ここからはダートな道をエントツ山さんの車に乗せていただいて山の家へと引き返します。

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車窓からも素晴らしい紅葉を見放題でしたが、運転されていたエントツ山さんは大変だったことでしょう。

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時折、見上げると、歩いた稜線が見えていて山の上はまだまだ陽射しがあって明るいようです。

走っている沢沿い(槍戸川)の道は谷底なので暮色濃いとまではいきませんが、すでに夕暮れという雰囲気なのですがね。

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16時45分、奥槍戸の山の家まで帰ってきました。

悪路運転、ありがとうございました。

山の家はすでに営業が終わっていて、名物のカツカレーを食べることができませんでしたが、もう一度ぐらいチャンスはありますかね。

帰りはエントツ山さんも高ノ瀬狭に下って南国経由で帰られることになりました。

エントツ山さんが前日に車をデポして下さらなかったら、南国に4時集合、つまり私たちは2時起床の一日になるところでした。すでにこの山域を縦走済みというエントツ山さんに車をデポしていただくというサポートがなければ、相当ハードな一日になるところでした。感謝感謝です。

帰宅は20時半になり、この季節としては充実の歩きとなりました。

今回も山仲間の有難さを痛感した山行となりました。それと徳島のブナのすごさも感じました。

願わくば、シカが出没する前のあの山域のブナを見てみたかったです。

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