寒風山で秋の花を見る、その1、登山前にサルナシのお味見
9月の最終週末は3連休でしたが、当初は台風のせいであまりぱっとしない天気予報でした。
山仲間のAさんがご希望のルートを歩きたいのですが、天気が微妙ではね・・・・
Aさんと相談して、まだ寒風山の秋の花を見てなかったので、天気がまだましな25日に寒風山に行きましょうかということで決定。花散策なら多少曇っていてもOKですから。その前の週に鳥海山まで遠征に行ってらしたRさんに連絡したら、お疲れだったでしょうが参加されるとのこと。
登山口近くの駐車場は満車でしょうから、林道入り口の駐車場に8時集合になりました。ということは丸亀に6時前に待ち合わせですね。今回は道も良いので、私の車で行くことになりました。鳥海山までの長い距離を走った後なので、Rさんももう運転は飽きたことでしょうし(^^;)
↑寒風山西峰で見かけたアサマリンドウです。
伊予富士をバックに撮影してみました。
この日は秋の花を見るのが目的ですが、私にとってはそのうちの半分ぐらいはアサマリンドウを見るのが目的と言ってもいいでしょうね。そのぐらいアサマリンドウは好きな花です。
↑国道194号に入ってしばらく走ったら、ヒガンバナの真っ赤な色が目に飛び込んできました。
毎年、お彼岸頃にここを通ると咲いています。
時間も大丈夫そうなので、車を停めて撮影です。
この時、どういうわけか一眼カメラの電源が入らず、焦りました。仕方なくスマホで撮影。
長い長い新寒風山トンネルを抜けたら、寒風茶屋を目指してくねくね道を登っていきます。
いつも車道沿いに咲いているアサマリンドウが綺麗に草刈りされてしまって、見当たりません。
でも、フロントガラス越しに見える笹ヶ峰の稜線がばっちり見えて、思いがけず展望も期待できそうですね。
待ち合わせした駐車場には8時10分前には着いたのですが、すでに車がいっぱいです。
奥の方まで走って行ったら、何とかAさんの車の横にスパースがありました。
それにしてもさすが3連休ですね、車が多いです。
8時5分に駐車場を歩き始めました。
Aさんが、道路法面でツルニンジンの花を見つけてくださいました。
今までここで見たことがなかったので、嬉しかったです。それに以前は桑瀬峠までの登りの途中に1株あったツルニンジンが最近は枯れたのか、見当たらないのです。
清楚なシロヨメナの花も一緒に撮影します。
何気なく、その辺りを見上げると・・・・
↑サルナシの実がいっぱいなってますね。
そろそろ熟れているんじゃないでしょうか?
以前も石鎚辺りで9月末にサルナシを食べたことがありました。
↑Aさんが2個のサルナシの実を採ってくださったので、Rさんと有難くいただきました。
サルナシの実を食べるのは5年ぶりぐらい??
甘酸っぱくて美味しかったです。Rさんは、これが初めてだったらしいです。
今年はサルナシやクリなど、山の実が当たり年みたいですね。
途中、トイレにも立ち寄って、8時15分、登山口を出発しました。
まずは登山口周辺に咲いているウスゲタマブキの花をチエックです。
↑全体像ですが、葉がフキに似ているのでウスゲタマブキという名がついたんでしょうね。
↑花は地味ですが、シベが見えるので咲いています。
ちょっと登っただけでアサマリンドウが出てきましたが、最初の花は、まだ朝早かったからか、閉じていました。
↑話には聞いていましたが、Hさんが新しく設置されたらしい梯子がありました。
Hさんはもう80歳は超えてらっしゃると思うのですが、いまだに寒風山や笹ヶ峰の登山道整備をされていて頭が下がります。
Aさんに教えられて初めて、ツリバナに気づきました。
画像がピンボケです。
↑登りだして10分も経たないうちに2輪咲いていたアサマリンドウですが、これは開き始めていますね。
とても綺麗で雰囲気ばっちりの株です。
そして、一年ぶりに見たツルリンドウの赤い実。
8月末の瓶ヶ森ではまだまだ咲いているツルリンドウをいっぱい見かけましたが、一か月たって9月末になると、もう果実になっているんですね。
以前は桑瀬までの道沿いにツルリンドウも多かったように思いますが、これも減ってしまいました。
上から覗き込むと、ストライプが綺麗に見えるアサマリンドウも出てきました。
この分だと、桑瀬の手前はたくさんのアサマリンドウが咲いていることでしょう、楽しみです。
登山道周辺はなんだかえらくすっきりしているね、とRさんと話しました。
どうやら寒風山にもシカの入っている気配が見て取れますね。
それで咲く花が少なくなっているのかもしれません。
アキチョウジも出てきました。
途中に、見上げると稜線が見える場所がありますが、稜線がばっちり見えていて、桑瀬峠からの展望が楽しみですね。
Keitann様 こんにちは
9月の末ともなれば、山はすっかり秋の装いになっていますね。
リンドウの仲間が当たり前のように咲いていますし、サルナシの実がもう熟れていますか。
心配された天気の方も、記事の写真では空の青いところも見えて、バッチリだったのではないでしょうか。
ここでも鹿の食害の影響が推測されているようですが、向こうも生き物ですので、駆除云々もなかなか大変なものがあるようですね。
やはり野生の狼を外国から持って来るより方法が無いのでしょうか。しかし、それですとオオカミが人間にどう反応するのかこちらも微妙ですね。
若いうちに小生が狩猟の免許を取っておいたら、全国各地でお役に立てたかもしれません。
話が逸れてしまいましたが、今回の山行ではどんな眺望を得られるのか・・・・次回以降の展開を楽しみにしていますよ。
投稿: ぶちょうほう | 2022年10月 3日 (月) 10:28
ぶちょうほう様、こんばんは。
四国の高山は1500m以上、ありますので、8月末になるとリンドウやなど秋の花が
咲き始めます。サルナシは8月末の山行の時にも実が生っているのを見ましたが
今頃が熟する時期みたいです。
この日は天気はあまり期待してなかったのですが、思った以上に良い天気となり
遠く剣山系まで見えました。
シカは寒風山に行った時もピーピーと鳴いていましたし、一昨日の徳島の山でも
下山時に鳴いていました。
最初は徳島の剣山系で増えたのですが、その後、西へ西へと移動していて、今では
石鎚山系にもかなり進出していますね。
オオカミを入れるのは問題がありそうなので、やはり人間がシカの増加を止めるほか
ないみたいですね。徳島などではジビエバーガーなどを売っているお店もあり、それなりに
努力はされているみたいです。
投稿: keitann | 2022年10月 3日 (月) 22:37