9月後半の散策から、タヌキマメ

8月下旬にヒキヨモギなどの散策をしてから、9月に入るといろいろと野暮用が立て続けにあって散策にも少しの間行けませんでした。9月前半はまるで真夏並みの暑さだったということもあって、低山やの山散策はなかなか行けなかったというのもあります。

9月後半から、ようやく秋の花も咲き始めたのと暑さがやわらいだので行けるようになりました。

まずはタヌキマメのご紹介です。

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↑画像でもお分かりいただけると思いますが、結果的にいうと、今年は雨不足やっ猛暑でタヌキマメもあまり咲かないかと思っていたのですが、逆に、株がたくさん出ていました。

最初の偵察はまだ7月末頃に行ったのですが、その時は勿論花はまだ咲いてなくて、でも株数が多いのはわかりました。

数年前から田んぼの周りはイノシシ除けの柵が作られているので、田んぼの上のため池の土手で見てきました。

タヌキマメは湿り気のあところに咲くと言われていますが、ここは周囲はススキみたいな大型の草が生えます。その大型の草の株と株の間に出てきている感じです。

私たち、花の栽培の好きな人間は真夏の暑さを避けるために、山野草の仲間などは草取りをせずに草まみれの方が日焼けや乾燥から守られると考えているのですが、タヌキマメでもそういう環境で真夏の暑さから身を守ったようです。

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1株にかなりの数の花を咲かせるようで、すでに茶色く熟した果実もあれば、蕾もあるという具合です。

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草の間から顔を出して咲いています。

ここは草まみれとはいうものの、農家の人が適度に草刈りをしているので、ちょうどいい具合なのでしょう。

土手の真ん中あたりは綺麗に草刈りされていました。

丁度スズサイコも同じような環境で咲きます。

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毛むくじゃらの果実は色も茶色で、たぬきの尻尾に似ているんでしょうか?

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↑葉っぱは細い葉っぱですね。

花は午後から咲くそうで、あまり早くから見に行っても咲いてないようです。

↑これは9月17日撮影ですが、たぶん10月初めぐらいでも咲いていそうな気がします。

田んぼ周辺の適度に人の手が入ったところに自生するようなのですが、香川ではため池の草刈りなどは集落の人たちが分担して草刈りなどをきちんとするのが、自生が途切れずに咲いている要因のようです。

どこででもは見られない花なので、この環境が守られると素晴らしいですね。

コメント

こんにちは。タヌキマメの自生は見たことがありませんが近隣の公園で見られます。しかし私はいつも午前中に走り回っているので、なかなか開花に出会えません。

多摩NTの住人様、こんばんは。

そちらの公園のタヌキマメは植栽のものなんでしょうか?
秋になると、午前中でも咲いていることもあると書いてありましたが、無駄足になると
いけないので、やっぱり午後に行きます。
私の場合は午前中は自分の庭や育てている花を見て回るので、散策は昼前から午後にかけて
が多いので、ちょうどいいですよ。
モウセンゴケなども確か午前中開花でしたか・・・・スズサイコやユウスゲは夕方だし
いろいろな制約があるので、花散策も難しいですね。

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