7年ぶりに大山ユートピアのお花畑へ、その4、初めての三鈷峰
分岐の画像を撮影していませんが、三鈷峰とユートピアとの分岐に着いたのは12時25分頃のことだったようです。
どちらに先に行くか迷ったのですが、この時間帯だときっとユートピア小屋辺りはお昼休憩される人で混みあっているでしょうから、それを避けて先に三鈷峰に行きましょうということになりました。
↑分岐辺りまでくると急に見ごろのシモツケソウが多くなりました。
ピンクのシモツケソウが咲いていると、そのあたりが華やぎますね。
オレンジ色で目立つコオニユリも急に出てきました。
↑よく目立っているシモツケソウ。
同じピンクのシモツケよりも花期が遅く、両方が見ごろというわけにはいきません。
道沿いにコゴメグサを見つけました。
確か大山で咲くのはキュウシュウコゴメグサでしたね。
これは花が比較的大きいので、よく目につきます。
辺りがガスっていてっ目指す三鈷峰が見えません。
私は自分が三鈷峰に来ていたかどうか、どうも思い出せなかったのですが、こんな道は歩いたことがありません。
ということは前回来た時には三鈷峰には寄らずに帰ったようです。
クガイソウに吸蜜に来ているハチ。
Aさんが気合を入れて撮影されていると思ったら、状態の良いキュウシュウコゴメグサが咲いていました。
キュウシュウとつきますが、中国地方、近畿地方、九州北西部に分布するそうです。
四国には分布しませんが、四国のコゴメグサはナヨナヨコゴメグサにしてもタチコゴメグサにしてもずいぶん小さくてマクロレンズが欲しくなるのですが、このキュウシュウコゴメグサは普通のレンズで十分撮影できます。
↑この辺りが三鈷峰のお花畑になっているようです。
水滴をまとったコオニユリが咲いていて、これは良い被写体ですね。
先ほどまで雨が降っていたので、みずみずしい限りです。
雨やガスは展望がなくて微妙ですが、花は綺麗に写ります。
この白い花はエゾノヨロイグサというそうで、なぜかハエがたかってます。
Hさんに香りを確かめてもらったら、あまりよい香りではないそうです。
サイカクトいう非常に悪臭のある花を育てたことがありますが、サイカクもよくハエがたかっていましたから、似たような香りなのかな?
次回は自分で確かめてみます。
↑Hさんの撮影風景
こんな危なそうなところにコオニユリが咲いてました。
イワキンバイも岩に着生しているので、絵になりますね。
青い花に目が奪われそうになったヤマアジサイ
岩に貼りついて咲いていたのはホソバノヤマハハコでした。
ちょっと前まで下の方が見えていたと思ったら、見る見る間にガスが上がってきました。
↑ガスに巻かれてない場所では登って来る人が良く見えています。
崩落しかかっている場所に差し掛かりました。
一瞬、ずいぶん危険なところを登るんだなぁと思ったら、そこではなく、草つきとの境目を登るようです。
ユートピア辺りもやっぱり崩れかけているんですね。
ここをやり過ごしたら、後はちょっとした登りでした。
12時56分、三鈷峰山頂に着きました。
何方もいらっしゃらなくて、貸し切りのピークです。
山頂の岩の隙間からクルマバナが顔を出して咲いています。
とても可愛くて数枚撮影しました。
もしかしたら普通のクルマバナではなく、ミヤマとかがつくクルマバナかな?と思ったりもしましたが・・・
↑こちらは香川の里山で見かけたクルマバナですが、花はこれと同じなので、普通のクルマバナのようでした。
山頂のヤマアジサイもブルーが素晴らしかったです。
もうとっくにお昼時間を過ぎているのでお腹も空いています。おにぎりを急いで食べては、そのあたりの花を撮影しました。
そうこうするうちに、ほかの登山者も来られました。
間違いなく咲いているホソバノヤマハハコです。
標高の低い場所ではまだ咲いてなかったということは、やはり高いところから秋の花が咲くんですね。
ミヤマホツツジをバックにまだ綺麗に咲いていたシモツケの花。
↑ノリウツギの花で吸蜜しているシジミチョウの仲間
山頂は涼しくて居心地がいいのですが、そろそろユートピアに行かなくてはと思っていた時・・・・
↑山頂にYさんが来られました。
上宝珠越でばったりお会いした高知の山仲間の方です。
私たちがいいつまで経ってもユートピアに来ないので、こちら迄様子を見に来られたようです。
ほんとにお元気でびっくりしました。
Yさんたちは、もう下られるそうで、帰りに温泉に寄ってから高知に帰られるとか・・・
空は相変わらずの曇り空で、ほんの一瞬、上空に青い空がちょこっとだけ覗きましたが、あっという間にそれも消えました。
仕方ない、早くユートピアに行くとしますか。
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