7年ぶりに大山ユートピアのお花畑へ、その1、歩き始めは雨
ササユリのお花見山行は二度も行ったことだし、次に咲く花は?というと、東赤石のシコクギボウシやランの仲間かなとも思えますが、同行のRさんがその前に東赤石に行かれたばかりでした。高知の山仲間のAさんもたぶん大山ユートピアに行かれるかなぁと思い、7月の第4週末はユートピア行きを計画しました。
実はユートピアのお花畑には2015年にはコースを変えて2度も訪れていたのに、その後は訪問していませんでした。この時期は北アルプスなどの遠征の時期と重なることもあったり、体調を崩していた年もあったりで、チャンスがなかったようです。
お花の好きな徳島の山仲間のHさんにも声をかけてみたところ、参加されることとなりました。
この週末も23日にするか24日にするか、天候が悩ましかったのですが、Aさんのご都合も考えて、23日にしました。
↑天気予報では後半は晴れそうな感もありましたが、結局、山にいる最中はほぼ日差しはありませんでした。
曇り空の下、あまり映えませんが、ナンゴククガイソウの咲いているユートピアお花畑です。
その代わり、暑さがつきものの7月のユートピアを覚悟していましたが、終日、涼しく歩けたのは良かったです。
さて、6月23日当日は坂出のいつもの場所に6時集合としました。
徳島でも遠方からみえるHさんや高知のAさんは3時起きしてみえたようです。
この日もAさんが快く車出しをして下さり、あっという間に蒜山SAに着きました。
↑7時20分には蒜山SA到着でしたが、生憎と大山の姿が見えません。
予報では午前中には雨が上がるそうなので、そのうちよくなるでしょう。
↑博労座の駐車場には8時ぐらいに着いたようです。
SAでは雨は上がっていたのですが、駐車場では雨が降っていました。
最初からの雨でちょっとテンションが下がりますが、そういうこともありますよね。
予報では午前中には上がるはずです。
Aさんは傘を差して歩き始め、Hさんはポンチョをかぶられました。
私は今回は雨具を持参でしたが雨具を着るほどではないと思い、ウインドブレーカーを羽織ります。
外気温の表示がされていて21℃。
暑がりのRさんが「涼しい」と喜んでいます。
ザックにもザックカバーをしていざ出発です。(私ときたら、ザックカバーも忘れてました)
石畳の道のわきに黄色い花を見つけました。
キツリフネですね。
その前の堂ヶ森で一輪見たきりだったので、喜んで撮影します。
赤いのも咲いていて、こちらは四国では見かけないツリフネソウです。
中国地方や九州ではたくさん見てるんですけどね。
雨に濡れてしっとりとしたキツリフネとツリフネソウのツーショットです。
石畳の道が結構長いです。
↑8時19分、大神山神社の鳥居をくぐりました。
この先も石畳が続いています。
石畳の道沿いに咲いている白い花はクサアジサイ。
大山のクサアジサイは白い花が多いです。
この後神社に着きお参りを済ませましたが、雨が激しくなってきて、出発のタイミングが難しいです。
ほかのパーティーの方たちも雨宿りしているような感じですが、雨の中を出発されていきました。
待っていても仕方ないので、私たちも出発します。
↑神社の直ぐ近くから登山道が始まっています。
登山道を歩き始めたのは8時46分でした。
何やら赤いものが目に留まりました。
もうトチバニンジンの実が赤くなっているんですね。
早いです。
最初はゆるやかな勾配の道を歩きます。
Rさんに「この上で車道に出ます」と言われ「そうだったかな?」と私。
前回一度登ったきりなので、記憶があいまいです。
考えたら、前回はここを登ったけど、下りは砂滑りで下ってきたので、なおさらあいまいなんですね。
9時3分、ほんと、車道に出てきました。
車道とは言っても、一般の車両は通行できないようです。
先に車道に着いていたはずのAさんの姿が見えません。どちらへ?と思ったら、ソバナを探されていたようです。Aさんは去年もユートピアを訪問されたばかりなので、どこに何が咲いているかを私たちよりよくご存じなのでした。
ほんと、ほんと、ソバナが咲いていました。ちょっと色白のコです。
直ぐ近くに紫色の花色のコもいました。
先ほどの強い雨にたたかれて、花が透き通っています。
5分ほど、ソバナ散策したら、再び登り始めます。
この頃にはもう雨は小降りになっていて、ほとんど降っていません。
7年前に来た時はこんなにヤマアジサイが多かったっけ?と思うほど、ヤマアジサイがたくさん咲いています。
白いクサアジサイの花と綺麗なブルーのヤマアジサイのコラボです。
振り返ると、木々の隙間から、海が見えていました。
そして・・・・・7年前に来た時にも咲いていたヤマジノホトトギスがもう咲いていました。
早咲きのタマガワホトトギスならいざ知らず、ヤマジノホトトギスは四国では8がつにならないと見かけないと思ってましたが、大山は緯度が高いので、やっぱり秋の訪れが早いということかな?
木の根道を登っていきます。
木の方も、有難迷惑だろうけど・・・・
中に大きなブナが横倒しになっています。
まったく最近の雨の降り方は尋常ではないですから、登山道も荒れるのは仕方ないです。
登山道わきにもソバナが綺麗に咲いていました。
これも剣山では8月9日には見たけど、7月中にはあまり咲いていないと思います。
↑9時45分、ブナ林が見える尾根に出ました。
ここが下宝珠越えのようで、ここで休憩することにしました。
雨はもう完全に上がりました。やれやれ。
私とRさんが「小腹が空いたね」と話していると、Hさんがお饅頭を出してくれました。
一口饅頭で、鳥坂饅頭に似ていますが、創業100年なのだそうですから、こちらが元祖ですね。
徳島の羽ノ浦のお饅頭屋さんのだそうです。
一口でつまんで食べられて食べやすいです。
行動食にぴったりだなと思いました。
これでまたしばらく歩けます。
当地ではヤマジノホトトギスの個体数が少なく高尾山でも稀です。今年は何とか見たいと思っています。
投稿: 多摩NTの住人 | 2022年8月11日 (木) 16:08
多摩NTの住人様、こんばんは。
そちらはヤマジノホトトギスが個体数が少ないのですか?
香川や徳島は圧倒的にヤマジノホトトギスが多いですよ。
大山でもこの日見たのはすべてヤマジノ・・・でした。
ヤマホトトギスは高知や愛媛の西の方に多いので、たいていは
どちらのホトトギスも毎年見ていますよ。
投稿: keitann | 2022年8月12日 (金) 23:01