たまには阿讃県境歩き、その1、クロモジを軽トラいっぱいに積んでいる?
彼岸の入りも過ぎて、ようやく朝夕が少し涼しくなったかなぁという9月21日、珍しくいつもの3人で県境を少し歩きました。天気もまずまずだったのですが、Kさんが風邪気味らしいです。Rさんも前日の夜が女子会で遅くなるそうで、遠出は無理というので、近場で花散策歩きとしました。
阿讃県境は山歩きとしては面白くないですが、意外と花は咲きます。
集合時間も勿論遅くして、鷹山公園に9時としました。
ここから竜王山に登るのは私は二度目です。最初は勿論、Rさんと県境歩きをしていた時でした。
我が家からは塩江経由で行くのは遠いので、琴南経由で行きますが、これもなかなか遠くて1時間半ほどかかります。この日はまだ暑さも残っていたのですが、三頭トンネル辺りまでやってくると、20℃以下です。涼しいので車のエアコンはオフにして、窓を開けて走ります。
鷹山公園には9時ギリギリに着きました。
↑ここが懐かしい登山口です。
確か、以前は東京から来られた方がここから竜王山に登ると聞いて驚いたものでした。yamapには各県の最高峰を登るともらえるバッジがあるらしくて、最近はそれをお目当てに登る人もいるらしいですね。
私が駐車した場所と道路を挟んで反対側に軽トラが一台停まっていて、荷台に何やら葉っぱが見えています。
最初は木に絡んだクズを撤去しているのかと思いましたが、近づいてよく見るとクロモジの枝でした。
クロモジをこんなに大量に採集してどうするのかな?と思いました。
↑私たちが登山口を出発して、10mほど登ったところで、背中に大量のクロモジの枝を背負った80代と思しき方が下ってこられました。その辺りは急坂で、登るのもしんどいけど、下るのも足元が大変だと思うのに、大量のクロモジを背負ってるのですから、よほど足腰が達者な方のようです。
すれ違う時「クロモジは何にするんですか?」とお尋ねしたら「ジンの香りづけに使うようです」とおっしゃいます。
その時はよくわからなかったのですが、帰宅してからいろいろと調べたら、ジンは無味無臭のお酒みたいで、それに本来はジュニパーベリーで香りづけするらしく、ジュニパーベリー以外はボタニカル由来の物なら何でも香りづけにしてよいとか。ジュニパーベリーというのは西洋ネズの果実らしいです。
最近はクラフトジンが流行っていて、その香りづけに柚子や緑茶、サンショウなど和素材が利用されるらしくて、中にはクロモジを利用しているクラフトジンもあるそうです。
勉強になりました。
この急坂をどんどん登っていきます。
画像ではわかりにくいですが、結構な急坂でこんな坂が長く続くと、とても登れませんが、精々30分もかかりません。
薄暗いので咲いているのは花つきの悪いシコクママコナぐらいです。
ようやく行く手が明るくなってきて、急坂も終わりそうです。
伐採された斜面が見えてきました。
あれが7~8年前から伐採されている竜王山の斜面です。
辺りが明るくなってきたので、シロヨメナの花が咲いているのが見えてきました。
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