秋の花にはちょっと遅かった比婆山連峰へ、その7、残り花を見ながらのんびりと下山
越原越からの下りは、植林の中の下りで、薄暗いです。
最近、雨が多かったのか、登山道を見ずが流れているところも多く、里山靴ではなくちゃんと登山靴を履いてきて良かったと思ったことでした。
そのほかにもこの道は渡渉する箇所が何か所かありますが、最後も沢を渡ります。

↑最後はこの木製の橋を渡ると、ここから先は林道のような道なのでのんびりと歩けます。

センターまであと1,7キロ。
この場所には以前はベンチがあって、ベンチに座って休憩したものですが、そのベンチはもう壊れていて、仕方なく地べたに腰を下ろして最後の休憩を取りました。
じっとしていると暑さは感じませんが、歩いているとまだまだ汗ばむ陽気なので、水分補給が欠かせません。

休憩を終えて歩きはじめるとすぐ、黄色いケマンソウが咲いていました。
確かここで咲いているのはナガミノツルキケマンでしたね。
春に咲くミヤマキケマンとは違っていたと思いました。

その後も咲いているのを見かけたナガミノツルキケマン。

果実が長いのでそういう名前がついたのだと思いますが、ムラサキケマンもこんな感じの果実でしたよね。

サンインヒキオコシも標高が低くなったからか、まだ咲き始めの株を見ました。

遅くまで咲いていると思うナギナタコウジュの花が咲いていました。

やがて、キャンプ場の辺りまで下ってきたのか、テントが見えてきました。
レンタルテントを貸してもらえるのか、テントはどれも同じテントのようでした。

最後に開けた草っパラの横を歩きますが、これはスキー場のようですね。
正面に見えているのは牛曳山方面だと思いますが、まだ一度もあるいたことが ありません。

この辺りはたたら製鉄が行われていたようです。何度も来ていますが、初めて知りました。
中国地方のたたら製鉄は有名ですが、奥出雲の方で行われていたと思っていたら、庄原でもたたら製鉄が盛んだったんですね。

標高700mぐらいだと思いますが、ナナカマドの実が見事に実っています。

15時30分、駐車場まで下ってきました。
16時までに下れたので、まずまずですね。
この後、センターに立ち寄ってちょっとしたお土産など買い求めました。
すると、朝に出雲峠までのどろんこ道を追い越された単独女性の方も下ってこられてましたので、少しお話をしました。
その方とは、池ノ段を下る途中にすれ違ったので「あら?」と思ったのです。私たちより先に行かれたので、不思議と思ったら、なんと大善原経由で吾妻山まで足を伸ばされたとか。女性の単独の方なのに素晴らしいですね。歩くのも速いし、ガッツがあると思いました。
その後、来た時と同じく、中国道経由で帰宅しましたが、めちゃくちゃ遅くなるというわけでもなく、広島の山と言っても、四国の山と同じ感覚で来ることができて有難いです。
ただ、高速代金がかさむのでたびたびは来れませんが、機会があったら、いつか春にも来てみたいものです。
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