秋の花にはちょっと遅かった比婆山連峰へ、その5、サワフタギの瑠璃色の実

御陵では少しお腹を満たしたら、お次は池ノ段まで一気に歩くつもりです。

ここから越原越えまではゆるゆるとブナ林の中を下っていくのです。

が、その前に、こんな綺麗な青い実が出てきました。

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↑これはサワフタギの青い実です。

別名、ルリミノウシゴロシと言い、こちらの方が覚えやすいかもしれません。

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2年前に,蛾蔵越えから小箱越えとか歩いたのですが、その尾根にもありました。

そして、ここ比婆山でも何年も前に見ていましたが、ここではちょっと久しぶりに見ました。

タンナサワフタギとはよく似ていて、実の色がタンナサワフタギは黒いので、実の時期だけは見分けが容易です。

実のない時は葉の形がタンナサワフタギは先端がとがっていると覚えてましたが、実際に見てみると、サワフタギの葉の方が小さいです。

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タイムリーなことに、その後すぐにタンナサワフタギが出てきました。

実の色も違いますが、葉の大きさが全然違うと思いました。

やはり実物を比較するとよくわかります。

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足元に、今度はキノコの塊が・・・・

これ、実は朝立ち寄った産直で売られていたので覚えてました。

コウタケと言って、1パック2000円もしていたので、まじまじと見ていたのです。

すごくおいしいキノコらしいですが、採取するのは止めておきました。

このぐらいの量なら産直で2000円はすると思います。

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やがて、平坦なところに下ってきました。

この辺が越原越えというようです。

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ここでまたまたサワフタギの青い実が出てきました。

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辺りはブナ林になっていて、ここのブナの純林は天然記念物になっているそうです。

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これはツキヨダケ??

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12時52分、センターへの分岐を通過しました。

下山はここからセンターへ下る予定です。

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分岐を通過した後すぐに、池ノ段への道と立烏帽子山への分岐に差し掛かりました。

いつもは立烏帽子に登り、その後池ノ段へ行くこともありますが、今回は立烏帽子はパスすることにして、直接、池ノ段へと向かいます。

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ここから100mほどの登りを登りますが、例によって、Rさんには先に行ってもらいました。

この日も午後はかなり暑くて、登りになると汗がだらだら流れて、なかなかしんどいです。

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樹林帯を抜けて、最後の登りにかかりますが、この辺りから馬場馳走などが出てきます。

まずはイワショウブの花後の赤い実が見えました。

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ウメバチソウも終わったかと思ってたのですが、まだ咲いてくれてました。

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これはダイセンキスミレの葉っぱですね。

比婆山には春には来たことがないのですが、春もきっと花が多いんでしょうね。

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13時22分、池ノ段山頂に到着です。

Rさんは、なんと10分前に着いていたそうです。元気ですね。

コメント

こんにちは。サワフタギの果実は魅力的ですね。東京では空梅雨と夏の少雨、酷暑で葉が落ちいつも見ている樹では果実は全く稔りませんでした。

多摩NTの住人様、こんばんは。

今年は暑かったので、低山では木の実も不調なものがいくつもありますね。
高い山では綺麗に色づいていたカマツカの木の実も、私の住んでいる市の里山では
一つも実をつけてませんでした。

ここは広島と島根の県境で、標高は1100mほどと高くはないですが、涼しいのは四国の
山よりも低いので、いろいろな果実が見事に色づいてましたよ。サワフタギの実は
あちこちでたくさん見られて、これほど堪能したのは初めてでした。

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