学生時代の山仲間と登る入笠山、その3、ミミガタテンナンショウやニシキウツギ
道はとても良い道で、十分、離合もできる幅があります。
先ほどから、たぶん沢入登山口を目指している車だと思うのですが、ひっきりなしに追い越していきます。
確かネットで調べた情報では沢入登山口は駐車台数は20台ほど、それだからこそ私も早めに行かなくてはと早朝に着くようにやってきたのですが、これだけの車が駐車できるんだろうか?なんて思いながら歩きます。
薄暗い陰地ではテンナンショウが沢山出ていて、仏炎苞を見なければ見分けられないので、持ち上げて撮影してみました。
↑仏炎苞をつまんで引っ張り上げたら、こんな姿でした。
これってミミガタテンナンショウなんじゃないの?
葉っぱも斑入りで綺麗。
辺りはカラマツ林なので、木陰になるところを選んで歩きます。
おや、2色で咲いている花が出てきました。
ニシキウツギらしいです。
自生を見たのは初めてかも。
昔、我が家の庭に2色で咲くウツギが生えてましたが、あれはハコネウツギだったと思いました。
咲き始めできれいです。
今度は道端にツリバナの花。
これは去年の6月に瓶ヶ森を下から登った時にも見たから納得です。
この後、暑いので、ちょっとだけ水分休憩を取りました。
何しろザックがいつもより重いし、この日は朝からかんかん照りで、日向を歩くと暑かったです。
カラマツの奥に2階建て?の建物が見えます。
保養所とか寮?
標高1000m以上で道もいいので、避暑にはピッタリのところですね。
おや、これは?
ギンランみたいだけど、葉っぱがちょっと違いますね。
ササバギンラン?
下の方ではすでに花が終わっておいたヤマツツジの花が、ここまでくると咲いてます。
ここは何かのキャンプ場みたいでした。
あれれ、今度は正真正銘のギンランです。
今年はギンランを見てなかったからラッキー。
またまたニシキウツギの花が紅白で咲いてます。
道路法面にヒメウツギが咲いていました。
四国の高いところでも、そんな季節ですね。
これは普通のウツギと思ったけど、コウツギかなぁ?
草ですけど、この時期に咲いているということでムラサキケマンの花。
そして、これもササバギンランみたい。
名前は知ってたけど、実物は初めて見ます。
クサボタンの葉っぱも出てきました。
この先がT字路になっていて、これを左に行けば登山口は直ぐです。
まずは「法華道」という道標が出てきました。
法華道というのは、甲州街道から分かれて、高遠の方に出ていく道らしいです。
そしてT字路に突き当たったところに、「沢入駐車場」の文字。
やれやれ、やっとこさで登山口までやってきました。
左に曲がって少し歩いたら、路肩に路上駐車の列がずらりと並んでました。
上の方から下りてくる車の中から、私と同じぐらいの女性が身を乗り出して「あと少しだから頑張ってください」という声がかかりました。
まぁ、この日、車道歩きで登山口へ向かっているのは私ぐらいのものですから、よほどの物好きに見えますよね。
登山口手前のカーブでもすでにレンゲツツジが咲いてました。
↑9時18分、ようやく沢入登山口に着きました。
6時47分に歩き始め、休憩や撮影を含めると約2時間半の歩きとなりました。
駐車場は満車で、20台よりはもっと多くの車が入っています。
この日まで、週末はほぼあめばかりで、この日は久々の天気の良い週末、しかも入笠山には花がいっぱい咲き始めたというので、あちこちから人が押し寄せたみたいでした。
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