夏の大祭中の石鎚に初めて登る、その2、朝一でササユリに会えた
土小屋に着いて二人でびっくりしました。
日曜日だから車は多いと思っていましたが、それにしても多すぎ、おまけにバスまで来てるし・・・・
あ、今日は7月6日、石鎚の夏の大祭の期間なのでした。二人そろって、うかつにもそのことをすっかり忘れてました。よりにもよって、大祭中の人が一番多いであろう日曜日に来てしまったのです。
↑駐車場の奥まで行ってみましたが、もちろん空いているスペースはなく、仕方ない…国民宿舎の方に置くかなぁ?などと話してましたが、路肩の邪魔にならない場所が空いていたので、駐車しました。いつもはこんなところに置いてあるのは見かけませんが、大祭中は大目に見てくれるみたいです。
何より驚いたのは、トイレのすぐ向こうの遥拝殿で太鼓がどんどん鳴ってるし、ほら貝はぶおーぶおーと鳴ってるし、まるでジャズコンサートでもやってるかと思うようなにぎやかな音。
自分の中に眠っていた原始的なものが目を覚ますような音でした。
歩いている人の大半は登山者ではなく信者さんなのでした。
私たちも支度をして、白装束の方帯に混じって出発します。
前日に調べておいたyamapの記録ではどうやら展望園地のササユリが咲いているようです。
山道を歩きはじめて5分ぐらいで展望園地と書かれた道標があったので、ササの中を登ってみます。
石鎚には20回ほど来てるけど、今まで展望園地に寄り道なんてしたことありません。
登り始めてものの3分もしないうちに、可愛いのが咲いてました。
色と言い形と言い申し分ないですね。
なおも進むと、淡いピンクの花が咲いてます。
一番高いところまで行ったら、見事な大株がありました。
石鎚のササユリ・…一番良い日に来られたようです。
展望園地というからにはどこが展望できるのかと思ったら、やっぱりというか石鎚でした。
その後は、元の登山道に戻り、まずは第一ベンチを目指します。
途中で咲いているのはヤマアジサイぐらい。
ササユリの季節は、ほかの花にはまだ少し早いようです。
その間も信者さんのグループに追い越してもらったり、すでに下山されている信者さんとすれ違うために立ち止まったり。
真夏の石鎚も結構な人出ですが、この日はさすがに大祭中の日曜日とあって、人が多かったです。
サワオトギリかな?
オトギリソウの仲間は種類が多くて、同定も難しいですね。
シロドウダンは終盤ですでに花の落ちた後のようです。
↑舌状花が5枚なのでニガナの花ですね。
クロヅルの花も咲き始めています。
↑9時49分、第一ベンチ辺りで休憩を取ります。
今まで見たことがなかったですが、ここには救護所のようなテントが張られていました。
お医者さんや看護婦さんも詰めておられて、けがや病気の人に対応してくださるようです。
気温は25℃ほどで、涼しかったのですが、それでも歩いていると暑いので休憩中に凍らせたアクエリアスを半分ほど飲んでしまいました。水分は2リットルちょっと持参してますが、この調子だと下山までにほぼ飲み尽くしそうな予感。いざとなれば、山頂小屋で冷たい飲み物を買いますか。
15分ほど休憩したら、再び歩きはじめます。
信者さんたちの中には早朝にお参りされて、もう下山のに方もたくさんすれ違いました。
こんな暑い日はそれが正解ですね。
途中から稜線の東側を巻きますが、ここからは木陰の中を歩くし風が通って別天地のように涼しいです。
途中、弥山の神社が見えましたが、周囲にのぼりがぐるりと立っていて、いつもとは様子が違います。
フジイバラかな。
高山性のバラでしょうね。
もうすぐ、東稜基部に着きそうです、
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