大森・佐々連尾でアケボノを見る、その4、佐々連尾山頂直前で劇的な青空
大森山に着いた時もガスが出たりして、天候回復の兆しがなかなかありません。
特に愛媛側は曇ったままなので、稜線より北側に位置する土佐峰にはこの時点で行くことを諦めました。
行動食を食べたら、この日の目的のピークとなった佐々連尾目指していざ出発です。
↑とはいえ、出発早々、こんな感じの中を歩きます。
幻想的と言えば聞こえはいいけど、ガスの中、テンションが下がります。
出発してすぐの佐々連尾山頂方面。
その一分後には、少し晴れ間が出てきたような感じです。
天気の変化が目まぐるしいです。
書き忘れましたが、大森山山頂に着く10分ほど前に、早くも下山中の若者に会いました。この方の目的はブナらしく、大ブナの駄場からの帰りのようでした。
そして、この辺りで、朝、登山口でお会いした高知の警察官の方とすれ違いました。
警官の方もすでに佐々連尾に行った帰りのようでしたが、膝が傷むので、早めに引き上げますと仰ってました。
ところが、この後、30分ほどで、綺麗に晴れたのです、
お二人ともあと1時間粘っていればねぇ。
稜線通過中に見かけたものすごく花つきの良いトサミツバツツジ。
笹の中の歩きではワチガイソウがササの中でいっぱい咲いていて、たくましさにびっくりしました。
ワチガイソウって、こんなに強い花なんですねぇ。
南側の斜面にひときわ花つきの良いアケボノの大株があって、遠くからでも目立っていました。
ようやく陽射しに当たったアケボノを撮影することができました。
何とか天候回復の見込みありでしょうか?
まだまだ蕾もあって、あと数日は楽しめそうですね。
ひときわ色の濃い株もあります。
稜線直下南側斜面を見下ろすと、点々とピンクの色。そしてその手前には何かの芽吹きの色。
振り返ると撮影中のKさんの向こう側には青空も垣間見えてます。
笹原歩きでは、今度はとても綺麗なフイリシハイスミレを発見。
距がピンクで、素晴らしい別嬪さんです。
その数分後にはワチガイソウがまたまた咲いています。
ブナの木にはアオベンケイが着生して・・・・
12時7分、佐々連尾山頂を目前にして、突如、目の前の空が青空になりました。
え~~、こんなに突然青空になるなんて、信じられない思いです。
後ろを振り向くと、玉取山から大土岐山までの稜線がはっきりと見えています。
こんなことってあるんでしょうか。
いやいや、山にはこういうことがよくあるんですよね。
目の前の佐々連尾山頂の南側に、とりわけ綺麗なアケボノが見えています。
これはぜひとも、あの株を見に行かなくては‥‥なんて思いながら最後の登りを登りました。
振り向くと、Kさんの足取りも気のせいか軽そうですね。
12時13分、そんな訳で貸し切りの佐々連尾山頂に到着です。
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