春に初めて登る、雲辺寺の遍路道、その6、山頂でスミレを見る
標高1000mに満たないとはいえ、標高200mぐらいから登り始めて1000m弱まで登ると、植生の変化はとてもよくわかります。
↑この日は山の天気もあまりよくなかったみたいで、徳島の中津山は何とか見えてますが、その南側の剣山系はどんよりと雲がかかってます。
ユキノシタの葉っぱと一緒にヤマエンゴサクが咲いてました。
山頂周辺のベンチでお昼を食べていたら、紫色のスミレが見えてます。
この時は何というスミレかわからなかったのですが、詳しいサイトで尋ねてみたら、どうやら何もつかないスミレだったようです。スミレは車道沿いに咲くものと思っていたので、ちょっとびっくりしました。ここは標高1000m近いですが、雲辺寺には車道もあるし、ロープウエイもあるので、下から種が運ばれたのかもしれません。
桜の時期にはスミレとよく言われますが、山頂ではほんとに山桜が満開です。
それにしても、今年の春は下界ではスミレを見なかったのに、標高1000m弱まで来て、スミレを見るとはね。
こちらはコタチツボスミレかなぁ。
下山はロープウエイでと思っていたけど、片道だけなのにずいぶん運賃が高くなっていたので、気が変わって歩いて下ることにしました。ロープウエイで下っても、その後、駐車地点まで小一時間歩くので、それなら歩いて下った方が早いみたいだし・・・
結局、半分小走りで下ったので16時半には下山できました。
それに、帰路では別の花も見られたので、満足です。
下り初めで神戸からの単独男性のお遍路さんと一緒になりましたが、一升水で追いつき、その後は先に下らせていただきました。その方はひざを痛めてらっしゃるようで、急坂の下りは苦手とおっしゃってました。
車に乗って2分も走ったら、雨が降り始め間一髪でした。
春の雲辺寺に咲くスミレをいろいろと見られて、なかなか実り多い歩きでした。
自家の記事では、この日見られたヒナスミレなどをご紹介したいと思います。
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