年末に思いがけず玉野アルプスを歩く、その2、ニコニコ岩を通過し、海まで下る
王子ヶ岳というのはこの辺り一帯をそう呼んでいるようです。
2014年に一人で歩いた時は、たぶん山頂までも来ないまま、車道を下ってあとは玉野まで海岸沿いをずっと歩いたのでした。なので、展望所から西の道はこれから初めて歩きます。
↑道沿いのツツジの木に、綺麗な色のウスタビガのマユがぶら下がっていました。
昔からこれを見るのが好きで、冬場の山歩きの楽しみだったのですが、最近はあまり見かけなくなりました。
この時見たマユは特に綺麗な抹茶色をしていて、しばらく見入ってしまいました。
やがて丘のような草っぱらに着きましたが、この辺りが山頂だったようです。
9時12分に山頂周辺に着きました。
東屋が建っていて三角点もその近くにありました。
が、エントツ山さんがまだ来られないので、しばし待ちます。
風が吹きっさらしであまりにも寒いので、少し風が咲けられる場所に行って、展望を楽しんだりします・
展望所から眺めた日比の精錬所方面。
今からいったん、下の車道へと下るようです。
ヤブツバキの木の速いのが咲いてないかと探しますが、この日はまだ咲いていませんでした。
いちばん膨らんでいた蕾です。
↑9時25分、エントツ山さんも到着されたので、5人で三角点を囲んで記念撮影です。
これがこの日一つ目の三角点。
少し離れた場所にニコニコ岩が見えていますが、道標などがなく、どの道を行けばいいのかよくわかりません。
雪を避けて岡山に旅行に来たという石川県からのカップルに道を尋ねられ、下った道はどうも間違っていたようで、また元に戻り、別ルートを歩きます。
結局、赤いサザンカが満開だったこの道を下るのが正解だったようです。
しばらくして、ニコニコ岩の東側100mぐらいまでやってきました。
ここで石川県のカップルにスマホで撮影してもらったりします。
ニコニコ岩って、眺めるだけで行けないのかと思ったら、行けるそうで、玉野アルプス縦走で通過する場所らしいです。前日が忙しかったので、予習する間もなく、コースがいまいちわかってない私でした。
王子ヶ岳周辺は野良猫が多く、どのネコも良く太っています。
嘘かほんとか、餌付けされているイノシシもいるとかで、そんな馬鹿なと思ってしまいました。
9時50分、ニコニコ岩に到着。
このお二人が石川県から来られたカップル
彼らの親世代よりも年上の私たちに良くおつきあいくださいました。
そして私たちもカップルの方に、記念写真を撮ってもらいました。
年取ると、年末の超忙しい時にこんなことしてられるのですから、年取るのも悪くないですね。
先ほど下ってきた王子ヶ岳方面。山頂は新割山ともいうようです。
山という感じには見えません。
瀬戸内海に浮かぶ小槌島の周囲だけが海が光っています。
いったん、渋川海岸に下った後に登るらしい宮田山が見えています。
皆さん、思い思いに好きな場所で撮影中。
Rさんが、突端の岩に立っていた私を撮影してくれたものです。
撮影タイムも終了し、いよいよ長い歩きに戻ります。
細長い葉っぱが目立つこの木。
Aさんと何だろう?と話してましたが、今になって思い出しました。タイミンタチバナかな。
高知でも見ているし、小豆島でも見ていました。
小さな丸いのは蕾みたいですね。
クチナシの果実も見たので撮影。
10時17分、平坦地を歩いていたら「矢出山」という道標が立ってました。
その後、途中で二股に分かれた道の登りの道を進むと、またまた「矢出山」。
どうやらこちらがほんとのンピークのようです。
先ほどのは通過点でしょうね。
登ってきた道を下って、分岐から元の道を下ります。
途中に展望のいい岩場。
男性陣3人で記念撮影です。
私も途中で撮っていただきました。
このころは青空で気持ちいいです。
海水浴場でもある渋川海岸がすぐ下に見えてきました。
煙突の手前に見えているのが次に登る予定の宮田山です。
これは「落ちない岩」かなぁ?
海岸へと急降下の最中です。
10時42分、柵を開けて車道へと下ってきました。
こんにちは。ウスタビガの果実は鮮やかな色ですね。数年前に見たきりでこのところ出会いがありません。
投稿: 多摩NTの住人 | 2025年1月16日 (木) 16:33
多摩NTの住人様、こんばんは。
ウスタビガのマユ、以前は一冬に何度か見かけていましたけど、最近は一冬に一度見れば
いい方ですね。環境の変化がこういうところにも表れているのでなければいいですが。
投稿: keitann | 2025年1月16日 (木) 21:58
keitann様 こんにちは
ウスタビガの繭(関東の一部で「カラジッコ」と呼んでいた)は小生も最近見ていません。それまでは冬山歩きのある場所で毎年見ることが出来たのですが、ここのところ見なくなってしまいました。
環境の変化で絶えてしまったのかと心配しています。
ところで前記事のレスでこの山行では17kmほど歩いたとありましたが、これは凄いですね。平地で根を詰めて歩いても15k超えはなかなかだと思いました。
投稿: ぶちょうほう | 2025年1月26日 (日) 12:00
ぶちょうほう様、こんばんは。
ウスタビガの繭、年末に玉野アルプスで見て以来、見てなかったのですが、たまたま
本日、友人と一緒に瀬戸内の小島に行ったら、島の山で見ることができましたよ。
でも、今までだったら、ちょっと里山を歩けば必ずのように見ていたのに、最近は
めったに見なくなって、それも環境が変わったせいかと心配になりますよね。
この時の玉野アルプスは何しろまともな休憩はお昼休憩ぐらいで、それ以外はぶっ続けで
3時間ほど歩いたりと、私にしてはよく歩きましたよ。まぁ、男の方が3人いらっしゃったので
私たちとは歩き方が違うということもあったし、ペース配分がうまくいかなかったというのも
ありますね。でも、翌日もそれほど疲れもせず、年末の用事が済ませられたので、良しという
ことですね。
投稿: keitann | 2025年1月26日 (日) 22:22